ローマを2〜3日で超満喫できるおすすめ観光スポット10選

イタリアの首都ローマは2000年以上の深い歴史が残した遺跡や素晴らしい芸術作品が街の至る所に溢れています。また街全体及び世界一小さい国バチカン市国は世界遺産として登録されており、まるでオープンミュージアムのように見逃せない観光スポットが盛りだくさん。今回は、そんな魅力満載のローマを2〜3日で満喫できる厳選観光スポット10箇所を詳しくご紹介します。

 

ローマを2〜3日で超満喫できるおすすめ観光スポット10選

 

1. コロッセオ (Colosseo)

ローマのシンボルでもある80年にティトゥス帝によって完成されたコロッセオは、かつて奴隷であった剣闘士らや猛獣との戦いで血を流した巨大な円形競技場でした。開催者の皇帝を始めローマ市民が熱狂したコロッセオは地下1階と地上4階建てになっており、現在では3階とかつて剣闘士の戦いの待機場所だった地下の見学ができます。長蛇の列ができるので朝早めにホテルを出発して並びましょう!

 

2. フォロ・ロマーノ (Foro Romano)

かつて古代ローマの経済や政治の中心地だった場所には、荒廃された後のように大理石の柱が残っています。クーリア(元老院)を始めとする暗殺されたカエサルが葬られた神殿は必見。そしてフォロの中心を通る「聖なる道」は皇帝の勝利パレードや葬列が行われた道で、それを挟んだティトスの凱旋門とセヴェルスの凱旋門の美しい彫刻装飾は休憩がてらに見学しましょう。またフォロの南側の小高い丘にある古代ローマ初代皇帝のアウグストゥス帝と妻のリヴィアの家は一見の価値ありです!またフォロは日陰になる場所がほとんどないので、夏は帽子や水ボトルを持参しましょう。聖なる道の途中に水飲み場がありますので利用しましょう!

 

3. フォーリ・インペリアーリ (Fori Imperiali)

 フォロ・ロマーノにスペースがなくなったために、カエサルを始めとする皇帝らはフォロ・ロマーノの周辺にフォロを作った場所です。かつては中心を通るフォーリ・インペリアーリ通りはなくフォロ同士は隣接していました。コロッセオ向かって右手にカエサルのフォロ、左手には記念柱が際立つトラヤヌス帝のフォロ、アウグストゥス帝のフォロ、そしてネルヴァ帝のフォロと内部には入れませんが、道沿いからそれらの遺跡が見学できます。それぞれのフォロの前にはそのフォロにちなんだ皇帝の銅像が建っています。またアウグストゥス帝のフォロはフォロの裏側のトール・ディ・コンティ通りから間近に垣間見ることができます。

 

4. 真実の口 (La Bocca della Verità)

チルコ・マッシモとテヴェレ川に挟んだ場所にある、サンタ・マリア・コスメディン教会の回廊突き当たりにかけられたローマの休日でも有名なモニュメントです。かつてはマンホールとして使用された「真実の口」の前には常にたくさんの行列ができています。そもそもそのリリーフのモデルは海の神トリトーネ。その厳しい表情からはいかにも、「嘘をついた者は、私の口に入れたその手を食べてしまうぞ」と今にも言いだしそうです。

 

5. パンテオン (Pantheon)

 アウグストゥス帝の義理息子かつ将軍アグリッパが紀元前27年に建造した神殿は、120年にハドリアヌス帝によって現存するスタイルに天井に丸窓から降り注ぐ内部は厳かですが観光客でにぎわっています。とはいえども神殿では肌を露出しない服装での入場や大きな声や物音を出すのはマナー違反です。内部周囲にはロレンツェットの「石の聖母」やメロッツオ・ダ・フォルリの「受胎告知」などの絵画のほか、イタリアの初代王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世やルネッサンス巨匠ラッファエッロらの墓も見学することができます。こんなに見所があっても無料なのでぜひ訪問しましょう!

 

6. ナヴォーナ広場 (Piazza Navona)

紀元1世紀末かつて円形競技場として使われたナヴォーナ広場は、現在「四大河の噴水」、「ネプチューンの噴水」、「ムーア人の噴水」の3つの噴水と中心にオベリスクが置かれたローマ市民の憩いの場所です。とりわけベルニーニ作「四大河の噴水」は世界の大河「ナイル」、「ガンジス」、「ドナウ」、「ラブラタ」を擬人化したもので、その力強い彫刻はまさに河の偉大さを見事に表現しています。またその彫刻に囲まれたオベリスクも広場のランドマークです。また1月6日のエピファニアの祝日にはお菓子の屋台が広場いっぱいに開かれる楽しいローマのメインイベントもあります。

 

7. トレビの泉 (Fontana di Trevi)

ニコラ・サルヴィによる優雅な彫刻の舞台の前に流れ注ぐ、1672年に完成した泉はローマ観光に見逃せないスポットです。街なかにたたずむトレビの泉はその迫力あるサウンドで世界中の観光客を圧倒し続けています。ここでは足を休めてしばらく泉に酔いしれましょう。またトレビの泉に時折起こる事件によって警戒が厳重になっており、観光客でも不適当な行動をすると笛を吹かれます。コインを投げ入れることには問題ありませんが、どこの観光スポットでも最低限の見学のマナーを心がけましょう。

 

8. スペイン広場 (Piazza di Spagna)

ローマのメイン広場であるスペイン広場は、その137段の階段とその頂点にそびえるトリニタ・ディ・モンティ教会でおなじみです。かつてスペイン大使館が近辺にあったことから広場の名前が誕生しました。広場中心に置かれた小舟は「バルカッチャ」と呼ばれるベルニーニの作品で脇から流れる水は夏のローマのバカンスにとてもありがたい存在。美味しいですよ!ローマにはそのほかあちこち水飲み場があるので気をつけて歩いてみましょう。そして広場から真っ直ぐに走るブランド街のコンドッティ通りは歩いているだけでもシックな気分になる一角です。

 

9. ボルゲーゼ公園 (Villa Borghese)

ローマ北部にある広大な公園には動物園やボルゲーゼ美術館を始めとする数々の美術館が点在しています。総面積6kmのローマ市民の憩いの公園はジョギングや散策が思いっきりできるリラックススポットです。また公園西側のピンチョの丘からはポポロ広場やバチカン市国のパノラマが見渡せる高台へぜひ足を運びましょう。サンセット時のロマンティックな雰囲気は感動的です!

 

10. バチカン市国 (Città dei Vaticani)

世界で一番小さな国は教皇が住居をおく神聖なカトリック総本山です。サン・ピエトロ広場正面にそびえる壮大なサン・ピエトロ大聖堂は、ミケランジェロやベルニーニらの巨匠が手がけたもの。内部は豪華に装飾され、ミケランジェロが設計したクーポラや「ピエタ」は聖堂の中でも際立っています。また聖堂入場はノースリーブや短パンは禁止されているので、夏でもショールなど羽織るものを用意したり、この日だけは肌を露出しないようにしましょう。そして聖堂向かって右手のバチカン宮殿内にあるバチカン美術館は歴代教皇のコレクションを集めた美術館と博物館を統合した巨大美術館です。中でもシスティーナ礼拝堂やラッファエッロの間は必見です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ローマを効率よく短時間で観光するには、事前に興味のあるものや目的を絞ってスケジュールを組みましょう。そして歴史の深いローマを前もって勉強しておくと、実際現地に着いてからより楽しく観光ができます。時間に追われての見学は後で忘れてしまうこともあるので、しっかりと観光したものを日記としてチェックしおけば、帰国した後でも思い出が蘇ることでしょう。素敵なローマ観光になるようあなただけのオリジナルプランを立ててくださいね。Buon Viaggio!

 

ローマを2〜3日で超満喫できるおすすめ観光スポット10選

1. コロッセオ (Colosseo)
2. フォロ・ロマーノ (Foro Romano)
3. フォーリ・インペリアーリ (Fori Imperiali)
4. 真実の口 (La Bocca della Verità)
5. パンテオン (Pantheon)
6. ナヴォーナ広場 (Piazza Navona)
7. トレビの泉 (Fontana di Trevi)
8. スペイン広場 (Piazza di Spagna)
9. ボルゲーゼ公園 (Villa Borghese)
10. バチカン市国 (Città dei Vaticani)



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