台湾はもともと日本に比べ交通費や食費にお金が掛からないと言われていますが、実は物価は日本とあまり変わらないうえに、円安の影響で旅費が高くなっているのが現状です。今回は、台湾在住の筆者が、できるだけお金を節約し快適に台湾旅行するための8つのコツをご紹介します。
台湾を快適に節約旅行する8つの上手なお金の使い方
1. 両替は台湾に着いてから
まず出発する前に気になるのが、日本円をどこで換金するかということですね。日本で事前に両替するのは損ですので、台湾に着いてから両替するとよいです。オススメは空港に着いてすぐ空港内で済ませてしまう方法。日本円で400円弱の手数料がかかりますがレートも悪くないですし、空港からの移動にすぐ現金が必要になるので手軽さの面でも良いです。がっちがちに節約したい方、またはお時間がありのんびりした旅には、必要になったその都度、手数料の要らない街中の銀行で両替する手もあります。その際にパスポート提示が必要なので忘れずに。
2. セール表示「買一送一」
セール表示が理解できると得した買い物ができます。台湾でよく見かける表示は、「買一送一(マイソンイー)」。これは1つ購入するともう1つサービスという意味で、1つの値段で2つ買えるということです。たとえば、「買三送一(マイサンソンイー)」なら3つ買うとプラス1つが無料でいただけます。
3. セール表示「8折」
これもセール表示です。「8折」という表記は、8割の値段で購入できる、つまり20%オフという意味を表しています。「9折」なら10%オフ、「半折」なら半額。言葉が通じなくても、これを覚えておくと何が安くなっているのか一目瞭然ですので、得する可能性がぐっと上がりますね。
4. 打卡(ダーカー)をして得しよう
打卡(ダーカー)とは、Facebookのチェックインをすること。レストランやカフェ等で、Facebookのチェックインをしたり、いいね!をしたりすると、何らかのサービスが受けられるかも!レジやテーブルなどに「打卡(ダーカー)」という表記を見かけたら挑戦してみてください。チェックインをしたその画面を店員や係員に見せればOKで、少し安くなったり、飲み物やデザートが無料になったりと、この機能を利用したお店独自のサービスがあるのです。観光地などでは、打卡(ダーカー)をすると無料で絵ハガキ一枚がいただけるというサービスもあったりします。
5. 免税制度を利用してお得に買い物
税金還付制度(TRS)のマークがあるデパートやショッピングモールでは、一日に3000元(約11200円)以上買い物すると、5%の払い戻しが適用されます。同一店舗での買い物に限ります。購入した店舗で払い戻し証明書を発行してもらい、それを持って出国時に空港で払い戻し分を受けとるという流れです。三越などの大型デパートでは、店舗内で払い戻しできるところもあります。デパートに限らず、家楽福(カリフール)などのショッピングモールでも利用でき、お土産などまとめて購入したり、電化製品を買ったりすると3000元以上使用することになると思いますので、この制度があることを頭に入れておくとお得です。注意点は、出国するときに商品を見せる必要がありますので未開封であること、また30日以内に出国しなくてはいけませんので長期滞在の方は気を付けてください。
6. 「悠遊卡」でバスやMRT鉄道を賢く利用しよう
交通費をいかに安くするかも大事な節約ポイントですね。台北ではMRT鉄道を利用するでしょう。台湾人みんなが持っている「悠遊卡」(EazyCard)はお得で便利。チャージ式の交通カードで、MRT鉄道は2割引で乗れ、他にもバス、タクシー、コンビニでの買い物など幅広く使用可能なカードです。一度作っておけば小銭の煩わしさから解放されるでしょう。観光客もぜひ作ることをおすすめします。中長距離の移動には、バスでの移動が基本的に安いです。バス会社の数も多く便数も充実しています。台湾のどこへ行くにもバス利用を心がけると交通費の節約になるでしょう。
7. コンビニに行こう
ミネラルウオーターを購入するなど観光で来られる方もよく利用するのがコンビニ。台湾はコンビニ密度が世界一と言われるほどコンビニで溢れています。セブンイレブン、ファミリーマート(全家)、ハイライフ(莱爾富)、OKマート(OK超商)があり、圧倒的に数を占めているのがセブンイレブンとファミリーマートです。セブンイレブンにはi-bon、ファミリーマートはFamiPortという機械がありますが、これを使ってチケットを購入すると定価より安く購入できることが多いです。自分が行きたい観光地の入場券などを探してみるといいです。日本のコンビニにも同様の機械がありますので、操作は慣れれば難しくないと思います。ネットで安いチケットを探し購入するのは言葉がわからない外国人にとって難しかったり支払方法に困ったりしますが、この機械は視覚的にわかりやすい上、困ったときはコンビニの店員さんが助けてくれますので安心。これを使いこなせれば、よりお得な旅になるでしょう。日本のコンビニとの相違は、必ずトイレがあるわけではないことと、レジ袋が有料な点です。マイバックは常に持参した方がいいですね。
8. 弁当を食べよう
節約するなら弁当も良いです。80元(日本円300円)ぐらいの値段です。なんと言っても台湾の弁当はボリュームがありますから節約に持ってこいの食事と言えます。鶏排(ジーパイ)や豚排(ズーパイ)などのメインと3種類ほどの野菜をトッピングするのが定番です。夜市で鶏排(ジーパイ)だけを単品で購入しても50元ほどかかるので、バランスのとれた一食をできるだけ安く食べたいときは弁当がオススメ。個人旅行の方はおいしい弁当屋を探し、食べ歩きしても楽しいと思います。
まとめ
いかかでしたか?
日本のすぐ隣りとはいえ、工夫して旅行しないと意外に高くつくのが台湾旅行の難しいところ。でも、今回紹介した情報をうまく活用して、節約しながら充実した旅にしてください。あなたが効率よく楽しく台湾旅行することを願っています。
台湾を快適に節約旅行する8つの上手なお金の使い方
1. 両替は台湾に着いてから
2. セール表示「買一送一」
3. セール表示「8折」
4. 打卡(ダーカー)をして得しよう
5. 免税制度を利用してお得に買い物
6. 「悠遊卡」でバスやMRT鉄道を賢く利用しよう
7. コンビニに行こう
8. 弁当を食べよう