日本からのオーストラリア旅行先として依然高い人気を誇るケアンズ。旅先としてはとにかく物価が高いというイメージがありますが、THE観光地として開発された経緯もあり、想像通り決して物価の安い街ではありません。しかしよく調べれば、実はケアンズで買った方が安くなるものもあります。そこで今回は、ケアンズの物価を徹底調査し、ケアンズを訪れたあなたが賢くお買い物するための7つのポイントをご紹介します。
ケアンズの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント
1. オーストラリアの通貨
オーストラリアはオーストラリアドル(豪ドル:AU$)という通貨で、日本円に換算するとAU$1=84円前後。さらにGSTという10%の消費税がかかるので、現実感覚ではAU$1=100円と考えれば妥当でしょう。オーストラリアはクレジットカード社会のため、よほど小さな店やストリートマーケット等でない限り、どこでもクレジットカードが使えます。両替の手間がなく為替レートもお得なので、ケアンズへ旅行する時は海外でも使えるクレジットカードを用意するのがおすすめです。ただ、もしどうしても現金を使う場合は、$50以下の小額紙幣を用意すること。というのも、$100札はほとんど流通しておらず、使うと嫌がられる場面があるからです。両替所で$100札をもらったら、必ず小額に交換しましょう。なお、両替レートは空港よりも市内の両替所の方が少しお得な場合が多いです。
2. 交通機関:タクシー
ケアンズ空港からケアンズ市内へのタクシー料金(約10分)は$25~、タクシー初乗り料金は$3~(平日)。公共交通機関が発達していないケアンズでは、3人以上の旅行なら、バスを利用するよりタクシーの方がお得です。気のいい運転手さんなら、ちょっとした観光情報も教えてくれるので、旅のよい思い出になるかも?
3. 交通機関:バス
バスの初乗り料金は大人$2.4~と比較的安く使えます。バスは観光客には少々ハードルが高いですが、ケアンズの主な観光地を網羅しているので実は市内観光にとっても便利。時間に余裕があり、ローカル気分に浸りたい方にはおすすめの手段です。
4. ケアンズで買うと安いもの
なんといってもオーストラリアで安いのはワイン!国内に数多くワイナリーを抱えるワイン好きの国民性ゆえか、美味しいワインが1本$10前後から手に入ります。リカーショップと呼ばれる酒屋で買ったワインをホテルで飲むもよし、日本へのお土産にするもよし。
またBYO(Bring Your Own)というサインのあるレストランなら、酒類の持ち込みが可能(有料)なので、気に入ったお酒を買っていくのも通な楽しみ方でしょう。但し、ケアンズラグーンなど、アルコールフリーゾーン(Alcohol-free zones)という飲酒禁止ゾーンでは飲酒が違法なので注意しましょう。また、オーストラリア土産の定番中の定番、ティムタム(Tim Tam)というチョコレートビスケット!今や日本でも簡単に買えますが、オーストラリアの方がまだ少し安く買えます。その時、必ずスーパーマーケット(WoolworthsやColes)で買うのが鉄則!スーパーならまだ日本に輸入されていない新フレーバーが次々出ているので、お土産にすると喜ばれます。あとは、オーストラリア発のコスメブランド、ジュリーク(Jurlique)やシドニー発の掃除洗剤ブランド、マーチソン・ヒューム(Murchison-Hume)なども、現地でしか手に入らない商品をゲットできるチャンスです。
また、オーガニック大国のオーストラリアでは、良質のマヌカハニー、プロポリスや高純度のエッセンシャルオイル、手作り石鹸などがリーズナブルに買えるので、興味のある方はトライしてみては?
5. ケアンズで買うと高いもの
ケアンズにもDFSギャラリアやDFOなどブランド品のショッピングセンターがありますが、日本に比べて品揃えもよくない上、価格もけして安いとはいえないので、残念ながらあまりおすすめできません。またこういう店ではお土産品もスーパー等と同じクオリティの物が数倍の値段で並んでいることもあります。それよりも、ナイトマーケットやスーパーなど、ケアンズでしか買えないものを探す方がずっと新しい発見があるかも?!
6. 一日の予算
全て込みのパックツアーでない場合、その日のアクティビティによって一日の予算は大きく変わるので、以下のシーン別の価格の目安を参考にしてください。(全て大人一人当たりの価格)
▼ツアー
シュノーケル、ダイビング一日ツアー:$200~$300
キュランダ一日観光ツアー:$150~
デインツリー・ケープトリビュレーション一日観光ツアー:$190~
半日ツアー $60~ / 一日ツアー$120~
レストラン:ランチ$15~35 、ディナー:$60~$100
7. 旅行者払戻し制度(TRS)を賢く利用!
あまり知られていないかもしれませんが、オーストラリアには旅行者払戻し制度(Tourist Refund Scheme : TRS)という旅行者が対象の免税制度があります。1つの店舗で合計$300以上の買い物をし、そのレシート(Tax Invoice)と品物を出国時の空港のTRSカウンターに持ち込めば、税金分が返金されるもの。対象品は限定されますが、該当する場合は10%~14%前後が返金されるとてもお得な制度です。高額の買い物予定がある方は、事前に対象品・購入条件などをチェックしておくのがおすすめです。また、TRSはアプリを使えばオンラインで事前申し込みができ、空港で手続時間が短縮できます。
まとめ
いかがでしょうか?
日本に比べてもあまり物価が安いとはいえないケアンズですが、ターゲットを絞り、免税制度を賢く利用すれば、かなりお得なショッピング体験ができます。ケアンズは海と山のレジャーが揃い、食べ物が美味しく、フレンドリーな街です。時間とお金を賢く使って、ケアンズで楽しい思い出を作ってくださいね。
ケアンズの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント
1. オーストラリアの通貨
2. 交通機関:タクシー
3. 交通機関:バス
4. ケアンズで買うと安いもの
5. ケアンズで買うと高いもの
6. 一日の予算
7. 旅行者払戻し制度(TRS)を賢く利用!