中国・北京の天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

中国の北京の位置はどのあたりにあるかご存知ですか?北の京と書く街ですから、南の方では無い事は想像できますよね。日本の都市で言うと、秋田や盛岡と同じ位の緯度の高さ、というとイメージしやすいのではないかと思います。ではその北京のお天気は秋田や盛岡と似ているのでしょうか?そこで今回は、北京のお天気についてまとめてみました。北京へのご旅行や出張・駐在を計画されている方はご参考にしてみて下さい!

 

中国・北京の天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

 

1. 大陸性気候

中国と日本の天候の大きな違いに、大陸性気候があります。島国日本の天候とはまるで違います。北京を含む北方の気候はかなり強烈です。寒暖差の激しい気温、雨が少なく、乾燥した空気。この事を先ず知っておいた方が宜しいと思います。日本であれば、緯度の高い東北地方や北海道は、冬が寒くとも、夏は強烈に暑い地域ではありませんよね。北海道など、梅雨も無く、台風が上陸する事も少なく、避暑地と言えます。中国の北方はそうではないのです。北京もそうですが、例えば東北地方の黒龍江省。北側はシベリアに接する黒龍江省の省都ハルピンは、冬の気温がマイナス30度を下回ります。北海道のどの地域よりも寒いでしょう。

冬はこんなに寒いのですから、夏も涼しいと想像しますよね。ところがどっこい、とてつもなく暑いのです。北京の天候も同様です。これが大陸性気候なんです。広州の様に南に位置しない北京ですから、夏は涼しいのではと思う方も多いのではないでしょうか。いえいえ、日本の感覚とは違うのです。島国と大陸の気候の違い。これを先ず知っておくと宜しいと言えます。晴天が多く、気温も穏やかで、過ごしやすいベストシーズンは5月と10月です。

 

2. 四季

大陸性気候とはいえ、日本と同じように四季があります。春夏秋冬の移ろいは日本と同じです。ただ日本よりも季節感に乏しい感じは否めません。それは植物の違いによるところが大きいと思います。圧倒的な違いは、日本では春の訪れを強く印象つける桜です。日本中で咲く桜によって、日本人は冬が終わり春の到来を感じますが、北京ではこの光景を見ることができません。又、秋の紅葉。木々の種類の違いから、紅葉もありません。気候的な四季は同じでも、季節感を感じる樹木や花の違いにより、感じる四季の移ろいにも違いがあるのですね。

 

3. 黄砂

特に春先やっかいな存在は黄砂。日本にさえ飛散して来るこの黄砂は、首都北京は最も飛散影響の多い大都市と言っても過言ではないでしょう。中国中央部からモンゴル地域には広大な砂漠が広がっています。タクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原がその主たる発生源と言われています。この地域から風にのって西から東に黄砂が飛散して来るのです。特に春先はその発生が多く、洗濯や車のガラスに付着する黄砂は困った存在です。生活したり、春先に北京旅行をする方は、留意してしておいて下さい。

 

4. 梅雨

日本の様に四季がある北京ですが、日本にある梅雨の季節はありません。大陸性気候の北京では、日本でがじめじめ雨の降る梅雨の季節に夏が始まった様に暑い天気が続き始めます。所謂日本の梅雨の季節よりも、真夏の方が雨の降る日は多いと言えます。

 

5. 乾燥

降水の少ない北京では、冬になるととても乾燥します。湿潤な国である日本から比較するととてつもなく乾燥すると思っておいた方が宜しいと思います。肌がかさかさしますし、喉が痛みやすいですし、静電気の発生度も高い。室内では加湿器の設置、お肌には化粧クリーム、静電気防止用のアクセサリーや手袋等に留意された方が宜しいです。

 

6. 雪

冬の最低気温はマイナス10度位ですが底冷えがします。寒いですが雪が降ることはほとんどありません。たまに降る雪も、乾燥していて水分が少ないので、日本の様には積雪にはなりません。

 

7. PM2.5

問題はこのpm2.5です。pm2.5とは、2.5マイクロm以下の微小粒子のことを言いますが、原因は工場などから出る粉塵や、燃焼による排出ガスなどが、大気中で変質することによると言われています。つまり、環境対策がなされていない事がその原因を作っている訳で、経済成長の負の側面とも言える現象で、昨今大問題になっている環境問題です。黄砂と共に、日本にも飛散して来る場合も確認されており、中国のみならず日本を含む国際的な問題に発展しています。中国の大都市では北京の被害が相当に酷く、生活にも甚大な影響を及ぼしています。来日する中国人の日本での買い物品目の中にも、pm2.5対策用マスクに人気があります。北京で生活する上では、厳重な対策が必要と言えます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
悠久の歴史を有する中国の首都北京。皇帝の住まいであった紫禁城を中心として、天安門広場や、天壇公園など、中国を象徴する街北京。どんな天候なのか興味をお持ちだと思いますが、なかなかシビアな気候環境なんです。日本と違う気候を理解して、どうぞ北京を楽しまれて下さい!

 

中国・北京の天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

1. 大陸性気候
2. 四季
3. 黄砂
4. 梅雨
5. 乾燥
6. 雪
7. PM2.5

 


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