タイへ移住するあなたに知ってほしい7つのお話!

(Thanate Tan)

初めての旅行でこの国に住んでみたい!と強く思わせてしまう不思議な力がある国、タイはそんな国の一つだと思います。筆者もタイに魅せられてしまった一人、10年のタイ現地法人企業での就業経験があり、その間にタイ人と結婚もし、今もタイで生活をしています。

そんなタイ好きの体験を踏まえ、今回はタイへの移住を考えているあなたに、外国人としてタイに住む心構えや、住んで感じる大変なこと、良かったことなどをご紹介します。

 

タイへ移住するあなたに知ってほしい7つのお話!

 

1. 住む方法

住みたい!と思うものの、外国に住むにはビザも必要、先ずは方法を模索中という人も多いでしょう。タイへ移住する主な方法としては、タイ語やマッサージなどの習得の為の留学、現地法人企業やホテル、学校などへの就職、得意なことを活かしタイで起業、タイ人との結婚があります。ビザなしでの滞在は30日以内、それ以上滞在したい人や片道の航空券のみの人はビザが必要、タイ出入国の繰り返しでの観光ビザの取得は現在取り締まりが厳しくなっており注意が必要です。また、タイ国内で収入を得る場合には労働許可証が必要です。

 

2. おすすめ都市

住む方法の次に考えるのが、住む地域でしょう。首都バンコクは高層ビルが立ち並び、東京と変わらない大都会です。世界で最も長い歴史を持つ日本人学校もあり、世界有数規模の生徒数の多さです。オフィス、日本料理店や日本語を勉強している人も多く、求人も多くあります。タイ国内のもう一校の日本人学校があるのが、チョンブリ県シラチャ市です。チョンブリ県、ラヨーン県には日系企業も多く進出しており日本人も多く、海あり山ありの地域です。有名なビーチリゾートのパタヤも、チョンブリ県になります。その他、北の都のチェンマイ県や遺跡好きの人であればアユタヤ県もおすすめです。

 

3. 日本から持ってくると良いもの

田舎の方でもスーパーやコンビニも進出していることが多く、日用品は過不足なく手に入ります。また、日本人も多く住んでおり、日本食もタイで一般的に認知され始めており、高価ではあるものの、ほとんどの大都市では手に入らないものはない程です。そんな中で日本から持ってくることをおすすめしたいものは、医薬品です。タイには至る所に薬局があり、大きな病院もありますが、日本より強い薬が処方されることが多く、日本人にはきつ過ぎることがあります。飲み慣れているものや使い慣れているものを、日本から持参するのがおすすめです。

 

4. 生活面での心構え

タイも都市化が進んでいるとはいえ、雷が落ちて、電線が切れてなどの停電は少なくありません。予告なしの断水もあります。インターネット事情は町中や家庭でのWiFiも普及してきており、たまに繋がりにくくなることはありますが、ほとんどストレスを感じることなく使用できると言えるでしょう。それ以外には、食費や住居費を含む生活費は物価が安いとは言え、移住前に考えていたものよりも割高になりがちです。具体的に言うと、タイの食堂や屋台でも良いのであれば1食150円前後で食べることができますが、日本食ですと1食最低600円は覚悟しなくてはなりません。また、住居費はそれなりのセキュリティーを望むのであれば、最低4万円は掛かるでしょう。日本での生活の維持やそれ以上を望む場合は日本以上に掛かってしまうこともあり、移住前にある程度のイメージを持っていた方が生活しやすいでしょう。

 

5. 対人関係面での心構え

タイで英語を流暢に操れる人は日本同様に多くなく、タイに深く溶け込みたいのであれば、タイ語の習得が必要になってきます。タイ人はフレンドリーで、温かい人が多く、タイ語が話せるようになるとひとりぼっちで寂しいと思うこととは無縁になるでしょう。しかし、良くも悪くもプライバシーがあまり保たれない傾向にあります。例えば、何か新しいものを身に着けていたり、新しいヘアスタイルにしたりすると、「どこで買ったの?」「どこで切ったの?」「いくらだった?」と矢継ぎ早に聞かれるでしょう。値段を言うと「高い!」と言われたてしまったり、言いたい放題のことも。しかし、悪気は全くなく、日本人でもいずれ同じように質問をしてしまうくらい、慣れるのに時間は掛からないと思います。

 

6. 実際住んでみて大変だなと思うこと

タイにある程度長く移住することを考える場合、やはり気になるのは年金や保険のことです。タイで働く場合は、健康保険、老齢年金、失業保険が含まれた社会保険に加入します。これらは外国人に対しても保障されているものではありますが、日本ほど手厚くありません。年金は社会保険料を納めた月数で支給額が決まりますが、これだけで生活をするのは困難なレベルです。日本より銀行の金利は良いので、着実に貯めていくのが一番の得策かも知れません。医療保険についても同様で、タイ人でも任意の民間医療保険に加入している人が多い程です。民間医療保険は、通院でも使えるものですと年間10万円前後とかなりの出費を覚悟せねばなりません。あとは、タイの観光地では至るところでタイ人料金よりも割高な外国人料金が存在します。労働許可証を持っている場合には免除される場合もありますが、一般タイ人よりも多くのお給料をいただいているケースが多いことを忘れずに、寛容な気持ちで受け止めるようにしたいものです。

 

7. 実際住んでみて良かったなと思うこと

やはり何といっても、タイの人のあたたかさでしょう。外国人でも受け入れてくれる懐の深さがあり、細かいことは気にしない人柄にいつも助けられています。親日家も多く、生活しやすい国の一つだと思います。そして、ハーブたっぷりのタイ料理の美味しさ!毎日食べるのは飽きてしまうという人には、レベルの高い日本料理やイタリアン、中華料理、インド料理など多国籍の美味しいお食事もありますのでご安心を。新鮮な熱帯フルーツも多くあります。また、日本よりもお得なタイマッサージも至福の時間です。ハーブが豊富で、生活に根付いているタイならではのスパグッズもお得に試せます。その他、バンコクから車で2時間程走っただけで透明度合格点の島もあり、ヒーリング効果の高い場所が身近にあります。

 

まとめ

いかがでしたか?
タイでの生活は日本とは全く違うものですが、住む人の選択肢は多く、タイ好きのあなたであれば困難さえも楽しめることと思います。筆者のまわりには、今は日本だけど老後はタイでという人も一人ではありません。人生一度きり、そんな魅力のある国タイに思い切って飛び込んで、タイライフを楽しんでみませんか?

 

タイへ移住するあなたに知ってほしい7つのお話!

1. 住む方法
2. おすすめ都市
3. 日本から持ってくると良いもの
4. 生活面での心構え
5. 対人関係面での心構え
6. 実際住んでみて大変だなと思うこと
7. 実際住んでみて良かったなと思うこと

 


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