アルゼンチンの治安調査!旅行前に知るべき8つの事!

(Liam Quinn)

アルゼンチンの治安について、あなたはどんなイメージをお持ちですか?誰もが未知のことには不安や恐怖感を感じるものです。でも、事実や事例を知ることで見えない不安は杞憂だったということはあるものです。ちょっと怖くてはじめの一歩を踏み出せずに躊躇しているあなたへ、今回は筆者の体験も踏まえ、アルゼンチンの治安で気をつけるべきポイントをご紹介します。

 

アルゼンチンの治安調査!旅行前に知るべき8つの事!

 

1. 都市部の治安

都市部など人が多く集まる場所には危険が潜んでいます。外務省危険情報でも首都ブエノスアイレスの情報が多いです。危険情報に書かれている地域には近づかないようにして下さいね。スリ・ひったくり・暴力的な行為など様々な事例があります。

 

2. 狙われやすい人の特徴

多くの場合はうっかり窃盗に遭うというケースが目立ちます。人が何かを判断する時、何を基にしているのでしょうか。それはその人の雰囲気です。では、雰囲気は何から出てくるのでしょうか。それは外見です。外見で第一印象を与え、立ち振る舞いで相手に評価を与えます。

ですので、もし可能であれば、体を引き締めてから旅行しましょう。体を鍛えるということは、実は立ち振る舞いにも良い影響をもたらしていて、たとえスペイン語が満足に通じなかったとしても、鍛えているという意識が、自分に自信をもたせてくれるのです。

ただ、体を鍛えるといってもなかなかすぐに行動に移せる人も多くはないでしょう。ですので、最低限でも服装は気をつけましょう。長旅になると服装がだらしなくなったり、海外という開放感から露出が多い服装にもなりがちです。これは相手に隙があるような印象を与えますので気をつけましょう。

 

3. ケーススタディ

<実例1>
昼間の明るい時間にインターネットカフェにノートPCを持ち込み、テキストに書き溜めていたブログの記事を更新しようとした。WF-FIは飛んでいたがつながらない。お店の人にルータ機器を再起動するようにお願いしに席を立った。PCが盗まれまいか?と心配で机に置いてあるPCの方をちらちらと見ながらお店の人と話を続ける。しかし、机に戻って気が付く。一緒に持ってきたバッグがなくなっている。これは足元に置いていたバッグがターゲットになった事例です。

<実例2>
道を歩いている時にズボンのポケットをナイフで切られ、現金・パスポートを全て窃盗に遭ってしまう。パスポートの再発行をするにも首都のブエノスアイレスまで戻るまでのバス運賃もない。露頭に迷ってしまう。上背もあって体力的な面では狙われにくそうな人が被害に遭った実例です。やはりこれも行動に隙があったのが原因です。

 

4. 被害に遭わないための注意点

ブエノスアイレスなどの大都市で、タンゴのショーをワインを嗜みながら観ることは旅行者の楽しみの一つでもあります。ショーは夜にありますので、夜間に出かける時は、複数の人と伴って行ったり、タクシー使を使いましょう。特に地理感のない状況では、あなたの隙を露呈させます。

空路でブエノスアイレスに入り、市街地へ行った際、自分が滞在する場所も決めずに大きいバックパックを背負ってうろうろ歩いていたら、私はターゲットです、と宣伝していることになります。特に初めて訪れる大都市では地理感を掴めずにうろうろ歩く羽目になるので、予め訪問する場所を下調べしておき、そこへ行くまでの間バックパックを背負って歩く時間を減らしましょう。この時もタクシーが役立ちますね。

例えば小さい街、例えばロシグアレス・国立公園のフッィツロイ山トレッキングコースの麓にあるエル・チャルテン村は、バックパックを背負って歩いていても違和感がないでしょう。場所に応じて複数の行動スタイルを柔軟に準備しておくと、アルゼンチンが怖い場所ではなく、楽しい場所になりますよ。

 

5. 情報収集は一つのソースに頼らないにしよう

外務省海外安全ホームページで情報を入手しましょう。しかし、これだけでは不十分です。人のブログや地球の歩き方に書かれている事例も参考情報になります。ですが、ベストな方法はあなた現地へ行き、そこの人たちとコミュニケーションを図ることです。食事をしたお店や銀行、両替所、お土産さんなどで、治安情報を訊いてみましょう。現地で生活している人の情報に勝るものはありません。

 

6. 貴重品は複数に分けて歩こう

リスクヘッジのためにも多額の現金を物理的に一か所でまとめて持ち歩かないの一言に尽きます。以下にその対策例を列挙します。

・滞在しているホテルにおいてあるザックに小口で洗濯物の中に袋にくるんで入れておく
・スニーカの中敷きの底に現金を入れておく
・靴下に現金を入れて歩く
・マネーベルトに複数枚の現金を入れておく

首から下げるタイプの現金入れで持ち歩くのは、あまりおすすめしません。旅行者が現金を首から下げて歩くことを多くの人が知っています。ひったくりに遭えばストラップが切れる可能性があります。日本のデパートで買い物をするような感覚で、ズボンの後ろポケットに財布を入れて歩くのはNGです。

 

7. 現金の預け先は複数に分けよう

現金を物理的に分けて行動してもその額が大きいと失った時の精神的ダメージが大きいです。プラスマークの付いた国際キャッシュカードで小口の現金を引き出すスタイルにし、クレジットカードも併用をおすすめします。現金が手元になくてもインターネットを通じて航空券をe-チケットで購入できたりします。USドルのトラベラーズチェックも準備しておくことをおすすめします。ATMが使えなくなりそうな場所へ行くとき予め現金化ができますし、紛失しても再発行してもらえる可能性があるので、是非、準備しておきましょう。

 

8. 悪いイメージを先行させないにしよう

見知らぬ地には、本来は楽しむために訪れるものですよね。負の情報だけに捉われて思考が凝り固まらないようにして下さいね。実際は楽しいことの方が多いのです。あまり悪いイメージばかり先行させると、せっかく、現地の人と仲良くなって得られるはずの情報も得られなくなります。すべてはあなたの心構えから表れる立ち振る舞いや雰囲気が作り出すものです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
事前に情報を収集し、次に現地で生情報を入手することで、しっかりとした心構えで旅行に臨めます。気張らずに生の情報とあなたの解釈をきちんと整理をすることで、旅は楽しいものになります。是非、アルゼンチンを楽しんで下さいね。

 

アルゼンチンの治安調査!旅行前に知るべき8つの事!

1. 都市部の治安
2. 狙われやすい人の特徴
3. ケーススタディ
4. 被害に遭わないための注意点
5. 情報収集は一つのソースに頼らないにしよう
6. 貴重品は複数に分けて歩こう
7. 現金の預け先は複数に分けよう
8. 悪いイメージを先行させないにしよう

 


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