ブラジルは世界トップクラスの肉消費国です。ですので肉料理の種類もバリエーションに富んでいます。味付けも塩だけのシンプルなものか、ハーブなどで香りをつけるだけです。なので肉の味がより引き立つんです!今回は現地在住の筆者が旅行前に是非チェックしてほしいブラジルの肉料理の魅力についてお伝えします!
旅行前に知っておきたいブラジル肉料理7つの魅力
1. Churrasco(シュハスコ)
言わずと知れたブラジルの代表料理。大胆に塊肉を粗塩だけで焼いたお肉が美味しいシュハスコ!牛肉のいろんな部位、中でもPicanha(ピカーニャ)は牛のイチボに当たる部分で、ブラジル人から最も人気があり、1頭から少ししか取れない希少部位です。他にも後でご紹介するリングイッサや鶏肉、豚肉もあります。Vinagrete(ビナグレッチ)というみじん切りにした玉ねぎ、ピーマン、トマトとイタリアンパセリやコエントローとお酢やレモン、塩胡椒、とオリーブオイルで作ったソースをかけて食べれば、お肉もさっぱりたくさん食べられます。このソースはブラジルではシュハスコ以外にもフェイジョアーダ、パステウなどに欠かせないものです。週末やイベントでは家族や友人などで集まり、家に備えてある専用のグリルでシュハスコをします。シュハスコのレストランもたくさんありますので、ブラジルに行ったらまず足を運んで欲しいです!
2. Linguiça(リングイッサ)
リングイッサは生の豚肉や鶏肉と脂身でできているソーセージで、とってもジューシー!!シュハスコではもちろん、バーでもおつまみの定番メニューです。他にも国民食の豆の煮込み、フェイジョアーダに入れたりとブラジル人には欠かせない食材です。シュハスコでぱりっと焼かれたリングイッサは最高です!!
3. Torresmo(トヘズモ)
トヘズモは豚の皮付きのあばら肉を一口大に切り、塩で味付けして少しの油とあとは豚肉から出る油でカリカリに揚げたもので、フェイジョアーダの付け合せで出てきたり、ビールのおつまみに最適!!食べ過ぎるともたれるので気を付けなければいけませんが、ついつい手が出てしまいます。
4. Parmegiana(パルミジャーナ)
元はイタリア料理でイタリア移民から広まったパルミジャーナ。薄く切った牛肉や鳥の胸肉を細かいパン粉でカツ状にして揚げ、その後たっぷりのトマトソースとチーズを乗せてオーブンで焼いた料理です。ご飯とサラダ、フライドポテトと共に頂きます。
5. Quibe(キビ)
こちらアラブ系移民からもたらされたキビは、牛ひき肉と小麦ふすまをレモン汁、ミントの葉、塩、ニンニク、スパイス等で味付けし、ラグビーボール状にして揚げたもので、ブラジルの軽食として人気があります。パダリアと呼ばれるパン屋さん兼コンビニ的なお店やバーでも食べられますし、イベント事にもよく出されます。揚げたてにレモンを絞ったり、ピメンタと呼ばれる唐辛子のソースをかけて食べるととても美味しいですよ!
6. Frango com quiabo(フランゴ コン キアボ)
ミナスジェライス州の郷土料理で、アフリカ料理が元だそうです。ぶつ切りの鶏肉に塩とレモンで下味を付け、ニンニク、オリーブオイルで炒め、大きめに切ったオクラを入れて作る煮込み料理で、お好みでローズマリーやタイム、コエントローなどを入れます。フェイジョアーダに並ぶ日本のカレーのような家庭料理です。
7. Strogonoff (ストロゴノフ)
こちらもロシア料理が元で今やブラジルの一般的な家庭料理として親しまれています。牛肉や鶏肉、あるいはエビなどと、マッシュルームや玉ねぎを入れてトマトソースで煮込み、Molho Inglês(ウスターソース)やマスタードなどで味をつけ、最後に生クリームを加えます。クリーミーなトマトシチューのような感じで、ご飯にかけ、Batata palha(バタタパーリャ)という細切りのポテトチップスと一緒に盛り付けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
さすが移民の国ですね!様々な移民がもたらした料理がブラジル独自に進化を遂げ、ブラジル料理として定着しています。味付けや食べ方もそれぞれなので、是非いろんな料理に挑戦してくださいね。
旅行前に知っておきたいブラジル肉料理7つの魅力
1. Churrasco(シュハスコ)
2. Linguiça(リングイッサ)
3. Torresmo(トヘズモ)
4. Parmegiana(パルミジャーナ)
5. Quibe(キビ)
6. Frango com quiabo(フランゴ コン キアボ)
7. Strogonoff (ストロゴノフ)