タイは通年温暖で、世界各国からの観光客が多く訪れる人気都市の1つです。タイの魅力は料理、文化、コスパなど様々ですが、そんな人気の国タイの移動手段について、あなたはどのぐらいご存知ですか?そこで今回は、主にバンコク市内を中心に、タクシー事情やバス等どんな移動手段があるのか、交通料金の相場や注意すべきことなど旅行前に知っておくべき7つの事をご紹介します。
自分の旅行計画に合わせて、最適な移動手段を見つけましょう。それではご覧ください。
タイ・バンコクのタクシー事情やおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!
1. タクシー:多少のぼったくりはご愛嬌!?
バンコク以外でも、パタヤなど主要都市で利用することができます。日本同様のメーター式で、黄色、緑、水色、ピンクとカラフルな原色が熱帯タイにマッチしています。Suvarnabhumi International Airport「スワンナプーム国際空港」からバンコク市内までは約250~350バーツ、但し有料道路代金、タクシーの空港使用料50バーツも乗客の負担になります。時間についてはバンコクの悪名高い渋滞の度合いによるところですが、通常は約1時間。市内の移動には大変便利なメータータクシーですが、英語のあまり上手ではないドライバーも多く、ホテルのレセプションで目的地をタイ語で書いてもらうことをおすすめします。宿泊先の住所カードもお忘れなく。
また、渋滞の多い時間帯や場所では乗車拒否されることは日常茶飯事、夜間の女性一人での乗車による強姦事件、メーターの速度を違法に上げておく悪質タクシーなどもあるのも事実です。高価なものを目に付けさせない、露出度の高い服装をしないなど、事件を近付けさせない工夫をすることが大切です。多少のぼったくりであれば、気分は良いものではありませんが時には目をつぶってしまった方が良いこともあります。メータータクシー以外では、空港やホテルのリムジンカーもあります。予算や旅のスタイルに応じて利用できます。
2. トゥクトゥク:タイらしさ満点!だけど乗り心地は?
颯爽と駆け巡る、バンコクの代名詞としてオート三輪車トゥクトゥクを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。値段は距離に応じての交渉制、30バーツから100バーツ程、場所によってはメータータクシー方が安いことも。屋根はありますが炎天下、排気ガスを浴びての移動は快適とは程遠く、近場の移動に留めておき、タイらしい写真撮影の場と割り切るのが無難かも知れません。
また、曲がり角での横転事故も見かけますので、自己判断での利用をおすすめします。バンコク以外でも全国どこでも走っています。
3. BTS、MRT、ARL:渋滞知らず、移動に便利!
渋滞知らず、移動に大変便利なバンコク市内の電車3種類を紹介します。まずBTS/バンコクスカイトレインはスクンビット線とシーロム線の2路線あり、最大で終点まで52バーツ。MRT/地下鉄は1路線のみ、最大で終点まで42バーツ。BTS、MRT共に6~24時まで運行、それぞれ120バーツの1日乗車券が観光にも大変便利です。市内・空港間の移動にはエクスプレスラインとシティーラインの2路線があるARL/エアポートレールリンクが便利です。
エクスプレスラインは、最大で終点までの150バーツ、1時間に1~2本の運行、ゆったりした座席、トイレもあり、おすすめです。シティーラインは、最大で終点まで45バーツ、1時間に約4本の運行、混雑する朝夕の通勤ラッシュ時以外の利用をおすすめします。その他、ローカル情緒溢れる鉄道も市内だけではなく、他県を結ぶものも走っています。
4. 路線バス:路線が複雑、上級者向き!
バンコク市内をエアコンなし、エアコンありのバスが縦横無尽に走っています。路線が複雑、乗り換えが必要なことも多く、タイ語の分からない人には難易度が高いものですが、タイの庶民的な一面が垣間見えるバス、時間が自由に使える旅行者には是非挑戦してみてほしい乗り物です。
5. ソンテウ、バイクタクシー:旅行者にはあまり縁がないかも
バンコクのソイと呼ばれる小路の中を走っているソンテウと呼ばれるトラックの荷台を座席に改造した乗り物です。代金も一律7バーツと安く、ソイの中の移動や大通りに出るのに便利です。パタヤなどではビーチ沿いを移動する為に利用している観光客を多く見かけます。また、世界的にも悪名高いバンコクの渋滞をジグザグとすり抜けるバイクタクシーもあります。料金は距離に応じて20バーツ程から。
タイの女性はスカートで器用に横座りをしていますが、大変危険ですので必ずパンツで跨いで乗りましょう。事故も多いことは否めませんので、利用は自己責任で。
6. 水上交通:風情もあり、おすすめ!
バンコクと他県を結んでいるチャオプラヤー川の水上交通もあります。特に王宮やワットポー、エメラルド寺院、巨大ナイトマーケットであるアジアンティークなどへの観光の際にはチャオプラヤツーリストボートが大変便利です。料金も一律40バーツ、1日乗船券は150バーツ、英語のアナウンスもあります。
その他、複数の路線があり、距離に応じて料金の異なるローカル向けチャオプラヤーエクスプレスボートや、ワットアルンに行くのに便利な渡し舟などもあります。水質は決して清潔とは言えませんので、汚れても問題のない服装で乗られることをおすすめします。
7. 乗り合いバン「ロットゥー」中長距離バス:地方に行くのも便利です!
(momo)
バンコク市内だけではなく、バンコク市内から全ての県にという程タイ国内移動を網羅している乗り物です。料金は距離に応じて100バーツ程から。満員になるまで色々なポイントに停車し、長距離ではトイレ休憩もあります。目的地に到着したいが為に暴走と呼べる程の運転をするドライバーも稀にいます。利用は自己責任で。
まとめ
いかがでしたか?
残念ながら日本に比べると交通事故や犯罪が多いことは否めないので、全てにおいて安全第一で行動することが最も重要です。様々な移動手段がありますので、旅行のスタイルに合わせ、行きと帰りを異なるものにするのも楽しいでしょう。せっかくタイへ行くわけですから、日本では味わえないその国独特の雰囲気を、移動中も楽しんでください!
タイ・バンコクのタクシー事情やおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!
1. タクシー:多少のぼったくりはご愛嬌!?
2. トゥクトゥク:タイらしさ満点!だけど乗り心地は?
3. BTS、MRT、ARL:渋滞知らず、移動に便利!
4. 路線バス:路線が複雑、上級者向き!
5. ソンテウ、バイクタクシー:旅行者にはあまり縁がないかも
6. 水上交通:風情もあり、おすすめ!
7. 乗り合いバン「ロットゥー」中長距離バス:地方に行くのも便利です!