ドイツで絶対食べたいおすすめドイツ家庭料理10選!

ドイツの家庭料理と言うと、あなたはあまりピンと来ないかもしれません。近隣のフランスやイタリアといった美食国と比べ、ドイツの家庭料理はそれほど有名ではありません。ですが、実はドイツの家庭料理には美味しいものが沢山あり、中には病みつきになるほど美味な一品も存在するんです。

そこで今回は、知らないと損するおすすめドイツ家庭料理をご紹介します。ドイツにはレストラン以外にも美味しい食事があることを旅行前にぜひ押さえておきましょう!それではご覧ください。

 

ドイツで絶対食べたいおすすめドイツ家庭料理10選!

 

1. ツヴィーベルクーヘン(Zwiebelkuchen)

ツヴィーベルクーヘンとは、玉ねぎとベーコンの入ったオニオンパイのことです。フランスのキッシュによく似た料理で、タルト型で焼いたものをケーキのように切り分けて食べます。名前に「ケーキ(Kuchen)」が付くのですが甘くはなく、わずかに塩で味付けがされています。

ドイツでは主に前菜として食べられ、レストランで注文するとたっぷりの野菜と一緒に出てきます。1年中どこでも食べることができますが、特に秋の収穫祭の時期に食べられることが多い料理です。

 

2. カートッフェルズッペ(Kartoffelsuppe)

ドイツ全域で見ることができるジャガイモのスープです。スープの中にはジャガイモ以外にも玉ねぎやベーコン等が入り、さっぱりとしながら深みのある味わいをしています。ベルリン風だと牛ランプ肉が入ることもあります。

雪の降るような寒い日には、レストランでこの栄養満点のカートッフェルズッペを注文するお客さんが後を絶ちません。もし冬のドイツに来ることがあれば、ぜひ一度は飲んでみて欲しいスープです。

 

3. シュパーゲルズッペ(Spargelsuppe)

春にしか食べられない白アスパラガスを使ったスープです。日本では見慣れない白アスパラですが、ドイツでは毎年春になるとスーパーでも市場でも白アスパラが売り出され、それを使ってスープを作ります。茹でた白アスパラは程よく甘く軽い歯ごたえがあり、ドイツでは春の訪れを報せる食事として知られています。

 

4. ザウアーブラーテン(Sauerbraten)

ザウアーブラーテンとは、子牛肉をワインビネガーで漬け込み、香辛料等で味を調えてから煮込んだものです。一晩漬けこまれた子牛肉は味がしみ込み柔らかくなり、もはや美味としか表現のしようがありません。

ドイツ国内のいたる所で食べることができます。ドイツに来たら必ず一度は食べてみていただきたい一品です。

 

5. シュペッツレ(Spätzle)

シュペッツレとはドイツ南西部シュヴァーベン地方で有名なパスタの一種です。パスタ生地を茹でたもので、基本的にニョッキを一回り小さくしたような形をしています。チーズやベーコンを混ぜて焼いたり、スープの中に入れたりする食べ方があります。シュペッツレはドイツで唯一のパスタ料理として知られ、シュヴァーベン地方の郷土料理です。

 

6. マオルタッシェ(Maultasche)

マオルタッシェとは、小麦粉を練った生地の中にひき肉や野菜が入った、ラヴィオリや餃子に似た食べ物です。スープに煮込んで入っていたり、焼いてソースがかけられていたりと、様々なバリエーションがあります。

シュペッツレと同じくドイツ南西部シュヴァーベン地方の名物として知られていますが、遠く首都ベルリンの中心部にもマオルタッシェ専門店があるほど、ドイツ中で人気があります。

 

7. ヴァイスヴルスト(Weißwurst)

ガイドブックでお馴染み、ミュンヘン名物の白ソーセージです。ドイツに来たことがある人なら一度は食べたことがあるのではないでしょうか。この白ソーセージは茹でられているだけですので、ナイフとフォークで皮を外して中身を取りだし、マスタードを付けて食べましょう。時々皮を食べようとする人もいますが、この白ソーセージの皮は噛みきれないほど堅いので、食べる必要はありません。

 

8. ケバブ(Kebab)

トルコ名物のケバブですが、トルコ移民の多いドイツでもケバブは独自の発展を遂げています。特にトルコ系移民の多いベルリンではあちらこちらにケバブの屋台が並び、1つの広場に複数のケバブ屋台が開いている事も珍しくありません。

ケバブの中でもドイツ人に人気なのは、やはりドネルケバブ。薄く焼かれた生地で肉や野菜を巻いたものです。中身の野菜・肉・ソースの種類はお好みで選ぶことができます。ドイツではマクドナルドでケバブ風の物が売られていたりケバブ専門レストランがあったりと、今ではすっかり「故郷の味」になっています。

 

9. カリーブルスト(Curry Wurst)

ベルリン名物と言えば、ずばりカリーブルスト。焼いたぶつ切りウインナーに、カレー粉とケチャップをかけた簡単な料理です。ベルリンの屋台ではもちろん、ブランデンブルク門近くのテオドール・トゥーハー(Theodor Tucher)等といったレストランでも見かけることができます。

気軽に食べられるファーストフードとして、ドイツ人からも観光客からも親しまれており、日本で言うとたこ焼きのような存在です。お店によってはお好みでマヨネーズもかけてもらえます。安い屋台なら2ユーロ以下で食べられますので、金欠時の強い味方です。

 

10. アイアーシェッケ(Eierschecke)

アイアーシェッケとは、ドイツ中東部ザクセン名物の玉子ケーキです。何層かの生地を重ねて焼いてあり、チーズケーキに近い味がします。日本のケーキのように柔らかく、他のドイツケーキほど甘すぎず、日本人の口に良く合います。

ザクセンの州都ドレスデンでは、ほぼ全てのパン屋さんにこのアイアーシェッケが置いてあり、1ユーロ代から買うことができます。またザクセンでは家庭ごとに異なるアイアーシェッケの秘伝レシピが先祖代々伝えられているとも言われており、この地方で持ち寄りパーティーをする際には定番の一品になっています。

 

まとめ

いかがでしたか?
ドイツへ旅行した人から「ドイツ料理は量が多く重い」という声をよく耳にします。確かにどこのお店も日本人にとっては多過ぎるのが事実です。なので、どうしても全部食べれない場合は残しても構いません。ただ、味に関しては同じ料理でも評判が良い店だと脂分が少なく美味しいとか、各家庭で味が全然違うとか、そういうことが頻繁にありますので、一概に重いと言うのは誤解があります。

また、ドイツは周辺諸国に比べ物価が低く、日本だと高くて手が出せないような具材の料理も、お手頃価格で食べられるという魅力があります。下調べさえして行けば、ドイツは美食の宝庫なのです。日本では食べられないようなグルメを、あなたもドイツで味わってみませんか?

 

ドイツで絶対食べたいおすすめドイツ家庭料理10選!

1. ツヴィーベルクーヘン(Zwiebelkuchen)
2. カートッフェルズッペ(Kartoffelsuppe)
3. シュパーゲルズッペ(Spargelsuppe)
4. ザウアーブラーテン(Sauerbraten)
5. シュペッツレ(Spätzle)
6. マオルタッシェ(Maultasche)
7. ヴァイスヴルスト(Weißwurst)
8. ケバブ(Kebab)
9. カリーブルスト(Curry Wurst)
10. アイアーシェッケ(Eierschecke)

 


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