世界中の人々が訪れる観光大国ギリシャ。数千年の歴史を持つギリシャ神話にまつわる文化遺産や、エーゲ海とそこに浮かぶ美しい島々を同時に味わえる国だからこそ、どこへ行ったらいいか悩んでしまいますよね。そこで今回は、ギリシャ在住の筆者が、人気ギリシャ名所の中から厳選した、絶対外せないおすすめ観光地10ヶ所をご紹介します。
ギリシャの歴史は数日間ではほんの少ししか味わえませんので、短い時間で満喫するためにも、現地へ行く前に観光する場所を確定しておきましょう。それではご覧ください。
ギリシャへ行ったら絶対行くべき超おすすめ観光地10選!
1. 世界遺産メテオラ
「メテオラ」とはギリシャ語で「空中に浮いている」の意。切り立つ奇岩上にビザンチン時代からの修道院が建ち、その光景は見る者すべてを圧倒します。6つの修道院があり、それぞれの建物・教会内部の彫刻・フレスコ画は必見です。アテネからの丸一日かかりますが日帰りも可能です。ゆっくり回りたい方はメテレオへの拠点カランバカで一泊すると良いでしょう。幻想的な景色と神秘的な修道院は素晴らしい思い出なるでしょう。
なお、現地の人と話す機会があったら、ぜひギリシャ語で挨拶してみてください。きっと喜びますよ!以下に便利なフレーズをまとめましたのでトライしてみてください。
2. エーゲ海に浮かぶ美しい島サントリーニ島
ギリシャのすべての島々で圧倒的と言われるサントリーニ島。断崖絶壁に建つ白い街並みと海に沈む夕日の美しさは世界的に有名です。小さい島ながら最高のリゾートを満喫できるため、新婚旅行にも大人気。島特有のゆっくりした時間が堪能できます。アテネから飛行機で約50分。便数も多く便利です。以下の記事にその魅力を特集していますので、合わせてチェックしてください。
また、島にはたくさんの美味しいレストランがあり景色だけでなく料理も楽しむことができます。以下におすすめ情報をまとめましたので、行く前に是非読んでみてください。
また、帰りのお土産も是非サントリーニならではのものを選んでくださいね。以下の記事でさらに詳しくお土産情報を紹介していますので、こちらも旅行前に一読することをおすすめします。
3. ギリシャの名所 アクロポリス(アテネ)
アクロポリスとは神殿や砦が築かれた高い丘という意味で、アテネのアクロポリスには有名なパルテノン神殿をはじめ、エレクティオン神殿、アテナニケの神殿など紀元前5世紀アテネ黄金期の建築物を今なお見ることが出来ます。
また高台からアテネ市内を360度パノラマで見渡せ、景色も最高!ギリシャに来た事を最も実感できる場所でしょう。
4. エーゲ海クルーズ
青くきらめくエーゲ海に浮かぶ島々を豪華客船で巡るクルーズ。人気は3泊4日豪華客船でミノコス島やサントリーニ島を巡る旅。船内にはスパ・カジノ・プールなどがあり、また美味しい食事、船からの景色、ゆっくりした船室など各々が快適な時間を過ごせます。
寄港先の島では船内に荷物を置き、身軽な格好で出かけられるのも嬉しいですね。船旅には独特の楽しさがあり、一度参加すると虜になるかもしれません。
5. ジブリ映画”紅の豚”のモデル地 ナヴァイオビーチ (シップレックビーチ)
自然豊かなザキントス島。そこにジブリ映画「紅の豚」に登場する秘密基地モデルといわれるナヴァイオビーチ (シップレックビーチ)があります。湾内は外の海とまた違う青さで、真っ白な砂浜には難破船がうずくまっています。断崖に囲まれ海からしかアクセスできない、まさに映画の様な世界です。
アテネからザキントスまで飛行機で約1時間、一日一便と交通の便は決して良くありませんが、この景色見る為に多くの人が訪れるのも納得です。
6. 迷路のような街並み ミコノスタウン(ミコノス島)
エーゲ海の白い宝石と呼ばれれ、風車がシンボルのミコノス島。その中心地ミコノスタウンは白い都会的な街並みが迷路のように続く。ショップ・タナベル(食堂)・カフェ・バー・小さな宿・教会などが数多く立ち並び、この狭い路地の散策は歩くだけで発見が一杯!観光客にも人気の地ですので、夜も遅くまでにぎわってます。ぜひ現地の人とお店で話す際にはギリシャ語で会話してみてください。
カフェやレストランでのギリシャ語トークについては以下に便利なフレーズをまとめていますので、せっかく遠い日本から来たわけですから、現地の言葉で会話を楽しんでみてください。
旅行がさらに楽しくなること間違いなしです。なお、アテネから飛行機で40分で到着し、本数も多く便利です。
7. 世界の中心であった「デルフィ」
古代ギリシャの宗教中心地(世界のへそ)として発展した町デルフィは、太陽神アポロンの信託(神のお告げ)が行われていた聖域。アポロン神殿、古代劇場など多くの遺跡がたたずみ、今なお神聖な雰囲気を漂わせています。
出土品はデルフィ博物館に展示されており、博物館見学後遺跡を見てまわるのがおすすめ。遺跡地でかつての様子をよりリアルに想像出来ますよ。アテネからバスで3時間。日帰りも可能でツアーも多く出てます。
8. 島全体が世界遺産 デロス(ディロス)島
ギリシャ神話でゼウスとレトの子、アポロンとアルテミス姉妹がこのデロス島で生まれたと言われています。デロスはギリシャ語で”輝く”を意味し、古代ギリシャ時代は一大聖地となり、宗教・芸術・文化の中心地として栄えました。
島に到着してゲートをくぐるとすぐに遺跡跡が広がっています。住居跡や劇場跡、モザイク画、そして”聖地を守るライオンの像”などがあなたを待っています。ミコノス島から船で30分。見どころたっぷりですので、朝一番の便で出かけ心ゆくまで満喫して下さい。日陰が少ないので暑さ対策もお忘れなく。
9. オリンピックの聖地「オリンピア古代遺跡」
ご存知、オリンピック発祥の地。紀元前8世紀ゼウス神に捧げる祭典競技として始まり、最盛期には数万人の見物客でにぎわったと伝えられる。近代オリンピックの聖火は伝統に則りオリンピアのヘラ宮殿で採火されます。
遺跡内にはかつて使われた競技場もありますので、スタートラインに立ち走ってみましょう。日本代表オリンピック選手の気分が味わえますよ。アテネからバスで約5時間です。
10. ギリシャ正教の聖地「アトス山」
アスト山はギリシャ正教の聖地。女人禁制の山で、今でも修道僧たちがビザンチン時代と変わらぬ修行生活を続けています。アスト山巡礼の為には入局許可証が必要で半年前までに予約を入れる必要があります。移動は徒歩。修道院へは険しい山道もあり体力が必要です。
日本では人気作家・村上春樹氏の辺境記”雨天炎天”でアスト山が知れ渡るようになりました。知れば興味を引く土地ですが、あくまで巡礼地であることをお忘れなく。ギリシャ北東部にあり、主要都市テッサロニキから車で約2時間です。
まとめ
いかがでしたか?
日本の面積の3分の1大きさにもかかわらず、見どころたっぷりのギリシャ。晴天率も高く、旅行やバケーションに最適。歴史的遺跡や美しい島々を肌で体験することは、あなたにとって最高の思い出となるでしょう。
この記事を読んで、どこへ行くかあらかじめ予定立てることをおすすめします。
ギリシャへ行ったら絶対行くべき超おすすめ観光地10選!
1. 世界遺産メテオラ
2. エーゲ海に浮かぶ美しい島サントリーニ島
3. ギリシャの名所 アクロポリス(アテネ)
4. エーゲ海クルーズ
5. ジブリ映画”紅の豚”のモデル地 ナヴァイオビーチ (シップレックビーチ)
6. 迷路のような街並み ミコノスタウン(ミコノス島)
7. 世界の中心であった「デルフィ」
8. 島全体が世界遺産 デロス(ディロス)島
9. オリンピックの聖地「オリンピア古代遺跡」
10. ギリシャ正教の聖地「アトス山」