カタールの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地の8つの注意事項!

カタールの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地の8つの注意事項!

2022年にワールドカップの開催も決定し、注目度の上がっているカタール。とはいえ現地の情報はまだまだ少なく、治安が悪いのでは?旅行やトランジットで訪れても大丈夫?と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

筆者は4年ほどカタールに滞在していましたが、ポイントを押さえていれば、危険な思いをすることもなく、快適に過ごすことができました。そこで今回は、現地で安全に過ごすために事前に知るべき治安情報やトラブルに関する注意事項をご紹介します。

 

カタールの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地の8つの注意事項!

 

1. イスラム圏の宗教や文化を尊重する

カタールはイスラム教の国です。物事の考え方や、服装、日常生活におけるルールに関しても、日本とは異なる点が多く見られます。郷に入っては郷に従えの精神で、イスラム圏における宗教や文化をリスペクトし、公共の場で、宗教や文化についての悪口を言うようなことは決してしないでください。

入国する前に、イスラム教に関しての簡単な知識を身に着けておくことで、快適かつ充実した時間を過ごすことができますよ。

 

2. 露出の高い服装は避ける

 

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В память о месте, где нога моя не станет еще ближайшие пару месяцев🥵 жарааа

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イスラム教では露出の高い服装は不適切とされています。海外からの労働者も多いカタールでは、異教徒にイスラム教徒と同様の服装を求めることは基本的にありませんが、女性はタンクトップ、ミニスカートといった肌の露出が高い物や身体のラインがわかるような服装は避けるべき。男性もタンクトップや短パンなどは避ける方が無難です。

一部のショッピングモールや美術館、政府関連の施設では、上記のような服装では出入りを断られることもあります。

 

3. お酒や豚肉は禁止!?

イスラムの戒律によって、飲酒や酒類・豚肉の販売は原則禁止されています。許可を得た一部ホテルのレストランでは、お酒を楽しむことも可能ですが、泥酔した状態での外出等は現地の人々に不快な思いをさせることにもつながり、トラブルの原因にも。飲酒に伴うトラブルには厳罰が課せられますので、十分に気を付けてください。

また、国外からの酒類・豚肉の持ち込みも禁止です。カタール入国前に免税店などで酒類を購入し、持ち込むこともやめましょう。

 

4. ラマダン(断食月)の飲食


ラマダンとはイスラム歴の9番目の月のことです。イスラム教徒は約1か月間、夜明けから日没まで飲食を断って、神の恵みに感謝します。イスラム歴は月の満ち欠けに基づく太陰暦で、1年は354日。太陽暦より11日少ないため、ラマダンの期間も毎年ずれていくのです。

異教徒であっても、断食している人々の前で飲食を行うことはマナー違反です。観光客などが日中も食事を取れるよう配慮されたレストランがホテルなどで必ず運営されていますので、そういった場所で食事は取るようにしましょう。

また、イスラムの開始日は新月が確認された時点で決まるため、1日から2日程度前後する可能性がありますが、2020年は4月24日から5月23日頃。この期間中はレストラン、公共施設などの営業時間が変更になっている場合もあるので、事前に情報を確認しておくことが大切です。

 

5. カタールのタクシー事情

 

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年間を通じて厳しい暑さが続くカタールでは、歩行者用の道路整備が進んでいないこともあり、主要な移動手段は車。中でも旅行者にとって便利なのはタクシーです。

現地では、国営のKarwa Taxi (カルワ・タクシー)のほかに、リムジンタクシーと個人タクシーがあります。カルワ・タクシーは車体が水色で統一されていて、ショッピングモールやホテル、道など様々な場所で利用することが可能です。料金に関しては、乗車した際にメーターを利用してくれるよう、運転手に一言声を掛けてください。筆者はメーター利用無しで、水増しした金額を請求された経験があります。

リムジンタクシーは主要なホテルに待機していることが多く、乗り心地も快適ですが、料金が高めなので、事前に確認しておくと安心です。

個人タクシーはいわゆる白タクで、法外な料金を要求されたり、目的の場所と違った場所に連れて行かれるといったトラブルも発生しているので、利用しない方が無難です。

どのタクシーを利用する場合にも、日本に比べて運転が荒いので、必ずシートベルトを締めて利用するようにしましょう。またクレジットカードが利用できないので、細かな現金の準備も忘れずに!

 

6. 女性の一人歩き

ビジネスマンや観光客も多くみられるウエストベイ、パールカタールといったエリアは、街の整備も進んでおり、比較的安心して観光することができます。

その一方で、開発の進んでいないエリアに一歩足を踏み入れると、海外から労働に来ている男性の姿しか見かけないような場所も。短期でカタールを訪れる場合には、危険なエリアとそうでないエリアを見分けることが難しいので、女性の一人歩きは昼夜を問わず避けた方が無難と言えそうです。

 

7. 写真撮影にも思わぬ落とし穴!

空港や警察といった政府関連の施設、天然ガスプラント等の撮影は禁止です。禁止区域ではカメラを持っていただけで、撮影を疑われ機材を没収されたり、警察に連行された事例も。

またイスラム教徒には、写真撮影を嫌がる人も多くいます。特にカタール人女性や他のアラブ人女性を無断で撮影することはNG。撮影をしたい場合には、必ず許可を取り、互いに気持ちよく過ごしましょう。

 

8. 砂漠に行くなら、砂漠ツアーを利用しよう!


カタールの見どころといえば、やっぱり砂漠! どこまでも続く砂丘と可愛いラクダの顔を眺めていると、忙しい日常から解き放たれたかのような特別な感覚が味わえます。

砂漠の近くまではレンタカーなどで行くことも可能ですが、砂漠の知識がないままに、通常の車で乗り入れてしまうと、深い砂に車がスタッグして動けなくなってしまったり、方向を見失い戻れなくなる可能性もあります。

まれに命に係わるような事故も起きています。砂漠に関する知識と経験を多く持つ、専門のツアーを必ず利用するようにしてください。

 

まとめ

いかがでしたか?
カタールは比較的治安が安定していて、旅行のしやすい国と言えます。秋田県ほどの面積しかない小さな国ではありますが、砂の音しか聞こえない美しい砂漠に、イスラム教を背景とした独特の文化、世界でもトップクラスに入る裕福な国ならではの近代的な街並みなど、様々な魅力がギュッと凝縮されているので、ヨーロッパ方面へ旅行に行かれる際の乗り継ぎを利用して短期間で訪れるのにもおすすめです。

安全に関するポイントを押さえて、現地での異文化体験を楽しんでくださいね。

 

カタールの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地の8つの注意事項!

1. イスラム圏の宗教や文化を尊重する

2. 露出の高い服装は避ける

3. お酒や豚肉は禁止!?

4. ラマダン(断食月)の飲食

5. カタールのタクシー事情

6. 女性の一人歩き

7. 写真撮影にも思わぬ落とし穴!

8. 砂漠に行くなら、砂漠ツアーを利用しよう!

 

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