イスタンブールの天気調査！旅行前に知りたい7つの特徴

トルコの人気都市イスタンブールは、古来より海外からの船が横行し、多くの旅人が訪れる街でした。現在も旅行先として人気で、歴史を超えた魅惑の都市と言われています。そんなイスタンブールの天気、あなたはどのぐらいご存知ですか？今回は、イスタンブール旅行に役立つお天気情報、そしてベストシーズンはどの時期か、などをご紹介します。

イスタンブールの天気調査！旅行前に知りたい7つの特徴

1. イスタンブールの天気ってどう？

イスタンブールの緯度は４１度、日本の青森県とほぼ同じです。地中海性気候と温暖湿潤気候の境界に入っています。そのためか、気候は青森県より暖かく、東京と同じくらいと思っていただければ結構です。

2. 春は４～５月

チューリップが花咲く春です。４月～５月、気温が１５度～２５度。暖かい温暖な気候ですが、５月になって暑くなったりする日が出てくるので、すぐに脱げる服を持っていた方がいいですね。春のイスタンブールといえば、チューリップ祭り（４月）。街中でチューリップがそこかしこで花開きます。その昔、スルタンが跡継ぎ誕生の折、チューリップをハレムに植えたという話があるほど、チューリップはトルコを代表する花。この時期いたるところでチューリップを見ることができ華やかなイスタンブールの姿が見れます。

3. 夏の６月～８月

月は、最高気温２５度、雨も降らないのでこの期間がベストシーズンといえるでしょう。しかしながら、８月は３０度を超えます。また、特に８月の日差しは強いです。但し、湿度は高くないです。そして、これは、他のヨーロッパの国と同じですが、エアコン普及率が日本に比べて低いですので注意しましょう。このころは、イスタンブールは観光客で賑わっています。

4. 秋の９月～１０月

９月は最高気温２５度くらいから徐々に下がっていって１０月は１８度になります。暑くもなく寒くもないシーズンですから、旅行するには適しています。ただ、上着が必需品となってきます。七分袖に上着、夜は冷えてくる時期です。

5. 冬の１１月～３月

最高気温が１５．３～８度で、冬は曇りや雨期のためどんよりとした日が多いです。1、2月は積雪もあり、最低気温は４～５度。東京の最低気温より低めです。ダウン、厚手のセーター、ホッカイロ、厚めの靴下など必ず持参しましょう。また、ボスポラス海峡では霧が発生しますので、ご注意を。

6. 冬のイスタンブールは大丈夫？

冬は雨が降って、雪が降って寒い寒いイスタンブールです。ダウンは必ず必需品です。そう、日本人にはホッカイロという強い武器もあります。全身に貼って観光する兵もいますが、暖かくしてから出かけましょう。しかしながら、観光場所が冬季の開館時間を短くなり、ツアーがなくなっていることもあります。特に、ボスポラスクルーズも冬は天候により急に延期になったりする可能性もありますので、チェックする必要はあります。ただ、夏より人が少ないので、ゆったりと見て回れるというメリットもあります。街をぼんやりとした明かりの中、歩くのも冬場だけの楽しみです。静かな夜にぼんやりとした明かりの中、佇む街も素敵です。

7. 忘れちゃいけないラマダン

天候が優れているのはもちろんですが、トルコで忘れてはいけないもの。それは「断食月（ラマダン）」です。ラマダンは、太陽暦ではなく、イスラム暦を用いており、太陰暦の閏月を用いずに時期を見るので毎年、時期が違います。トルコはムスリムですから、当然ラマダンがありますが、イスタンブールなど観光地では普通にレストランも空いていますので心配することはありません。但し、食料品店がお休みに入っていることはあるようですよ。実はこのラマダン、日中は食事をとらないけれど、陽が落ちると食べてもよし、なのでこの時期、スルタンアフメットでは、屋台が並ぶそうです。時期が合っていたら、屋台を見て回るのも楽しいでしょう。但し、トルコの方が食事をするのは陽が落ちてからなのでご注意を。

まとめ

いかがでしたか？
最後にもう１つだけちょっとしたエピソードを。トプカプ宮殿のハレムに入ると、母后とスルタンの寵姫たちの等身大人形が置かれていました。よく見ると、見た目の麗しい寵姫の足には毛糸の靴下。冬は海風でトプカプ宮殿は寒かったようです。

さてトルコのベストシーズンは４月～１１月、オフシーズンは１１月～３月です。イスタンブールはいつ行ってもとても素晴らしいところですが、初めて訪れるなら断然ベストシーズンをお勧めします。また、ホテルを旧市街地側（アヤソフィア、ブルーモスク）で取るか、新市街側で取るか、それともアジア側かで気温が若干変わってきます。アジア側の内陸部に行けばいくほど、暖かく感じます。イスタンブールも地域によって全然街の色が違いますので、楽しいイスタンブール旅行をお楽しみください。