ドイツ料理と聞くと、ソーセージを思い浮かべる人が多いですよね。ソーセージがあまりにも有名すぎて、他の料理があまり目立たない存在になっていますが、実はドイツには沢山の美味しい料理があるんですよ。ドイツ料理は基本的に素材が持つ味を活かし、ハーブやスパイスで味を仕上げているものが多いです。
そこで今回は、現地で絶対食べてほしいドイツ料理おすすめ10品をご紹介します。あなたはどのお料理が気になりますか?Guten Appetit!(どうぞ召し上がれ!)
現地で絶対食べたいおすすめドイツ料理10選!
1. ニュルンベルクソーセージ(Nürnberger Rostbratwurst)
せっかくドイツに来たんだからこれは必ず食べておきたいですね。きっと日本に帰ったら絶対に聞かれるでしょう『ソーセージ食べた?』。そう、そんな有名なソーセージの中でも最も愛されるソーセージがニュルンベルクソーセージです。
味とうまみが凝縮され、口の中に広がる肉汁とハーブの香り。付け合わせはパンやザワークラウト(キャベツのマリネ)で味わいたいですね。お祭りのときはパンにニュルンベルクソーセージが挟まれたカジュアルな食べ物も売られています。
2. フラムクーヘン(Flammkuchen)
フラムは英語のFlame『炎』の意味で、炎のケーキということになりますね。でも、お味は優しく、ピザのように手軽に食べられるお料理です。ピザと違いチーズではなくサワークリームが使われていてもう少しあっさり。生地は薄くパリッと仕上がっているのが本当に美味しく、レストランでもビールが進むおつまみとして人気です。みんなでの楽しいお食事には欠かせないですね!
なお、ドイツ人とビールについては以下の記事に詳しく特集していますので、合わせてぜひ読んでみてください!
3. シュパンヘルケル(Spanferkel)
こちらは南ドイツの伝統ある肉料理で、離乳前の子豚を使っています。子豚の丸焼きという意味なのですが、出てくるお料理はカットされてソースがかけられて出てくるので少しだけ名前のイメージとは違いますね。さて、お味の方は皮の表面がパリッパリと歯ごたえがあるのに対し中のお肉はやわらかく、これがソースと絡み合って大満足の一品です。
また、こういった料理は家庭料理でもよく作られます。ドイツの家庭料理については以下に詳しく紹介していますので、家庭ならではのメニューにも触れてみてくださいね。
4. アイスバイン(Eisbein)
こちらもまたお肉料理で、今度はドイツ語で『氷』を意味するEisが使われているのですが、氷は使われていません。ただこれに使われる岩塩が氷のようだから、そういった名前になったようです。
また、こちらの豚肉は塩漬けされたものが使用されています。見た感じも「お肉ずっしり」なのでさぞかし脂っこいお料理なんだろうと思いますが、長時間煮込まれているため余分な脂分は溶け出し、意外にも食べやすいお料理です。
5. シュパーゲル(Spargel)
ぜひ桜が咲くころから夏が始まる前の時期にドイツに寄ったら食べてもらいたい春の味覚。肉料理が多いドイツですが、こちらはなんと白いアスパラガスがメインです。
見た目も美しく春らしい可憐な一品。近年はもっと多彩な味付けになってきていますが、基本は白いアスパラに溶かしバターをかけたものや、バターとレモン、そして卵黄を混ぜたコクのあるソースをかけたものなどになります。これがレストランのおすすめ料理として並び始めると春の訪れを感じさせてくれます。
6. シュバイネハクセ(Schweinshaxe)
バイエルン地方のお料理で豚のすね肉という意味の一品です。見た目も骨付きでまさに肉料理!焼きたては香ばしく表面はカリカリ。こちらもアイスバインと同じく塩漬けですがソースもお肉の部位も違うので、また違った味が楽しめます。
7. マウルタッシェ(Maultasche)
こちらの一品はパスタの生地で包まれたひき肉・ほうれん草・玉ねぎが包まれている、イタリアのラビオリに少し似ている料理です。レストランで食べられる料理は、このマウルタッシェがスープの中に入ったマウルタッシェンズッペ。1皿に1つから2つ盛られているので小食な女性にも嬉しいですね。
なお、ドイツでレストランへ行った際には是非ドイツ語で料理の感想や注文などをしてみてください。ドイツ人もきっと喜びますよ。以下の記事に役立つ情報をまとめてありますので、ぜひ一読ください!
8. シュニッツェル(Schnitzel)
実はこれが一番日本人のお口に合うのはないでしょうか、ドイツ版のカツレツです。日本のカツとは違いもっと細やかなパン粉が使われており、食べるときには付いてくるカットレモンをしっかりかけて頂きます。お味はきっと想像できるでしょうか。あっさりしたレモンの風味が油をしっかり使ったこのカツもさっぱりと仕上がる一品です。
9. カトッフェルズッペ (Kartoffelsuppe)
どうして9項目めでスープ?スープって前菜のはずなのに?そうなんです、ドイツのスープは量が多く、コクのあるトロリとしたこのジャガイモのスープは、どちらかといえばシチューという名でもOKなほど。前菜に、とこちらを頼んでしまうとメインが入らなくなってしまうことがあるので、ぜひオーダー前にサイズの確認をしてください。
ただ、これだけでも十分に美味しく満足なお料理なのでメインは要らないです。パンと一緒に召し上がれ!
10. アールズッペ (Aalsuppe)
意外ではないでしょうか、北ドイツハンブルグの名物料理には、鰻が使われているんです。鰻と野菜が溶け込んだこちらのスープは色が濃く見た感じ味が強そう。でも口にいれると見た目とは裏腹にマイルドな風味が口に広がります。滞在中に日本の味が恋しくなったら是非頼んでみてください。やっぱり、日本人にはお魚の味はホッとしますね。
まとめ
いかがでしたか?
どれもドイツビールやドイツワインと楽しみたくなるお料理ばかりでしたね!アルコールが苦手な方はフェザーヴァイサーという葡萄ジュースから白ワインに代わりかけの期間限定ワインがお勧めです。とっても甘くて飲みやすいんですよ。
また、ドイツのお菓子もこれまた美味しいものがたくさんあります。以下の記事にまとめましたので、おやつやお土産検討に是非チェックしてみてください。
レストランでドイツ料理を堪能した後は、さぞかしお腹いっぱいになることでしょう。ぜひ、お皿を下げに来てくれたウエイターさんに「Das war Lecker!ダスヴァーレッカー(これ美味しかったよ!)」と伝えてくださいね。
ドイツ語の挨拶は以下の記事がとても役に立ちます。せっかくドイツへ行くわけですから、ドイツ語を積極的に使ってみましょう。
それでは、楽しいドイツ旅行を!
現地で絶対食べたいおすすめドイツ料理10選!
1. ニュルンベルクソーセージ(Nürnberger Rostbratwurst )
2. フラムクーヘン(Flammkuchen)
3. シュパンヘルケル(Spanferkel)
4. アイスバイン(Eisbein)
5. シュパーゲル(Spargel)
6. シュバイネハクセ(Schweinshaxe)
7. マウルタッシェ(Maultasche)
8. シュニッツェル(Schnitzel)
9. カトッフェルズッペ (Kartoffelsuppe)
10. アールズッペ (Aalsuppe)