風車とチューリップの美しい国で知られるオランダ。日本からも旅行者が年々増えていますが、オランダでは英語が通じるのかあなたはご存知ですか?旅行先でまず言葉が通じるかと言うのはとても気になるところです。
そこで今回は、オランダでは果たして英語が通じるのか7つのポイントにまとめてご紹介します。
オランダで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント
1. オランダで英語は通じるのか?
オランダ人は周りを強国に囲まれた商業国でしたので、何か国語も話せる人が多いというのが実際です。特にオランダ人は英語の教育を小学校から受けています。
まず、オランダ国民は、なんとその8割の人が英語を話せると言われています。小学生で英語の基礎は身に着けるというのがオランダ人の通常です。実力的にもオランダ人の英語力は世界Top5内に位置しています。また、英語が上手なことは、元々オランダ語と英語が似ていることにも由来しているようです。
オランダでは、英語圏の映画やドラマを子どもの頃から見たり、BBC、CNN、Discovery放送を日常的に見たりしていることも一つの要因です。しかし、オランダ人が英語を話してくれるのは、私たち外国人と話す時やビジネスや観光地、商売などに使う時だけです。つまり、オランダ人は、オランダ語が通じないとわかると外国人に気さくに英語で話しかけてきます。英語が少し話せればコミュニケーションに困らない観光しやすい国と言えます。
また、オランダ人の英語はネイティブでないので、わかりやすい英語と言われています。
2. オランダの言語は何?
オランダ語が言語です。このオランダ語は、英語にも近く、ドイツ語にも近い中間の言語とも言えます。地理的にもイギリスとドイツの中間の場所に位置していて影響を受けたのかもしれません。
オランダ語について詳しく説明すると、インド・ヨーロッパ語族の西ゲルマン語群に属し、オランダだけでなく、ベルギー北部でも話され、2,300万人以上が話している言葉です。江戸時代に蘭語と呼ばれていたと聞くと少し馴染みのある言語に感じます。
オランダ語の簡単な挨拶フレーズを以下にまとめていますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
3. オランダの街中の標識や電車の車内放送はオランダ語
街中を観光すると標識や電車の車内放送がオランダ語で少し困るかもしれません。しかし、あなたがわからなくて困っても、オランダ人に英語で質問すればすぐに英語で教えてくれるので安心して観光できます。
4. レストランメニューなどの表記は?
オランダのレストランは、日常使いではなく記念日に大勢で訪れるのが普通な所が多いのが実情です。少ない人数で入る場合などは、観光地のイート・カフェなら英語メニューも置いてあり、気軽に入れるのでおすすめです。基本的にレストランに英語表記はあまりないのが普通ですが、ランチメニューなどはパターンが決まっているので事前に覚えてみましょう!
・スナック系:
Patat または Friet (ポテト、フレンチフライ)
Hamburger met Friet(ハンバーガーとフレンチフライ)
Kipburger(鶏肉バーガー)
Gehaktbal(肉団子)
Frikandel(コロッケとハンバーグを混ぜたようなもの)
Kroket(コロッケ)
kaassouffle(チーズ・コロッケ)
bamischijf(焼そばコロッケ)
Nasischijf(チャーハン・コロッケ)
Kipsate(串に刺さった鶏肉)
Loempia(春巻き)・パン系:
Pistolets(硬いフランスパン系)
Ciabatta(オリーブオイルの香り漂うイタリア系の硬いパン)
Kaas(チーズがはさまったパン)
Warm Vlees(温かいお肉がのったパン)
Gezond(野菜がはさまったパン)
Zalm(スモークサーモンがはさまったパン)
なお、レストランやバーで「おいしい」と食事の感想をオランダ語で伝えられたら、お店の人もその場も更に楽しくなります。以下にオランダ語のおいしいの様々な表現をまとめましたので、ぜひ一読ください。
5. 宿泊先の確保は英語で確実に
アムステルダムの週末などの宿泊は、季節外れでも宿泊先探しに苦労することがあります。そんな際にはオランダ語は話せなくても英語が話せることが大事です。
宿泊先の手配には時間がかかりますので、英語を事前に勉強して、特にホテルでの英会話などもきちんと勉強して行かれることをおすすめします。
また、観光案内所も街中には沢山あり、宿の手配もお手伝いしてくれますので英語さえ学習しておけば大丈夫だと言えます。観光客に慣れている街で観光しやすい国です。
6. 覚えておきたい言葉は?
旅行をする際に覚えておいた方がよいオランダ語を簡単に挙げておきます。上記の関連記事を読めば更に深く理解できますのが、以下のフレーズぐらいはさらっと覚えておくとオランダ人にも喜ばれますよ!
・トイレはどこですか?:
Waar is het toilet? (ワール イセット トワレット)・バス乗り場はどこですか?:
Waar is de bushalte?・ (商品を指さして)いくらですか:
Hoeveel kost dit? (フヴェール コスト デト?)・これをください:
Geef me dit!・こんにちは:
Hallo… (ハロー)・どうもありがとう:
Dank u wel (ダンキュ ウェル)・はい:
Ja. (ヤー)・いいえ:
Nee. (ネイ)・すみません:
Sorry. (ソーリー)・ごめんなさい:
het spijt me. (ヘット スペイト メ)
また、筆者のおすすめは、感謝の言葉は必ず現地の言葉で伝えることです。日本でも外国人が日本語で「ありがとうございます」と言ってくれると、自然と笑顔になりますよね。ぜひあなたもオランダ語で感謝を伝えて、素敵な旅行にしてください。
以下の記事ではオランダ語色々な感謝を伝えるフレーズを特集しています。ぜひここでいくつか覚えてからオランダへ向かってください。
7. 旅行する際に持っていきたいおすすめのモノ
・持っていきたい本 「旅の指さし会話帳 オランダ」
絵を見ながら聞きたいことをその場で指さししながら聞くことができます。指をさすだけなので頼りになり、オランダ事情も載っていて活用度が高い本です。
・列車で旅をするならば「トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表」
オランダ語での列車の表記がわかりませんので、事前に列車のプラン立てをしておきましょう。色々な情報が載っていて便利です。ただし、列車は遅れたり運行中止になったりする可能性もありますので余裕を持ったプランを立てましょう。
まとめ
いかがでしたか?
英語を少し勉強して行くとともに、「旅の指さし会話帳 オランダ」などの本を持っていってみませんか。オランダ語でのコミュニケーションでグッと親しみが生まれ、海外旅行の楽しさもさらに増しますのでおすすめです。
英語で優しく対応してくれて安心なオランダだからこそ、自分でも少し余裕を持ってオランダ語を勉強してみるのもいいかもしれません。
オランダで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント
1. オランダで英語は通じるのか?
2. オランダの言語は何?
3. オランダの街中の標識や電車の車内放送はオランダ語
4. レストランメニューなどの表記は?
5. 宿泊先の確保は英語で確実に
6. 覚えておきたい言葉は?
7. 旅行する際に持っていきたいおすすめのモノ