現地在住者に聞く！ブラジルコーヒー7つの意外な真実！

ブラジルといえばやっぱりコーヒーですよね。ブラジルへ行ったら飲んでみたい！という人も多く、筆者もこっちへ住むまではそんな印象でした。ですが、いざブラジルに住んでみると意外なことがわかったんです。今回は、ブラジルのコーヒー事情についてご紹介したいと思います。

現地在住者に聞く！ブラジルコーヒー7つの意外な真実！

1. ブラジルには美味しいコーヒーがない！？

ブラジルは世界でも1位の生産量を誇るコーヒー大国。世界全体のおよそ3割を占めているといいます。そしてコーヒーの消費量は世界でアメリカに次いで2位となっています。しかし、ブラジル国内では美味しいコーヒーはあまり飲めないのです。なぜなのでしょう？それは上質の豆、高級品はほとんどが国外に輸出しているからなんです。コーヒーの輸出量も世界第1位。主な輸出先はヨーロッパや日本などですので、皮肉なことにブラジルに来るよりも日本の方がブラジルの美味しいコーヒーに出会える確率が高いのです。しかも驚くことに、ブラジルには国外からコーヒー豆を輸入してはいけない決まりになっているということ。だから国内外の上質な豆はブラジルにあまり存在しないのです。しかし、最近は国内でも高級志向の人が増えているので高級なショッピングセンター、コーヒー専門店などでは購入も可能です。

2. アイスコーヒー？そんなの飲まないよ！

ブラジルはあなたもご存知のようにトロピカルで暑い国です。暑い日はアイスコーヒーを飲むとサッパリすがすがしい気分になりますよね！？ですが、ブラジルでは一般的にコーヒーをアイスにしては飲まないのです！ブラジル人にアイスコーヒーは？というと、「えーっっ！！そんなの飲まない！！」と驚かれます。普通のカフェやパン屋には置いてません。コーヒーゼリーももちろんありませんよ！しかし、それも最近ではスターバックスのブラジル進出などでフラペチーノが飲まれるようになり、一部の人々には知られる存在になりつつあります。

3. いつでもカフェ

ブラジルでは、コーヒーのことをカフェと言います。ブラジルの朝ごはんはcafé da manha＜カフェ　ダ　マニャ＞と言ってカフェを飲まなくてもカフェと言う名前がついています。ほとんどの家庭でコーヒーを飲みますし、ブラジルの家庭では一家に1つコーヒーポットがあり、そのコーヒーポットにたくさんのコーヒーを沸かして入れておき、家族みんなで飲みます。会社でもコーヒーポットが置いてあり、いつでも飲むことができます。病院や銀行、お店、レストランなどにも置いてあり、無料で飲めます。午後の休憩はcafé da tarde＜カフェ　ダ　タールジ＞と言い、またコーヒーを沸かし、パンやケーキなどの軽食と一緒に飲みます。本当にブラジル人はコーヒーが大好きなんです！

4. コーヒーと言えばエスプレッソ

ブラジルのカフェでコーヒーを頼むとエスプレッソが出てきます。小さいカップに入っていて、一緒に炭酸水が付いてくることもあります。食後に頼んだり、甘いケーキや軽食と一緒に楽しみます。

5. ブラジル人は甘いコーヒーがお好き♡

上記にも書いたように、カフェと言えばエスプレッソですのでもちろん苦いです。ブラジル人は苦いのが嫌いなのか、その小さいカップにドバドバと砂糖を入れて甘くして飲みます。日本人からするとびっくりするほどの量です。会社や病院などで無料で置いてあるコーヒーも砂糖入りだったりするので注意が必要です。砂糖なしはSem açúcar ＜セン　アスカール＞Sem açúcarと書いてあるやつかそれで注文しましょう。

6. 人気のメーカー

家庭では粉に挽いた豆を買ってきてポットにドリップして淹れたり、鍋やヤカンに直接粉を入れて沸かしたものを漉したりして作ります。スーパーで手軽に買えるメーカーでは、Melitta、Tres corações、PILÃOあたりが人気です。これらのメーカーはだいたい同じ価格帯ですが、これより下になるとあまりおいしくありません。ブラジルの家庭の味をお土産にしてみてはいかがですか？