ニースは、南フランスのコートダジュールの中心地、アルプ・マリティーム県の県庁所在地でパリから飛行機で1時間半、TGVでは5時間半ほどでアクセス出来ます。年間を通して観光客が多く夏にはリゾートを楽しむ人で賑わい、冬には寒さを避け穏やかな気候を求める人々で溢れています。今回は、地中海を満喫出来るニースのおすすめ観光スポットをご紹介します。
フランス・ニースを観光するときのおすすめスポット8選!
1. ニースの海岸 / La mer de la Nice
紺碧の海が広がる海岸は、世界中の観光客に愛される非常に美しいビーチです。ニースと言えば、この海岸は絶対に外せない1番のおすすめ観光スポットです。ここは見るだけではなく実際に海水浴を楽しんで頂きたい場所です。通常のビーチと違って砂浜ではなく玉砂利ですので体中に纏わりつく砂が苦手な方でも存分に楽しめます。海水は日本より少々冷たく感じるかも知れませんが沢山の観光客と共にビーチで寝そべって優雅な時間を楽しんで下さい。有料ビーチには更衣室・シャワーがあり、パラソル・デッキチェアも借りる事が出来ます。
2. 旧市街 / Ville ville Nice
これでもか!と言うぐらいのゴチャゴチャ感が半端ない迷路の様な庶民的な地域で高級感の溢れる海岸通りとは非常に対照的な場所です。建物はパステルカラーで非常に可愛らしい街並みが堪能出来るので散歩や散策など、ゆっくりと過ごすのにおすすめです。特に女性には可愛らしい雑貨やマルセイユ石鹸など日本へのお土産が何でも手に入るショッピングにも最適のスポットです。レストランや教会・オペラ座など食事にも観光にもおすすめです。サレヤ広場にはマルシェも立ち美味しいものや綺麗なお花などが気軽に入手出来ますので是非足を運んでみて下さい。日曜日には骨董市が開かれますので、骨董好きな方はお見逃しなく。
3. サンピエール礼拝堂 / Chapelle Saint-Pierre
ニースから電車で2駅の所にあるヴィル・フランシュ・シュル・メール/Ville Francheーsurーmerと言う小さな港町の港のすぐ傍に立つ綺麗な外観をした漁師たちの教会です。外観のだまし絵が特徴的なこの礼拝堂の内壁は一面にジャン・コクトーの壁画で埋め尽くされ圧巻です。内部は写真撮影は出来ませんのでご注意ください。どうしても内観の写真が欲しい方は絵葉書を購入出来ます。内部には日本語の説明もあり、ジャン・コクトーの好きな方には是非おすすめのスポットですが、よく知らない方でも絶対的に見る価値のある場所です。春・夏の開館時間は10時から12時、15時から19時までです。秋・冬は10時から12時、14時から18時までとなっており、11月中旬から12月中旬までは閉館しておりますのでご注意ください。入場料は15歳未満は無料で、その他は御一人様3ユーロです。非常に小さな教会ですので鑑賞時間は30分もあれば余裕です。是非、じっくり見学される事をおすすめします。
4. マティス美術館 / Musee de matisse
高級住宅街のシミエ地区にある1954年に没したマティス・アンリのコレクションが展示された美術館で、赤い色が目印になる建物です。ここはニースの共通ミュージアムパスが使用出来ます。館内は入場料がかかりますが、周囲の公園は無料で散策出来ます。とても見応えのある博物館に近い美術館ですので、時間に余裕を持って見学される事をおすすめします。また、館内は写真撮影は禁止ですのでご注意ください。この美術館は丘の上にあるので、公共機関のバスを使うと便利です。シャガール美術館の近くにありますので見学には最適です。美術館の周囲にはローマ時代の円形闘技場やローマ風呂やシミエ修道院もあり、マティスのお墓を見る事も出来ます。ニースの美術館は毎月第一日曜日が無料開放日ですので、この機会に見るのもおすすめです。毎週火曜日と祝祭日以外は毎日10時から18時まで見学が可能です。
5. マセナ広場 / Place de la massena
旧市街地から徒歩5分程度の所に位置する広場です。毎年12月にはクリスマスマーケットが開催され、沢山の屋台が軒を連ねます。車で来られる方は、地下には有料ですが駐車場もありマルシェや旧市街地などでのまとめ買いの際に非常に便利です。12月にはクリスマスツリーも出現して煌びやかな雰囲気が楽しめます。この時期限定の大観覧車も仮設され大人から子供まで楽しみに来る人々で賑わいます。この時期以外にも常設の屋台が出店しており、クレープやワイン、シシと呼ばれるチュロスなどが楽しめます。昼間は可愛らしい雰囲気ですが、夜間は広場がライトアップされるのでカップルが多く、昼間には見る事の出来ない雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
6. 国立マルク・シャガール美術館 / Musée National Marc chagall
ni-su二ース駅から徒歩20分ほどの所にある、宗教画の巨匠であるシャガールの美術館です。坂道が多いので徒歩よりもバスの方がアクセスに便利です。毎週火曜日が休館日で、その他の日は祝祭日を除いて10時から18時まで見学可能です。ニースの美術館共通パスが使用出来るので美術館巡りをされる方におすすめです。また毎月日曜日は入館料が無料で見学出来ます。入口でパスポート番号と引き換えに2ユーロ程で日本語のオーディオガイドを借りる事が出来ます。旧約聖書の内容や全ての絵画に潜んでいる意味などを丁寧に説明してくれています。シャガールに詳しくない方や宗教画に縁のない方には強い味方です。美術館は午前中日本人の団体観光客が多いので、個人で行かれる方にはお昼から閉館時間までの間をおすすめします。小さめの美術館ですがとても充実した内容ですので、じっくり時間をかけて堪能して頂きたく思います。素敵な庭園もありますのでカフェでの休憩もおすすめです。
7. ロクブリュンヌ旧市街 / Roquebrune
非日常的な世界や探検心の旺盛な方におすすめなのが、ニースからも100番バス、またはSNCFの電車に乗ってタクシーでも5分程度で訪れる事の出来るロクブリュンヌです。バスの本数も少ないので時間のない方にはおすすめ出来ませんが、ニースへ数日滞在される方で絵葉書の様な絶景と風景を体験したい方には強くおすすめしたいスポットです。石段をとにかく頂上まで登るしかないので健康な方以外には不可能ですが、周囲の景色に意識が向くので、想像よりも大変さは感じないと思います。また旧市街だけを見て下りてくる事も可能です。素敵な景色で癒されたい方や、ストレス解消したい方に是非おすすめです。
8. ニースのカーニバル / Carnaval de la Nice
毎年約100万人の観光客が個人旅行や団体旅行などで世界中から訪れるニースの最大イベントです。毎年、その年にあったテーマが決められます。ちなみに2016年のテーマは「メディアの王様」だそうです。開催時期は2月12日(金)から28日(日)までです。1番有名なものはフラワーパレードと呼ばれるもので、地元で育てた色とりどりのお花をたくさん山車に飾り付け、見物客に投げてくれます。非常に盛大なパレードですが会場は全て有料になっています。立見席で10ユーロ、指定席で35ユーロです。5歳児以下は大人1人に付き1名無料ですが、6歳児からは全て有料になっています。チケットは会場の入り口近くで購入出来ますが、観光案内所でも購入出来ます。こちらは窓口の方と座席を見ながら選べるので席にこだわる方には、こちらがおすすめです。最終日の夜には盛大に花火も上がります。この時期に訪れる方には是非おすすめですが、観光客狙いのスリとひったくりが多発する期間でもありますので十分に御注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ニースはマルセイユよりも治安は良いですが、観光客が多く日本人観光客は常に狙われています。紺碧の海と素敵な街並みに開放的になる事が多いかと思いますがトラブルに合わない様に常々気を付けて行動される様にしてください。また、撮影禁止カ所での写真撮影は絶対に守り、携帯などでの隠し撮りもしない様にしてください。
フランス・ニースを観光するときのおすすめスポット8選!
1. ニースの海岸 / La mer de la Nice
2. 旧市街 / Ville ville Nice
3. サンピエール礼拝堂 / Chapelle Saint-Pierre
4. マティス美術館 / Musee de matisse
5. マセナ広場 / Place de la massena
6. 国立マルク・シャガール美術館 / Musée National Marc chagall
7. ロクブリュンヌ旧市街 / Roquebrune
8. ニースのカーニバル / Carnaval de la Nice