普段何気なく使っている「ワンワン」「ニャーニャー」といった動物の鳴き声ですが、同じようにスペイン語にも動物の擬音語があって、日本とは違った特徴があります。そこで今回は、言えそうで言えないスペイン語の動物鳴き声オノマトペをご紹介していきます。
日本語と似ているものもあれば、「あれ?」と思うものもあって面白いですよ!
スペイン語で動物の鳴き声オノマトペ!おもしろ擬音語20選!
1. 犬:guau guau / グアウグアウ / 日本語 ワンワン
犬(perro)の鳴き声はスペイン語では「グアウグアウ」です。日本語とは違いますが、そんなふうに聞こえないこともないですよね。犬が吠えるという動詞には「ladrar」「gañir」などがあります。
2. 猫:Miau miau / ミャウミャウ / 日本語 ニャーニャー
スペイン語の猫(gato)の鳴き声は、納得できますね。日本語よりもうまく表現しているかもしれません。猫のかわいさが伝わります。猫が鳴くと言いたいときは「maullar」「bufar」などの動詞が使えます。
なお、スペイン語で「かわいい」を意味するフレーズを以下の記事に集めました。ぜひチェックしてみてください。
3. 猿:uh-uh-ah-ah / ウウアア / 日本語 ウッキー
猿(mono)の鳴き声はどうでしょうか。「ウウアア」はなかなかいい表現だと思います。日本語では「ウッキー」とか「キャッ、キャッ」と表現されますが、「ウウアア」と聞こえるような鳴き声を聞くことの方が多い気もします。
4. 牛:muuu muuu / ムームー / 日本語 モーモー
牛の鳴き声は日本語もスペイン語もほぼ同じですね。同じマ行の音で、牛ののんびりした感じの声をどちらもよく表している気がします。牛が鳴くことを表す動詞は「mugir」です。
5. 豚:oink oink / オインクオインク / 日本語 ブーブー
豚の鳴き声は日本語とスペイン語で、大きく違います。英語でもスペイン語と同じように「oink」というので、欧米の人にはそう聞こえるのでしょうか。でも、「ブーブー」より豚の鳴き声に近い気がしませんか?動詞は「gruñir」「guarrear」などが使えます。
6. ひつじ:beee beee / ベーベー / 日本語 メーメー
ひつじ(oveja)の鳴き声はスペイン語では「べーべー」。日本語の「メーメー」にとても似ていますね。どちらも、ひつじののんびりした鳴き声をうまく表していますね。ひつじの鳴くことを表す動詞には「balar」「 balitar」があります。
7. ヤギ:beee beee / ベーベー / 日本語 メーメー
ヤギ(cabra)はひつじと同じで「ベーベー」と鳴きます。日本語でもひつじとヤギは「メーメー」なので、同じですね。ヤギの鳴き声にもひつじと同じ動詞「balar」が使えます。
8. 馬:hii hii / ヒーヒー / 日本語 ヒヒーン
馬(caballo)は「ヒーヒー」と鳴きます。日本語の「ヒヒーン」によく似ていますね。スペイン人にも馬の声は同じように聞こえるようです。馬が鳴くことを表す動詞は「relinchar」「bufar」 などです。
9. 象:bruuu / ブルー / 日本語 パオーン
象(elefante)は「ブルー」と鳴くそうです。そんなふうに聞こえる声を出すときもあるのでしょうが、日本語の「パオーン」の方がうまく表現している気がしませんか?象が鳴くことを表す動詞は「barritar」です。
10. 虎:grrr / グルルル / 日本語 ガオー
虎(tigre)は「グルルル」と鳴きます。喉を鳴らしているときの音のようです。日本語の「ガオー」の方が迫力がありますね。動詞は「rugir」を使います。
11. ライオン:grgrgrrr / グルグルグルー / 日本語 ガオー
ライオン(león)は「グルグルグルー」。これは喉を鳴らしているときの音を表しているのでしょう。思い切り吠えているときは、やはり「ガオー」が迫力があって、しっくりくる気がします。虎と同じく、動詞は「rugir」を使います。
12. ネズミ:ih ih ih / イイイ / 日本語 チューチュー
ネズミ(ratón)は「イイイ」と鳴くそうです。これが一番意外でした。スペイン人にはネズミの声は本当にこう聞こえているのでしょうか。不思議な気がします。これは「チューチュー」の方が実際の声に近いと思います。動詞は「musitar」を使います。
13. カラス:cro-cro / クロクロ / 日本語 カァカァ
カラス(cuervo)はスペイン語ではクロクロと鳴きます。なんだかカエルみたいな気がしますね。これは日本語の「カァカァ」の方が実際の声に近い気がしませんか?カラスが鳴くことを表す動詞は「graznar」「grajear」です。
14. フクロウ:uh-uh / ウーウー / 日本語 ホーホー
夜に鳴くフクロウ(búho)は「ウーウー」とスペイン語では鳴くそうです。日本語の「ホーホー」に似ていますが、どちらが実際の声に似ていると思いますか?動詞は「ulular」を使います。
15. 蜂:bzzzzzzzz, zzzz / ブズズズズ、ズズズズ / 日本語 ブーン
蜂(abeja)の音はスペイン語では「ブズズズズ」または「ズズズズ」と表現されます。どちらも蜂の羽の音をうまく表している気がします。でも、あまり聞きたくはないですね。動詞は「zumbar」が使えます。
16. カエル:croa croa / クロアクロア / 日本語 グワグワ、ゲロゲロ
カエル(rana)は「クロアクロア」です。これはカエルの鳴き声をうまく表していると思いませんか。日本語よりかわいい感じがします。カエルが鳴くことを表す動詞は「croar」「groar」などがあります。
17. ハト:cu-curru-cu-cú / ククルークク / 日本語 ポッポー
ハト(paloma)は「ククルークク」と鳴きます。これもハトの鳴き声をうまく表していると思いませんか?日本語の「クックー」や「ポッポー」もいいですが、スペイン語の音もなかなかいけてます。ハトが鳴くことを表す動詞には「gorjear」「arrullar」があります。
18. ひよこ:pio pio / ピオピオ / 日本語 ピヨピヨ
ひよこは「ピオピオ」です。これは日本語の「ピヨピヨ」とほとんど同じですね。他の鳥の鳴き声にも使えます。これならすぐ覚えて使えますね。
19. ニワトリ:quiquiriquí / キキリキー / 日本語 コケコッコー
ニワトリは「キキリキー」と鳴くそうです。リズムは日本語の「コケコッコー」に似ていますし、そんなふうに聞こえないこともないですが、不思議な感じがします。動詞は「cantar」などを使います。「cantar」は「歌う」という意味でよく使われます。
20. アヒル:cua-cua / クアクア / 日本語 ガーガー
アヒル(pato)は「クアクア」と鳴くそうです。これはアヒルの声に近いですね。日本語でも「グワッグワッ」とか「クワックワッ」と表すときもあるので、日本語に似ていますね。動詞は「graznar」「parpar」を使います。
まとめ
いががでしたか?
スペイン語の動物の鳴き声は覚えられそうですか?日本語のオノマトペとそっくりなものもあれば、「なんでそうなるのか?」と不思議な感じがするものまでいろいろありますね。動物の名前とセットで覚えておけば会話でもすぐ使えます。さらに他のオノマトペも覚えておくと、会話の表現が豊かになりますよ!
スペイン語で動物の鳴き声オノマトペ!おもしろ擬音語20選!
1. 犬:guau guau / グアウグアウ
日本語 ワンワン2. 猫:Miau miau / ミャウミャウ
日本語 ニャーニャー3. 猿:uh-uh-ah-ah / ウウアア
日本語 ウッキー4. 牛:muuu muuu / ムームー
日本語 モーモー5. 豚:oink oink / オインクオインク
日本語 ブーブー6. ひつじ:beee beee / ベーベー
日本語 メーメー7. ヤギ:beee beee / ベーベー
日本語 メーメー8. 馬:hii hii / ヒーヒー
日本語 ヒヒーン9. 象:bruuu / ブルー
日本語 パオーン10. 虎:grrr / グルルル
日本語 ガオー11. ライオン:grgrgrrr / グルグルグルー
日本語 ガオー12. ネズミ:ih ih ih / イイイ
日本語 チューチュー13. カラス:cro-cro / クロクロ
日本語 カァカァ14. フクロウ:uh-uh / ウーウー
日本語 ホーホー15. 蜂:bzzzzzzzz, zzzz / ブズズズズ、ズズズズ
日本語 ブーン16. カエル:croa croa / クロアクロア
日本語 グワグワ、ゲロゲロ17. ハト:cu-curru-cu-cú / ククルークク
日本語 ポッポー18. ひよこ:pio pio / ピオピオ
日本語 ピヨピヨ19. ニワトリ:quiquiriquí / キキリキー
日本語 コケコッコー20. アヒル:cua-cua / クアクア
日本語 ガーガー