タイの治安を徹底調査!気をつけるべき7つのポイント!

タイの治安を徹底調査!気をつけるべき7つのポイント!

(David Berkowitz)

タイの治安について、あなたはどうお考えですか?日本と比べてしまうと、タイは治安が悪いと言わざるを得ないかも知れません。しかし、筆者が実際にここに住んで感じていることは、タイの文化や習慣に対し正しい知識を持ち、日々気をつけて生活すれば、危険はきちんと回避できるという事。

今回は、タイ旅行の予定があり現地の治安が知りたいあなた、危険な場所や避けた方が良い行為を知りたいあなたへ、旅行中気をつけるべき7つのポイントをご紹介します。

 

タイの治安を徹底調査!気をつけるべき7つのポイント!

 

1. スリ

人込みの多い場所では、スリ被害に遭う危険性もあると考え十分気をつけてください。土日のみに開かれる巨大な市場であるバンコクのチャトゥチャック市場には、プロのスリ集団がいることでも有名です。筆者の友達は、リュックサックを胸に抱いていたにも関わらず、財布はそのままで現金のみをすられてしまいました。また、歩道を歩いている際に、後ろから来たバイクの二人組にカバンをすられる手口も聞きます。その他、女性やニューハーフのお姉さまに抱きつかれ、金目のものをすられてしまう「抱きつきスリ」も発生しています。相手は集団の場合もあります。酔い過ぎたり、隙を見せないようにすることが大切です。

 

2. 見せ金詐欺

日本人がターゲットになっている詐欺です。「日本が好きなんだ」「日本に行きたいんだ」と日本人に話し掛け、色々な理由をつけ「日本円を見せてほしい」と頼んできます。財布を出し、お金を見せてしまうと、いつの間にかお金を抜き取られてしまうという詐欺です。抜き取られたことに気付き、指摘をしても、分からない振りをされたり、逆ギレされたりするケースもあります。容易に人を信用せず、財布を出さないことが重要です。

 

3. いかさま詐欺

2.同様に「日本が好きなんだ」「日本に行きたいんだ」と日本人に話し掛け、色々と理由をつけ、自宅に来るよう誘ってきます。自宅に行ってしまったら最後、どんどん人が増え、カード賭博が始まります。初めのうちは勝ちますが、掛け金が増えるにしたがって負けが膨らんでいきます。雰囲気にのまれてではあるにしても同意の上で賭博が開始している為、仕方なく支払ってしまうことが多いようです。旅行で来ているとついつい気が大きくなりがちですが、日本でしない危険なことはタイでも絶対にするべきではないということを常に心に留めておくようにしたいものです。

 

4. タクシーでの犯罪

タクシーでの犯罪には、ぼったくり、強盗、わいせつ行為などがあります。外国人、タイ人に関わらず、女性がレイプされた上に、強盗、殺害されるというニュースも少なくありません。夜間に女性一人でタクシーに乗車するのは、極力避けましょう。タクシー台数は非常に多く、悪いタクシーはその中のほんの一部に過ぎないかも知れません。しかし、密室であり、容易には逃げることができませんので、過信せず、最悪の場合も想定し、自分の納得のいく最終判断を下すようにしてください。

 

5. 政治問題

タクシン派と反タクシン派の対立が顕著になり、早10年以上になります。この対立が起因のデモやクーデターが発生しています。直近では2年前に発生したクーデター以来タイは軍事政権が続いており、現在も対立が解消されない状況が続いています。現在表立った大きな動きはありませんが、選挙の前後は特に荒れやすい時期になっています。わたしたち外国人はむやみに政治問題を口にしないに越したことはなく、政治に対する意見を安直にすることは避けた方が良いでしょう。

 

6. イスラム過激派のテロ事件

マレーシアと国境を接するタイの深南部三県の一つであるパッタニー県とその周辺には、500年もの歴史がある半独立の王朝がありました。しかし、20世紀初頭にタイへと編入されることになり、イスラム教徒であるマレー系民族が多く住みながらもタイの一部となった歴史があります。その後、タイ深南部三県であるパッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県では、イスラム過激派による独立運動が繰り広げられてきました。2004年には大きな衝突も起き、現在も深南部では爆弾テロや軍や警察車両を狙った襲撃事件が多発、多くの死者を出し続けています。外務省の危険情報をしっかりと把握し、興味本位で近付くことは絶対に避けるべきです。また、わたしたち外国人は、宗教についてもむやみに語らない方が良いでしょう。

 

7. 爆発事件

2016年8月12日のタイ王妃のお誕生日の前日から各地で連続爆発事件が多発しました。連休中だった為か今まで狙われることが稀であった観光地で発生しており、ビーチリゾートであるホアヒンやプーケットなどでも死者が出ました。タイでは8月7日に国民投票があり、新憲法案が承認されたばかりで、民政復帰後も軍の政治介入を認める内容には反発もあり、治安悪化を懸念する声が出ていたところでした。一方で、前述6.のイスラム過激派によるテロも頻発しており、手口が似ているとの報道もあります。未だ原因が分かっておらず、再び発生する可能性も無視できません。暫くは、人の集まる場所には行かない方が賢明でしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
海外旅行の解放感や非日常の高揚感もよく分かりますが、冒険をし過ぎてスリや詐欺、事件があっては、せっかくの旅行も台無しです。危険を回避することは決して難しいことではありません。治安状況をよく把握した上であなた自身できちんと判断をし、簡単に危険を誘き寄せないようにしましょう。過度に心配をする必要はありませんが、安全あっての楽しい時間だということを肝に銘じ、素敵な旅行を満喫されることを祈っています。

 

タイの治安を徹底調査!気をつけるべき7つのポイント!

1. スリ
2. 見せ金詐欺
3. いかさま詐欺
4. タクシーでの犯罪
5. 政治問題
6. イスラム過激派のテロ事件
7. 爆発事件

 


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