ツアーじゃ行けないオーストリアのマニアック観光10選

かつてハプスブルグを君主としヨーロッパにその名を轟かせたオーストリア。帝都の華やかさを謳い今なお音楽の都として名を馳せるウィーン。そんな魅力溢れるオーストリアですが、今回は、あまりツアーでは行かないレアなお勧めマニアック観光スポットをご紹介します。

 

ツアーじゃ行けないオーストリアのマニアック観光10選

 

1. ヒトラーの別荘、鷹ノ巣(イーグルネスト)

バイエルン山脈のふもと、ケールシュタインにあるヒトラーの別荘です。ヒトラー50歳の誕生日に贈られたもので、軍事会議が開かれ、ムッソリーニやナチスの要人などが訪れ、愛人のエヴァ・ブラウンと過ごしました。ヒトラー亡き後はアメリカ人によって占拠され、現在は一部がレストランとして開業しています。内部は、そのままにされており、別荘へ上がるために使う真鍮と鏡で作られたエスカレーターやムッソリーニに贈られたという豪奢な暖炉は当時のヒトラーがどれほどの権力を持っていたかを物語っています。こちらは、ザルツブルグから現地ツアーバス(英語、51ユーロ~)が出ています。

 

2. バート・デュルンベルクで岩塩坑探検

RPGゲームではお馴染みの洞窟探検をしてみませんか?ザルツブルグのヘンブルン宮殿を通り、ハラインのバート・デュルンベルク岩塩坑へ行きましょう。ここでは、入口で鉱員の作業着に着替えて岩塩坑へGO!ガイドさんの塩の歴史、採掘や運搬方法などを聞いた後、ツアースタートです。まるで遊園地のアトラクションのようですが、実際に使われていたものだというから驚きです。鉱員用の滑り台を使い、地底湖を探検できます。半日現地ツアーで46ユーロ(英語)です。

 

3. ドナウ川クルーズ バロックの宝石メルク修道院とヴァッハウ渓谷

メルク修道院は、ゴシック推理小説「薔薇の名前」の舞台として、またオーストリア帝国の皇女マリーアントワネットがフランスへ輿入れする前に立ち寄った場所として、有名なベネディクト会の修道院です。礼拝堂もさることながら、メインは大図書館は10万冊の蔵書があり、その豪華さは世界的にも有名です。そして、ここから船でクレムスまで行ってみましょう。ここはワインの産地としても有名ですが、オーストリアワインは、ほとんど現地消費されるものなので、ぜひお試しください。ウィーン西駅でヴァッハウ・コンビチケット(Wachau Kombiticket)」を購入します。ウィーン西駅からメルク、メルクからクレムスまで船、クレムスからウィーン・フランツヨーゼフ駅の切符とメルク修道院の入場券がセット(49ユーロ)です。

 

4. 郊外の貴族の宮殿、 エスターハージ宮殿 (Esterházy)

オーストリア・ハンガリー帝国の大地主で、その財は皇帝を凌駕するものだったというエスタハージ家。ここはその エスターハージ侯爵のレジデンスです。300年に渡る芸術品の数々、特に40年間、 エスターハージ家に仕えた音楽家の名前にちなんだハイドンホールは音響が素晴らしいと世界的にも有名です。また、宮殿にある代々の肖像画はその時代を感じさせるものです。ちなみに、あのドラキュラのモデル、ブラド・ツェペシュの肖像画があります。また、ワイナリー博物館もあり、お土産におすすめです。アクセスは、バスで:Wien Südtirolerplatzから Eisenstadt行きにのります。入場料36ユーロ(9つの展示が見られます)

 

5. 古城 フォヒテンシュタイン城 (Burg Forchtenstein)

スタージー家の砦として建てられた城で1300年頃に、ロザーリエン山上にオスマントルコに対する防御砦として建てられました。ここの武器コレクションは、ほぼ完璧に保存されているため歴史的価値のある武器装飾や軍事歴史上とても重要で貴重なものが展示されています。また、晴天の日に世界遺産ノイシードラー湖まで見渡せます。フォヒテンシュタイン城は、エスターハージ宮殿からだと約30分です。入場料9ユーロです。

 

6. 採掘場でオペラ?世界遺産サンクト・マルガレーテン採石場 (St.Margareten)

いろいろな再開発があると思いますが、採掘所でオペラとは、驚きです。断崖絶壁を使っての舞台、音楽の都のオペラは、画期的です。入場料5.5ユーロです。オペラについては、オペライベント情報で確認でき、オペラの時期にはウィーンから直通バスが出ています。

 

7. 帝国の思い出を乗せて・・・皇帝列車でデイトリップ

黒衣のドレスに身を包み、王宮を避け、旅から旅へ放浪していたエリザベート、そして彼女を愛した夫、皇帝フランツヨーゼフ。この皇帝夫妻専用のサロン列車で、特別ツアーのため運行されています。豪華な列車で素晴らしい料理をご堪能できます。

 

8. 眺望が最高 ユスティッツカフェ 最高裁判所屋上(ウィーン市内)

オーストリアと言えばカフェですが、眺望のよいカフェといえば、Schmerlingplatzです。ここは、司法宮殿と言われる最高裁判所の屋上。黄金の本と剣を持った女神が中央に坐する階段を横切り、向かうは屋上。セキュリティチェックがありますが、屋上のカフェはウィーンが一望できて気持ちがいいです。

 

9. ウィーン市庁舎に行ってみよう (ウィーン市内)

19世紀にネオゴシック調で作られた建物です。ウィーン市庁舎前は、夏のフィルムフェスティバルやクリスマスマーケットなどに使われライトアップした姿は美しいです。

 

10. 不思議な空間 聖アンナ教会 (ウィーン市内)

ケルントナー通りを歩いているとふと流れてきた聖歌に足を止めたとき、偶然出会った…そんな教会です。外からは考えられないような美しい空間に思わず息を飲むことでしょう。 18世紀にダニエル・グランに描かれた聖画の美しさは見るものを癒してくれます。

 

まとめ

いかがでしたしょうか?
今回は日本のツアーではあまりいかないところを中心にご紹介いたしました。オーストリアは本当にたくさんの魅力があって観光客を飽きさせません。どこにいても音楽が聞こえ、美しい品のある街並みに心ときめかせてしまうでしょう。ぜひ、美しい街で楽しい時をお過ごしください。

 

ツアーじゃ行けないオーストリアのマニアック観光10選

1. ヒトラーの別荘、鷹ノ巣(イーグルネスト)
2. バート・デュルンベルクで岩塩坑探検
3. ドナウ川クルーズ バロックの宝石メルク修道院とヴァッハウ渓谷
4. 郊外の貴族の宮殿、 エスターハージ宮殿 (Esterházy)
5. 古城 フォヒテンシュタイン城 (Burg Forchtenstein)
6. 採掘場でオペラ?世界遺産サンクト・マルガレーテン採石場 (St.Margareten)
7. 帝国の思い出を乗せて・・・皇帝列車でデイトリップ
8. 眺望が最高 ユスティッツカフェ 最高裁判所屋上(ウィーン市内)
9. ウィーン市庁舎に行ってみよう (ウィーン市内)
10. 不思議な空間 聖アンナ教会 (ウィーン市内)

 


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