日本から遥々パラグアイへ旅行に来たら、現地ならではのおいしいパラグアイ料理を食べたいですよね。パラグアイには南米らしい特徴的な料理が沢山ありますが、限られた期間でどれを食べたらいいのか悩みどころです。そこで今回は、パラグアイ渡航経験のある筆者が、現地でぜひ食べてもらいたいおすすめパラグアイ料理をご紹介します。
現地で絶対食べたいおすすめパラグアイ料理10選!
1. アサード / Asado
(mingo_py)
パラグアイといえばこの料理がいちばん有名なのではないでしょうか。日本でいうBBQの焼肉のようなものですが、ソーセージや牛肉のあばら肉などを塩で味付けし炭火焼きにしたものです。パラグアイではよく家族で集まって日曜日に食べる食事なのだそうです。パラグアイではあまり野菜を食べる習慣がなく、肉メインの食事が多いため、このアサードはパラグアイ人にとっては特に馴染みの深い料理です。Churrasqueria Valencia (シュラスケリア・バレンシア)はスペイン人が営むおすすめのレストランです。室外の窯で炭火焼きされたアサードを楽しむことができます!
2. エンパナーダ / Empanada
パラグアイだけでなく南米でよく食べられているのかこのエンパナーダです。道端などの屋台で100円ぐらいの金額でよく売られているので、お腹すいた時などに軽食で食べられる国民食ではないでしょうか。中に具材を入れてそれを揚げたものです。温かいものは中がホクホクしていて、一つでも意外に食べごたえがありお腹いっぱいになったりしますよ!
3. チュラスコ / Churrasco
(Moow)
ブラジル料理の「シュラスコ」は日本でもブームになっていますが、これがパラグアイでは「チュラスコ」と呼ばれており、パラグアイでもよく食べられています。大きな肉を串刺しにして回転させながら表面を焼き薄く切って食べます。南米らしい大胆なスタイルです。ダイナミックな南米らしいものを食べたいときにはどうぞこちらを試してください。このような肉料理はエスパーニャ通り沿いに多くあります。
4. ミラネッサ / Milanesas
ミラネッサはミラノ風という意味で鶏や牛のカツを指します。南米全土で食べられておりお肉に卵をくぐらせパン粉を付けて揚げます。サクサクでおいしく、たまらない食感です。塩などで味付けすることが多いですがシンプルで日本人にも食べやすい食事です。パラグアイの庶民的な料理はセントロ付近に多く食堂があります。
5. アルボンディガス / Albondigas
肉団子という意味のアルボンディガスはスペインの移民によって持ち込まれた食文化です。よくトマトソースと一緒に煮たアルボンディガスを見かけます。ひき肉を丸くミートボール状にし、トマト煮で味付けしてあります。日本人にも食べやすい料理ではないでしょうか。こちらもスペインや南米ではよく見られる一品です。
6. カルドデガジーニャ / Caldo de gallina
カルドは「温かい」や「水炊きのような煮込んだスープ」という意味がありますが、鶏肉が入ったスープになります。他の南米の国ではたっぷりの野菜やパスタなどが入っていますが、肉を多く食べるパラグアイでは鶏肉だけのときや、少しの野菜しか入っていないことが多いようです。ただ、少しとろみが付いているのでまた他の国とは違った味わいを楽しめます。
7. チーパグアス / Chipa guazu
チパガスともいわれているこのグラタンのような料理は、とうもろこしと玉ねぎを練り混ぜ合わせチーズも混ぜてオーブンで焼いた料理です。少し固いキッシュのような食感でパラグアイの主食として知られています。少し形の残ったとうもろこしが良い食感となりチーズもアクセントとなって後を引く美味しさでクリーミーな料理です。パラグアイの家庭料理を味わってみたい方にはこのチーパグアスはいかがでしょうか?
アスンシオンのEstrella y AlberdiにあるBolsi(ボルシ)という広いレストランではこのチーパグアスを楽しむことができます。
8. マテ茶 / Mate
パラグアイ人はどこへ行くにも、この冷やしたマテ茶(テレレ)を持って日陰で休みお茶を飲んでいます。これはただ休憩しているだけでなく肉食文化圏のパラグアイでは野菜を摂取することが少ないので栄養をお茶で補っているのです。マテ茶は「飲むサラダ」とも言われるほど豊富な栄養素とビタミンを含んでいるためパラグアイ人には無くてはならないものとなっています。マテ茶はスーパーに売ってありますが、道端で売ってあるマテ茶を試してみても楽しいでしょう。
なお、お土産にもマテ茶グッズは最適です。「パラグアイお土産調査!貰って嬉しい超おすすめ10選!」に詳しく紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。
9. ソパ・パラグアージャ / Sopa Paraguaya
(Instituto Cervantes de Tokio)
「パラグアイのスープ」という意味のソパ・パラグアージャですが、実はスープではありません。パラグアイではとうもろこしとチーズを入れたパウンドケーキのようなものを指します。
昔、パラグアイの料理人がコーンスープを作ろうとした際に、水分を飛ばしすぎてしまい、できたのがこのソパ・パラグアージャと言われています。今ではおやつとしてパラグアイの国民食とも言われるほどよくパラグアイ人に親しまれているお菓子です。
コーンケーキのような食感なのでパラグアイで有名なマテ茶を一緒に、食後のデザートにいかがでしょうか?
10. アルファフォレス / Alfajores
(K Hardy)
南米で食べられているお菓子、アルファフォレスはパラグアイでも食べることができます。ドルセレチェと呼ばれる甘い練乳のような濃厚なミルクソースを厚みのあるクッキーで挟み、全体にチョコレートをかけたり、ココナッツをまぶしたりしています。とっても甘いお菓子で、パラグアイではパン屋やケーキ屋に売られており100円もしない金額で買うことができます。国民から愛されているお菓子です。
まとめ
いかがでしたか?
お肉が主に食べられているパラグアイではおいしいお肉をいただくことができます。他の国の食文化も入ってきており、パラグアイ独自の文化とうまく融合しているので、様々な国の文化を感じながら味わうことができますね。またお菓子が好きなパラグアイ人ならではの料理・お菓子もあるのでぜひ試してください。食も旅の醍醐味なのでぜひ美味しい食事も楽しんでくださいね!
現地で絶対食べたいおすすめパラグアイ料理10選!
1. アサード / Asado
2. エンパナーダ / Empanada
3. チュラスコ / Churrasco
4. ミラネッサ / Milanesas
5. アルボンディガス / Albondigas
6. カルドデガジーニャ / Caldo de gallina
7. チーパグアス / Chipa guazu
8. マテ茶 / Mate
9. ソパ・パラグアージャ / Sopa Paraguaya
10. アルファフォレス / Alfajores