スペイン語の数字文法を基礎から覚える6つのコツ

スペイン語の数字文法を基礎から覚える6つのコツ

語学を習得する上で、大切な知識の1つが数字・数え方です。日本語だと、123というように普通に数字を数えたり、1つ、1個、1匹、1回など、物に応じて数字の使い方を変えたりもします。スペイン語も同じようにルールがあり、少々複雑です。そこで今回は、スペイン語の数字文法を基礎から覚える6つのコツをご紹介します。

 

スペイン語の数字文法を基礎から覚える6つのコツ

 

1. まずは基本的な数字を覚えよう

日本語で言う所の1,2,3という、一般的な数字の数え方は、基礎となりますし、たとえ他の数字の言い方が分からなくても、これだけ覚えておけば、何とかなるはずです。1から20くらいまでを覚えておけば、後は、規則的に数字が変化していくので、ここでは、1から20までを紹介します。

1 uno/un/una(ウノ/ウン/ウナ)
2 dos(ドス)
3 tres(トレス)
4 quatro(クアトロ)
5 cinco(シンコ)
6 seis(セイス)
7 siete(シエテ)
8 ocho (オチョ)
9 nueve(ヌエベ)
10 diez(ディエス)
11 once(オンセ)
12 doce(ドセ)
13 trece(トレセ)
14 catrce(カトルセ)
15 quince(キンセ)
16 dieciseis(ディエシセイス)
17 diecisiete(ディエシシエテ)
18 dieciocho(ディエシオチョ)
19 diecinueve(ディエシヌエベ)
20 veinte(ベインテ)

この後、21〜29までは、veinti+1の位の数字となりますが、30以降は、treinta y +1の位の数字となります。例えば、35であれば、treinta y chinco(トレインタイシンコ)と、1単語ではなく3単語の構成となるので、ご注意ください。

また、この基本的な数字は、物を数える際にも使用します。例えば、2つのボールという場合は、dos pelotas(ドス ペロタス)と、特に数字に変化はありませんが、物が1つだけの際は、女性名詞か男性名詞化によって、言い方が異なります。1つのボールであれば、ボールはスペイン語では、女性名詞なので、una pelota(ウナ ペロタ)となり,1匹の(オス)犬であれば、(オス)犬は男性名詞なので、un perro(ウン ペロ)というようにunとunaを使い分けます。

 

2. 大きい単位の数字

数字というのは無限にあります。上記で述べた、1〜20だけではなく、もっと大きな単位が存在します。今回は、数字の大きな単位の数え方を紹介します。

100 cien(シエン)
200 docientos(ドシエントス)
500 quinientos(キニエントス)

1000 mil(ミル)
2000 dos mil(ドス ミル)
5000 cinco mil(シンコ ミル)

10000 diez mil(ディエス ミル)

100万 un millon(ウン ミジョン)

1億 cien millon(シエン ミジョン)

10億 un billion(ウン ビジョン)

このくらい覚えておけば、問題ないです。

 

3. 序数の覚え方

序数は、正式なレターなどを書く時以外は実はあまり使われません。ですが、一応1から10までご紹介します。

1 primer/primero/primera(プリメル/プリメロ/プリメラ)
2 segundo/segunda(セグンド/セグンダ)
3 tercer/tercera(テルセル/テルセラ)
4 quarto/quatro(クアルト/クアルタ)
5 quinto/quinta(キント/キンタ)
6 sexto/sexta(セクスト/セクスタ)
7 septimo/septima(セプティモ/セプティマ)
8 octavo/octava(オクタボ/オクタバ)
9 noveno/novena(ノベノ/ノベナ)
10 dicimo/dicima(ディッシモ/ディッシマ)

男性名詞を補うものには終わりにoが来る序数を(primerもそうです)、女性名詞にはaで終わるのをつけます。

 

4. 分数の便利な使い方

例えば、市場に行く際にこの分数をよく使う事がありますので、それも覚えておくと便利でしょう。

4分の1 un cuarto(ウン クアルト)
3分の1 un tercio(ウン テルシオ)
2分の1 un medio(ウン メディオ)

他にも、こんな表現があります。
3分の2 dos tercios(ドス テルシオス)
5分の1 un quinto(ウン キント)

特に1番最初に挙げた4分の1や、2分の1はよく使いますから、覚えておきましょう。また、分数の場合は、日本語とは逆で、分子を先に言い、次に序数で表した分母を言います。

 

5. 倍数表現

こちらもよく使用するもので、倍数の表現の仕方です。英語でも「シングル」や「ダブル」など、よく聞きますよね。スペイン語でももちろんあります。

1 simple/sencillo(シンプレ/センシージョ)1倍
2 doble(ドブレ)2倍
3 triple(トリプレ)3倍
4 cuatro veces(クアトロ べセス)4倍
5 cinco veces(シンコ ベセス)5倍

実は、4倍以降は、別のいい方もあるのですが、通常はこのように、基数とvecesの組み合わせを使用します。

 

6. 電話番号の伝え方

電話番号を伝える時に、スペイン語では少し変わった表現をする場合がありますので、この言い方を覚えてきましょう。例えば、電話番号が下記の様だとします。

0123456789

スペイン語
→セロ ドセ トレインタイクアトロ シンクエンタイセイス セテンタイオチョ ヌエベ

と、2桁ずつ読む場合がありますし、1文字ずつ伝える所もあります。この言い方を覚えておくと、相手もスムーズに番号を聞きとることができます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
数字というのは、どんな所でも存在して、使う頻度も非常に高いものです。これらの数字を使えるか使えないかで、旅行での満足感はずいぶん違ったものになりますし、これを知っておくことで、旅行中、お金で騙される事も少なくなるはずですから、覚えておいて損はありません。特に、バル等へ行って、商品を注文する際に個数をお聞かれることがありますから、そんな時には、基数を使って、店員さんに欲しい個数を伝えると、自分も店員さんも気持ちの良いやりとりができます。

 

スペイン語の数字文法を基礎から覚える6つのコツ

1. まずは基本的な数字を覚えよう
2. 大きい単位の数字
3. 序数の覚え方
4. 分数の便利な使い方
5. 倍数表現
6. 電話番号の伝え方


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