(参考文献:wikipedia)
今回は、クロアチアを快適に観光する際に重宝する5つのアイテムと5つの知識を紹介していきます。前半では、クロアチア旅行においてないと困るものや、あると便利なアイテムを夏の旅行を主眼において5つ紹介します。後半ではクロアチア旅行をもっと楽しめるようになる知識や、旅行計画において知っておくと良いことを5つ紹介します。クロアチアに限らず、海外旅行において役立つ情報も紹介しますので、旅行前にぜひ押さえておきましょう。
クロアチア観光を超快適にする5つのアイテムと5つの知識
1. ノートパソコン
ノートパソコンがあれば、旅行中でもホテルをインターネットで事前に予約することができ、ホテル探しに困ることもあまりなくなると思います。その他、SNSで撮った写真を友達に見せることもできます。多くのホテルでwifiが完備されていますが、wifiがなく、ケーブル接続のみが可能な場合もありますので、念のためケーブルを持っていくことを薦めます。充電のための変換コネクタは、コンセントの形が日本と違いますので持っていく必要があります。変換コネクタは旅行前に購入しておくのがよいでしょう。
2. 洗面用具
高級ホテルではなく、ユースホステルやソベ(ゲストルーム)を利用する場合は必須です。現地で購入することもできますが、心配であれば事前に購入して持っていきましょう。
3. 魚介類の缶詰
ツナやアンチョビ、白身の魚などの缶詰があり、トマトなどの野菜入りのものや少し高めですがオリーブ油に漬けたものなどもあります。どれもなかなかおいしいです。ソベ(ゲストルーム)では食事がつかないことも多く、台所がある場合もありますが、ない場合もあり、台所がない場合は外で食べるか何かを買ってくるかする必要があります。魚介類の缶詰とパンを買ってくると外で食べるよりも安くなります。クロアチア各地を旅行するのであれば、他の食材とは違い未開封なら余った分を次のホテルに持っていくこともできます。
4. ミネラルウォーター
いくつか種類がありますが、jana(ヤナ)というミネラルウォーターが有名です。水道水は飲めないわけではありませんが、心配ならミネラルウォーターを買うとよいでしょう。夏にクロアチアへ行くなら炎天下を歩くことが多くなると思われますので飲み物を持ち歩く必要があります。jana(ヤナ)にはミネラルウォーター以外に紅茶などもあります。こちらもおいしいのでおすすめです。
5. 水着・日焼け止め
夏にクロアチアへ行くなら炎天下を歩くことが多くなると思われますので日焼け止めがある方がいいと思います。現地で購入することもできますが、心配であれば事前に購入して持っていきましょう。夏にクロアチアの沿岸部へ行くなら海水浴ができ、美しい海を満喫することができます。水着は現地で購入することができます。ビシェヴォ島(Biševo)の青の洞窟へ行くツアーでは、途中で海水浴ができる機会がありますので水着とタオルを忘れずに持っていきましょう。
6. ホテルは中心部かバスステーション付近に
大きい荷物を持って移動する時間が少なくなるよう、市内観光に便利な町の中心部かバスステーション付近のホテルを予約しましょう。ソベ(ゲストルーム)は朝食付きでないことが多いですが、ホテルよりも割安です。
7. 都市間交通
鉄道網はあまり発達していないのでバスが中心です。バスは一応指定席ですが、来た順に客が自由に座っていく場合が多いです。高速バスでは途中にトイレ休憩がある場合もあり、会社によって値段や所要時間がまちまちです。アドリア海の島へ行く場合はフェリーを使いますが、悪天候で欠航する場合がある点に注意してください。
8. クロアチア各地の地域性
沿岸部のイストラやダルマチア、内陸部の中央クロアチアやスラヴォニアの各地で多彩な地域性を持っています。中世から近世にかけてイストラとダルマチアの沿岸部はヴェネツィア共和国の支配下であった場所が多く、中央クロアチアやスラヴォニアはハプスブルク帝国やオスマン帝国の支配下にあったために沿岸部はイタリアなど南ヨーロッパの影響が強く、内陸部はオーストリアやハンガリーなどの中央ヨーロッパの影響が強く、さらにオスマン帝国の支配による影響も受け、町の風景や食文化など、旅行によってすぐにわかる要素からも各地の文化の要素が見出だせます。
9. クロアチアの料理
クロアチアを訪問したら、クロアチア料理を堪能しましょう。沿岸部はアドリア海の海の幸を使った料理が多く、内陸部では肉料理が多いです。イストラ地方は、トリュフが有名であり、イストラ半島のパスタであるフジ(Fuži)にトリュフをのせた料理などがあります。イストラとダルマチアはプルシュット(pršut)と呼ばれる生ハムが有名です。そのほかにパグ島のチーズも有名です。一方で内陸部ではザグレバチュキ・オドレザク(zagrebački odrezak)、すなわちザグレブ風カツレツやサルマ(sarma)というロールキャベツなどがあります。リブリャ・ユーハ(riblja juha)、すなわち魚のスープは沿岸部と内陸部の双方にあります。沿岸部のものは海の魚を使っており、色も透明です。一方で内陸部のものは隣接するセルビア北部のリブリャ・チョールバ(riblja čorba)やハンガリーのハラースレー(halászlé)と同様に川魚を使い、パプリカをふんだんに使っているため赤いです。その他、魚のパプリカ煮込みのフィシュ・パプリカーシュ(fiš paprikaš)など、内陸部にも魚を使った伝統的な料理は存在します。クロアチアのファストフードはいくつかありますが、代表的なものとしてチェヴァピ(ćevapi)というハンバーグをパンにはさんだものがあります。その他に、ブレク(burek)やピザなどもあります。
10. おすすめの街
イストラ半島西岸では小さな半島が旧市街になっているロヴィニ(Rovinj。この街でクロアチア語とともに公用語となっているイタリア語でロヴィーニョRovignoという)という街や、ローマ時代の円形劇場があるプーラ(Pula)がおすすめです。イストラ半島東岸に位置するハプスブルク帝国時代からの保養地で、「修道院」を意味するオパティヤ(Opatija)という町もおすすめです。ダルマチア地方は魅力的な町が多いですが、例えば「アドリア海の真珠」として名高いドゥブロヴニクや、ダルマチア出身のローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿跡が旧市街になっているスプリット(Split)、ヴィス島(Vis)の港町コミジャ(Komiža)などがあります。スプリット郊外のソリン(Solin)にあるローマ時代のサロナ(Salona)遺跡は建物の土台しか残っていませんが歴史が好きな人におすすめの場所です。
中央クロアチア地方では首都ザグレブが観光の拠点です。サモボール(Samobor)というザグレブ郊外の町は、雰囲気がとてもかわいらしいですが、クレムシュニタ(kremšnita)というスイーツで有名です。サモボールを訪れたらいくつかの有名店がありますので是非試してみましょう。スラヴォニア地方にも、いくつもの美しい町や興味深い町があります。1990年代のユーゴスラヴィア紛争の激戦地ヴコヴァール(Vukovar)は、戦争の悲惨さを感じさせる町です。これら以外の紹介していない町にも多くの魅力があります。世界中から観光客の押し寄せるアドリア海沿岸部はもちろん、内陸部にも、かわいらしかったり、歴史を感じさせたりするような町があちこちにあります。ザグレブやドゥブロヴニクだけではなく、様々な町に足を伸ばしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クロアチアを快適に観光する際に知っておくと得な5つのアイテムと5つの知識を紹介しました。基本的なことですが、これらのことを押さえてクロアチア旅行を楽しみましょう。海沿いと内陸で文化的にかなり異なっており、それぞれの街がオリジナリティを持っているので、様々な街をめぐるとクロアチア旅行をもっと満喫できると思います。
クロアチア観光を超快適にする5つのアイテムと5つの知識
1. ノートパソコン
2. 洗面用具
3. 魚介類の缶詰
4. ミネラルウォーター
5. 水着・日焼け止め
6. ホテルは中心部かバスステーション付近に
7. 都市間交通
8. クロアチア各地の地域性
9. クロアチアの料理
10. おすすめの街