12月になると、至る所でクリスマスモードに入りますよね!ブラジルもショッピングモールなどはクリスマスのデコレーションに変わります。ではブラジルのクリスマスはどんなクリスマスなのでしょうか?ブラジル在住の筆者が最新のブラジル、クリスマス事情をお届けします!
ブラジルのクリスマスは超面白い!7つの楽しみ方!
1. 季節感のないクリスマス
クリスマスと言えば暖炉には火が灯り、雪が深々と降り積もりサンタクロースが空からやって来る。そんなイメージですが、ブラジルは南半球にあるので、季節は真逆の夏です。ブラジルのサンタクロースは半袖、ハーフパンツじゃないと過ごせません!みんなバカンスをとり、海へ繰り出すのでサンタクロースはウエットを着てサーフボードでやってくるのでしょう!そんなわけで筆者は全くクリスマスの感じがしないクリスマスを毎年過ごしています。
2. クリスマスの定番
クリスマスと言えばパネトーネ。イタリア発祥のパネトーネ菌を使ったパンで、ドライフルーツやナッツ、もしくはチョコレートが入ったパネトーネが一般的です。その頃にはスーパーにたくさんのパネトーネが積み上げられています。会社からもらったり、お世話になっている人へプレゼントしたりもします。
3. プレゼントはみんなに
12月に入ると会社からボーナスのようなdecimo terceiro(13番目の給料)と呼ばれるものをもらうのでみんなそれでプレゼントを買います。それも家族みんなに!会社や友人とはamigo secreto(アミーゴ セクレート)と呼ばれるプレゼント交換も行われたりします。事前に名前を書いたくじを作り、引いた人宛にプレゼントを購入します。というわけで、ブラジルのこのシーズンの街は人で溢れています!商店街も普段は5時で閉まりますがこの時期は夜10時まで開いています。カトリックの国なので、貧しい人たちにもクリスマスには良い過ごし方をして欲しいとスーパーや教会などには募金箱や子どもたちにはプレゼントを買って入れる箱が置かれていたりします。
4. クリスマスの観光スポット
各地ショッピングモールでは毎年違うテーマでツリーやサンタの家がデコレーションされます。サンタクロースが常にいるところもあり、一緒に写真を撮ったりできます。日本はクリスマスが終わるとすぐお正月に切り替わりますが、ブラジルはこのクリスマスデコレーションが、年明けまで続きます。サンパウロではパウリスタ大通り、イビラプエラ公園の飾りが有名です。クリスマスの街と呼ばれるグラナードではショーやパレードなど様々なアトラクションが行われますし、リオデジャネイロにはギネスブック認定の世界最大の湖の上ツリーが展示されます。
5. 仕事はしない!
ブラジルはカトリックの国なのでクリスマス当日の25日は祝日です。仕事は大体24日の午前中までしかしません。今年は土日と連休になり3連休となります。会社からは良いクリスマスを!という意味でcesta de natal(セスタ ジ ナタウ)というクリスマスバスケットのようなものをもらいます。中身はシャンパンやパネトーネ、当日は街にはあまり人がいませんし、危険なので出歩かないようにしましょう。
6. ブラジル流クリスマスの過ごし方
この時期は『クリスマス、どこで過ごす?』とよく聞かれます。クリスマスを一人で過ごすという概念がないブラジルでは、『予定がなかったらうちに来ない?』と誘われるのです。ブラジルのクリスマスは基本家族で過ごします。みんな家だったり、海やホテル、プール付きの家を借りたりしてパーティーをします。24日の夜に集まり、日付をまたいで日本のお正月の様に親戚一同揃って盛大に行われます。そして25日は教会のミサに参加します。
7. クリスマスの食事
25日への日付が変わる12時を過ぎてからシャンパンやワインを開け、食事が振る舞われます。七面鳥の丸焼きやChesterという鳥のハム、杏やレーズンが入ったサラダやピラフなどが定番メニュー。みんなで集まるので一人一品持ち寄ったりすることが多いです。日本の様にクリスマスケーキを食べる習慣はありません。もちろんデザートはありますが、ムースやゼリー、アイスなどが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらに来て初めてのクリスマスは暑いし全然雰囲気が出なくて、寒いクリスマスが恋しくなりましたが、慣れたらこちらのクリスマスはパーティー三昧でとっても楽しいです!パーティーに誘われたら是非参加してみてください!
ブラジルのクリスマスは超面白い!7つの楽しみ方!
1. 季節感のないクリスマス
2. クリスマスの定番
3. プレゼントはみんなに
4. クリスマスの観光スポット
5. 仕事はしない!
6. ブラジル流クリスマスの過ごし方
7. クリスマスの食事