ポルトガルのお土産調査!貰って嬉しい超おすすめ10選!

(sogni_hal)

イベリア半島にひっそりとたたずむ国ポルトガル。実はヨーロッパの中で初めて日本と関りを持った国で、テンプラ、コンペイトウなど数多くのポルトガル語が今もそのまま日本語として残っています。そんな日本と深い関わりがあるポルトガルのお土産は一体どんなものがあるのでしょうか。

そこで今回は、現地へ何度も渡航経験のある筆者が、ポルトガルのおすすめお土産を詳しくご紹介します。

 

ポルトガルのお土産調査!貰って嬉しい超おすすめ10選!

 

1. コンペイトウ・confeito(コンフィエイト)

(Mokeneco)

コンペイトウは、漢字では「金平糖」となりますが、実はポルトガルから伝わってきた南蛮菓子なのです。ポルトガル語の「コンフィエイト」とは、「球状のお菓子」という意味。色とりどりのカラフルな可愛い砂糖菓子は、お菓子屋さんやカフェなどで袋詰めにされて売られています。飾っておくだけでも、可愛いお土産ですね。

 

2. 絵タイル・Azulejos(アズレージョ)

(ANA LUA)

アズレージョとは、上薬をかけて焼いた装飾タイルのことで、その歴史は古く、15世紀まで遡ります。家の中や外観装飾はもちろんのこと、宮殿や駅、そして教会の壁や天井の装飾まで、至る所にアズレージョが用いられているのはポルトガル独自の文化と言えます。

ポルトガル全国のアズレージョを扱っているショップには、本格的なものから気軽なお土産品まで豊富に揃っていますので、ぜひポルトガルらしいお土産のひとつとして選ばれてはいかがですか?壁かけや鍋敷き、可愛いフックもおすすめです。

 

3. コルク製品・Cortica(コルティッサ)

(Thamy Cavassani)

ポルトガルのコルクは、2000年もの古い歴史を持ち、世界生産量の70%を占めています。スペインとの国境付近には、見渡す限りコルクの樹が続いており、近くのエヴォラという町には、たくさんのコルク製品の店が並んでいるのできっと驚くことでしょう。コルクの樹は、4年に1回皮を剥がして、製品に加工します。ワインやシャンパンのボトルに使用されるコルクはもちろんのこと、様々な製品に変わります。

コルクは、非常に丈夫で、水をはじくという性質を生かし、バッグやお財布、アクセサリー、iPhoneケース、ジャケット、小物入れなども作られているんですよ。その他、帽子や傘、靴まで豊富に揃っており、ポルトガル全国にお店があります。自分へのお土産に、ポルトガルでしか購入できない、珍しいコルク製品なんていかがでしょうか?

 

4. フィリグラーナ / Filigrana

(Enrique Domingo)

フィリグラーナは、ポルトガルの伝統工芸のひとつの金銀細工。熟練した職人が作る繊細なフィリグラーナは、針金や小玉を利用して金糸・銀糸を編みこんだもので、模様が細かいほど、高価であると言われております。

ポルトガルでは昔、女の子が生まれるとお祝いに球状のフィリグラーナを贈る習慣がありました。いくつか集まると、紐に通して、それを大事に身に着けていたのです。そして彼女たちは、少女になると卵や鶏を売って得たお金で、一粒一粒買い足してネックレスを完成させていたのだそう。きっと、お守りのように大切にしていたんですね。

そんな素敵な伝統のフィリグラーナ、お土産に出来るお手頃なものから一生ものの高価なものまで幅広く揃っておりますので、ポルトガルを訪れた記念にいかがでしょうか?

ここで、注意をしたい点として、機械での大量生産とハンドメイドではお値段が大幅に異なるということ。ぜひ本物を買い求めたいという方は、フィリグラーナ専門店へ行くことをおすすめいたします。

 

5. バレステロスの雄鶏 GALO DE BARCELOS

(Manuel Faisco)

空港内のショップや観光地など、ポルトガルの至る所で目にする、カラフルな雄鶏グッズ。鶏は、ポルトガルの国鳥でもあるので、ポルトガル土産としてとても人気のあるキャラクターです。このキャラクターの正式名は、「バレステロスの雄鶏」。この雄鶏は、「ガロちゃん」と呼ばれており、ポルトガルでは幸運のシンボルとして親しまれています。さて、このガロちゃんには、いくつか伝説があるのですが、そのひとつをご紹介しましょう。

昔々、平和なバルセロスの町の大きなお屋敷で、銀貨が盗まれるという事件が起こりました。ちょうどその頃、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼の旅の途中、バルセロスに宿泊していた青年に無実の罪が着せられ、死刑執行を言い渡されます。

しかし、無実を主張する青年は判事にこう言いました。「私が無実であるという証拠に聖母マリアが奇跡をおこし、刑が執行される時に、お宅の今晩の夕食に出る丸焼きの雄鶏が声をあげて鳴くだろう。」と。そして、青年の絞首刑が執行されるというまさにその時、判事の食卓の丸焦げの雄鶏が、皿の上に立ちあがり高らかな叫び声をあげるという奇跡が起こりました。

この奇跡に驚いた判事はあわてて死刑執行場へ行きますが、刑はすでに執行されていました。しかし、不思議なことに、青年の首にかけられた縄は緩んでおり、奇跡的に一命をとりとめ無事に釈放されたそうです。

さあ、そんな幸運のシンボルであるポルトガルの「ガロちゃん」。伝説のお話をそえてお土産にいかがですか。

 

6. 塩の花 Flor de Sal

(Stijn Nieuwendijk)

ポルトガルのアヴェイロには、塩田があり、上質の塩が作られています。「塩の花」とは、塩田に引き込んだ海水を天日で蒸発させて塩を作る時に、海水の表面にできる結晶だけを集めた上質の食塩です。アヴェイロの塩田は、古くから良質の天日塩を作ることで有名な一大生産地でしたが、現在はほんの数か所しか残されておらず、「塩の花」は大変貴重な塩となっています。

スーパーに行くと、普通の天日塩もとても安く売られていますが、ぜひアヴェイロ産の「塩の花」を選んでみてはいかがでしょうか。お料理好きなお友達へあげたらきっと喜ばれると思います。

 

7. アヴェイロの郷土菓子 オヴォシュ・モーレシュ Ovos Moles

(ana campos)

ポルトガルの「水の都」と呼ばれる町アヴェイロ名物のお菓子は、オヴォシュ・モーレシュ。日本の「最中」とよく似ています。このお菓子は、アヴェイロの旧イエス修道院の修道女たちの手によって、15世紀に生まれたものだそうですが、日本で最中の原形が考案されたとされるのは江戸時代のこと。江戸時代といえば、17~19世紀ですから、もしかしたら金平糖などと同じように「最中」のルーツもポルトガルにあるのかもしれませんね。

オヴォシュ・モーレシュの中身には「オヴォシュ・クリーム」と呼ばれる卵黄を使ったものが詰められており、魚介類がモチーフとなっています。また、ワイン樽の形をしたものもあり、運河の町アヴェイロには、かつて船でたくさんのワイン樽が運び込まれていたのだとか。

可愛らしいペインテイングが施された、お土産用の木製のワイン樽にクリームを詰めてくれるお店もあるのでおすすめ。

 

8. サクランボのお酒 ジンジャーニャ Ginjinha

(We Love Lisbon)

王女の避暑地と呼ばれる可愛らしい町「オビドス」名産のさくらんぼのリキュール「ジンジャーニャ」。アルコール度数の高い蒸留酒に、さくらんぼを半年から1年くらい漬け込んで、砂糖を加えたお酒。度数は、17度もあるちょっぴり甘いリキュール。チョコレートで出来た小さなカップに注いで飲んだり、アイスクリームやフルーツにかけたりと幅広く使えます。ビンが可愛いので、お土産にするととても喜ばれること間違いなし。

割れないように衣類などに包んで、スーツケースの中に入れて持ち帰りましょう。

 

9. 陶器「ヴィスタ・アレグレ」Vista Alegre

(Jori Avlis)

「ヴィスタ・アレグレ」は、1824年に創設された由緒あるポルトガルの高級陶磁器。カップや小皿など、美しいポルトガルの風景が描かれたものなどはお土産にすると喜ばれるものばかりです。

ポルトガルの老舗ブランドである「ヴィスタ・アレグレ」は、かつては王室御用達の陶器を手掛けていたこともあるんです。しかし、高級なものばかりではなく、お手頃価格のものも多くありますので、見に行ってみてはいかがですか?

リスボンには路面店の他、多くのショッピングセンターの中にもショップがありますので、ポルトガル土産にきちんとしたものをプレゼントするならおすすめです。

 

10. イワシのパテ Pate de Sardinha

(Dave Collier)

かつては、新鮮なイワシをレストランの軒先で炭焼きにしている様子が、ポルトガルらしい風景でもありましたが、近年になってからイワシを店の外で焼くのが禁止となってしまいました。外で焼くのが禁止といえども、大西洋に面したポルトガルでは、新鮮なイワシのグリルを提供してくれるレストランが多くあります。そんな新鮮なイワシを使ったパテはお土産にとてもおすすめですよ。

スーパーに行くと、小ぶりのジャムのパックのような可愛いパッケージに入って売られています。スライスして焼いたバゲットに塗って、オリーブオイルを少したらして食べるととても美味しく、ワインにもよく合います。数個パックになっているものもあるので、バラマキ土産にいいかもしれませんね。軽くてかさばらないので便利。マグロやサーモンのパテもありますが、ポルトガルらしくイワシを選びたいですね。

 

まとめ

いかがでしたか?
大航海時代に栄え、日本ともゆかりが深かった国ポルトガルへ行ったら、そういう歴史的な背景も踏まえてお土産を選ぶのもいいですよね。今回は、筆者自身も貰ったら嬉しいと思うものばかりを選んでみました。ぜひ参考になさってください。

 

ポルトガルのお土産調査!貰って嬉しい超おすすめ10選!

1. コンペイトウ・confeito(コンフィエイト)

2. 絵タイル・Azulejos(アズレージョ)

3. コルク製品・Cortica(コルティッサ)

4. フィリグラーナ / Filigrana

5. バレステロスの雄鶏 GALO DE BARCELOS

6. 塩の花 Flor de Sal

7. アヴェイロの郷土菓子 オヴォシュ・モーレシュOvos Moles

8. サクランボのお酒 ジンジャーニャ Ginjinha

9. 陶器「ヴィスタ・アレグレ」Vista Alegre

10. イワシのパテ Pate de Sardinha

 


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