スペインの首都マドリード。スペインのど真ん中に位置するこの都市は、地図上だと意外と北に位置していて、日本の青森とほぼ同じ経度ですが、気温は東京に似ています。夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒いと言った大陸性気候。温度差、乾燥はマドリードの天気の大きな特徴です。また、マドリードを語る時、あの突き抜けるように青い空を忘れるわけにはいきません。今回は、旅行前に知りたいマドリードの天気7つの特徴をご紹介します。
マドリードの天気を徹底調査!旅行前に知りたい7つの特徴
1. ベストシーズンの春
春は旅行のベストシーズンといえるでしょう。4月の平均気温は12度。春と言えども太陽はかなり強く照付けますので、日焼けケアが必要となるでしょう。5月はそろそろ初夏の訪れが感じられます。またマドリードでは、5月は毎年15日から《サン・イシドロのお祭り》が開催されます。この時期になると日が暮れるのもかなり遅くなり、《ベルベナ》と呼ばれる夜のイベントも盛り上がりを見せます。
2. 雨の少ない夏
マドリードの夏は暑く、雨の日が非常に少ないのが特徴です。どちらかと言うとカラッとした暑さです。太陽光線は大変強く、日向は大変暑く感じますが、いざ木陰に入ると湿気が少ないので結構しのぎやすくなります。また、朝晩と昼間の気温差が激しく、その差は20度前後になることもよくあります。8月下旬からは少しずつ気温が下がっていくのが感じられるようになります。
3. レディーロ公園で秋を楽しむ
秋も春同様、旅行に向いている季節です。10月の平均気温は15度前後で暑さの和らいだ心地良い気温に恵まれます。都会のオアシスとして知られる、15,000本以上の木々に囲まれたレティーロ公園の紅葉もこの頃が見頃です。しかしながら、11月は更に気温が下がり、11月12月は共に比較的雨が降りやすくなる時期でもあります。
4. 東京より寒い冬
寒さと乾燥がマドリードの冬の天気の代名詞でしょうか。冬の平均温度は東京より少し低い程度です。郊外は別として、都心部はあまり雪は降りません。12月、1月は平均気温が6度前後となり、特に朝晩はかなり冷え込みます。だた、お天気の良い日が多いので、寒さに負けないぐらいの真っ青な空が上空に広がり、太陽の暖かさが心地よいお昼を楽しむことが出来ます。
5. 温度差に注意
朝晩と昼間、また日向と日陰で随分気温が違います。どのシーズンに関しても言えることですが、朝起きて出かける時の服装では、お昼になると汗ばむほど暑くなることがあります。そうかと言って、お昼を想定し少々薄着で出かけると、今度は夜寒く感じます。従って、旅行の際は何か荷物にならないような上着やストール等を常に持っていると便利です。また、夏の暑い時は、湿気が少ないので木陰に入るだけで暑さの感じ方が随分違います。ちょっと暑さに疲れてきたら、木陰でひと休みがポイントです。
6. 光化学スモッグ
マドリードは一年のうち60%は晴天の日とお天気には恵まれています。しかしながらその一方で、やはり首都だけあって交通量も多く、その上雨が降らない日が続くと当然光化学スモッグが発生します。ひどい時は、上空からの写真でマドリード市全体が大きな白い雲のドームの様なものに包まれた様子がはっきり分かるほどです。
7. マドリードの天気に合わせた必需品
スペインはどこの都市も一般的に太陽光線が強いです。それは夏だけではなく、冬も同じです。従って、どの季節にあなたが旅行するというのに関係なく、日焼け止めのクリームやサングラスといった、夏専用に思えるようなグッズが必需品となってきます。また、冬は大変冷え込みますので、南欧の国と言えども重装備が必要です。温度差にも気をつけたいので、冬は勿論のこと、他のシーズンも朝晩用に何か一枚多めに上から羽織れるものがあると便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マドリードは天気・気温の点から言うと東京とよく似た感じです。だた日本と違って湿気が非常に少なく、お天気に恵まれる日が多いことと、真っ青な空が冬でも堪能できるのが魅力です。温度差と乾燥には十分注意して、快適な旅行を楽しんでください。
マドリードの天気を徹底調査!旅行前に知りたい7つの特徴
1. ベストシーズンの春
2. 雨の少ない夏
3. レディーロ公園で秋を楽しむ
4. 東京より寒い冬
5. 温度差に注意
6. 光化学スモッグ
7. マドリードの天気に合わせた必需品