スイス旅行を考えているのであれば、現地で使われているコンセントの確認は事前にするとよいでしょう。スマートフォンやポケットWi-Fi、タブレットなどを持って行きたい人は必ず充電方法を明確に知りたいですよね。スイスに限らずヨーロッパのプラグは全く別物であり、日本のプラグの形状では挿せないので、変換プラグも用意が必要です。
そこで今回は、スイス在住の筆者が自身の経験を踏まえながら、スイスのコンセント事情をご紹介します。
スイスのコンセント調査!旅行前に知っておきたい5つの特徴!
1. スイスのプラグの形は2種類(スイスプラグとCタイプ)
一般的にスイス特有のスイスプラグと呼ばれるものがありますが、イギリスを除くヨーロッパで多く使われているCタイプも対応すると言われています。もし今までの旅行でCタイプの変換プラグをすでに買っていれば、スイスでも使うことができますよ。
ただ、稀に奥行きがあるタイプがあり、筆者はわずかにプラグが挿しきれなくて手で押さえていないと安定しないという経験があります。滅多にあることではないのですが、不安であれば事前に日本の電気屋さんか現地の空港などで、スイスプラグ又は世界対応マルチタイプの変換プラグを買うことをおすすめします。
2. 変換プラグを買いましょう
コンセントの形状というのはそれぞれの国によってタイプが異なります。日本製品のコンセントをそのまま外国で挿そうと思っても差し込み口の形状が違うので、どう頑張っても挿せません。
そんな時に助けてくれるのが変換プラグです。これを使えばコンセントの差し込み口をその国に対応する形状に変換してくれるので同じ電圧許容範囲のものであれば問題なく日本の製品を使えます。お値段も大体200円から2000円の物まであります。違いは何かというと安価なものは1つの差し込み口を1つのタイプにだけ変換するタイプで、1か国だけに旅行する場合はこれで十分です。
高価なものは1つの差し込み口を複数のタイプに対応するマルチタイプなので数カ国旅をする人におすすめです。
3. 日本の電圧は100V、スイスは?
スイスの電圧は230Vということで、日本よりも2倍以上強いパワーを持っています。筆者が初めてスイスにきた時、日本製のイオンが出て髪がサラサラになるヘアドライヤーを持参しましたが、電圧のことを甘く見ていたため、大丈夫だろうと変換プラグを使ってコンセントに挿しスイッチを入れてしまったのです。
最初は暖かくて優しい風だったのが、ドライヤーの中が真っ赤になり、はげしい騒音が出て始めました。ケガなどはなかったですが、二度としないと思えるほど危険を感じたものでした。筆者のヘアドライヤーは日本の100ボルトが的確な電圧であり、スイスの230ボルトは強すぎたのです。このような場合は変圧器を別途用意する必要があります。
4. 変圧器は重いし、高い!
筆者のようなドライヤー事件を回避するには変圧器を使って日本の製品を使うことですが、変圧器は重いし高いのがデメリットですよね。ですので、もし電気製品がスマートフォンやカメラ・パソコンだけであれば、海外対応に最初からなっているものがほとんどですので、変圧器を持たずに変換プラグだけ持っていきましょう。
自分のドライヤーをどうしても海外で使いたい場合は、重いのを承知で変圧器を持っていくか、もしくは日本で海外対応ドライヤーを買うとよいでしょう。
ちなみに筆者の場合、変圧器は持たない派でそれを買うなら現地の電気屋さんでドライヤーを買う派でした。10ユーロ程でコンパクトでハイパワーの良品がたくさんありますよ。特にヨーロッパのCタイプの製品を買ってしまえば、この先も他のヨーロッパでも使える確率が高いし、自分のものだからストレスなく使える、現地で出会った人に譲ることもできます。
事故や故障を防ぐために、あなたにあった方法で解決策を見つけましょう!
5. ホテルや電車のサービス
ホテルでは果たして変換プラグを貸し出してくれるのか、スイスの電車に乗ったとき、充電コーナーがあるのか?これも気になるかポイントですよね。この疑問に対する筆者からの答えは、期待してはいけないと言うことです!ホテルについても、事前に確認でもしない限り変換プラグを持っていかないという選択は賛成できません。
また、スイスの電車も日本と同じように、充電コーナーがある車両があったりなかったりしますので、充電は出かけるギリギリ前までしっかり充電しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
海外に着いたらすぐに写真や動画を撮ったり、スマートフォンで地図アプリなどを使うと想像以上に電気の減りは早いです。事前に日本でのあなたの普段の生活をイメージしてみて、どのくらいの頻度で充電がなくなるのか、満タンになるまでにはどれだけ時間がかかるのかチェックしてみるといいでしょう。コンパクトな充電バッテリーを持っておくと、何かトラブルになったときの貴重な命綱になります。備えあれば憂いなし。楽しく安全なスイス旅行をお過ごしください!
スイスのコンセント調査!旅行前に知っておきたい5つの特徴!
1. スイスのプラグの形は2種類(スイスプラグとCタイプ)
2. 変換プラグを買いましょう
3. 日本の電圧は100V、スイスは?
4. 変圧器は重いし、高い!
5. ホテルや電車のサービス