カナダで最大の都市であるトロントは、人種のモザイクとも呼ばれるほど様々な国からの移民の人々で賑わっています。治安も良く、世界中から旅行で来る人々も多く最近では日本人観光客の方も多く訪れる都市です。今回は、現地在住の筆者が、トロント観光を2泊3日で超満喫する9つのコツをご紹介します。
トロント観光を2泊3日で超満喫する9つのコツ
1. 2泊3日で色々な国に行った気分になれる!
カナダは世界でも有数の移民の国です。特にトロントには100以上の民族が共存し合い、コリアタウン、チャイナタウン、ポルトガルタウンにイタリアタウンなど80以上ものエスニックタウンが存在するので、その時の気分によって色々な国の本格的な料理を楽しむことが出来ます。また英語の他に母国語を話す人々も多いので、15分程歩くと急に違う言語が聞こえてきたりするのも面白いです。自分の母国に誇りをもっている人々も多いので、ワールドカップやオリンピックの時期になると自分の家の前や車に大きい国旗を飾り応援をします。文化や習慣、肌の色が全く違う人々ですがみんなでお互いを認め合い楽しく生活しているのもトロントの特徴です。
2. 1日乗り放題パスを買うべし!
トロントにはTTCと呼ばれる電車、バス、ストリートカーが生活するのに欠かせない市民の足となっています。それらは距離や時間に関わらず1回一律$3(300円位)で乗車する事が出来ます。もしあなたが1日4回以上乗る場合は$11.50(1100円位)のデイパス(Day pass)をお勧めします。これを持っていればTTCと呼ばれる全てのものに1日好きなだけ乗れます。日本ではあまり見かけないストリートカー(路面電車)は町並みを眺めながらゆっくりと快適に乗れる事間違いなしです。電車では通れない部分はバスとストリートカーで殆どカバーされているのでとても便利です。ただしTTC以外(トロント以外)では使用する事が出来ないのでもし分からなかったら必ず乗車前にデイパスを見せて確認しましょう。
3. バスを駆使しナイアガラにいくべし!
カナダといえばあなたも一度は聞いた事があるとおもいます、そう“ナイアガラの滝”。アメリカとカナダの国境付近にある北米で最も規模のある滝です。あまり知られていませんが、ナイアガラの滝はアメリカ滝、カナダ滝、ブライダルベール滝と3つの滝から出来ています。夏には船に乗り、滝のふもと付近まで近づく事が出来ます。冬に行くのはとても寒いですが運が良ければ滝の水が全て凍る幻想的な景色が見られる事もあります。
ナイアガラの滝がある場所はトロントから車で1時間半程行った場所にあります。トロントから電車で行くと一番近くの駅から滝までは30分前後かかるので最初からバスで行くことをお勧めします。料金も現地でツアーなしのを申し込めば往復$20~$30で行くことが出来、本数も1日何本も出ています。ぜひ最大規模のナイアガラの滝を堪能して下さい。
4. どの季節に行くか決めるべし!
カナダと聞いて皆さんが思い浮かべる事はとっても寒い場所ではないでしょうか?トロントはカナダで三番目に温暖な都市とも言われていますが、やはり冬は極寒です。日本と同じで春夏秋冬があるので夏の時期になると30度前後と暖かい日が続きます。ただ夏はとても短く冬が長いのが特徴なので自分がトロントで何をしたいか目的によって時期も変わってくるかと思います。もし人々と触れ合いテラスでお酒を楽しんだりしたいのであれば断然夏をおすすめします。または寒くても雪やクリスマスマーケット、屋外の無料スケートリンクなどを楽しみたい方は冬をお勧めします。それぞれの季節にいい点はありますがやはり一番寒い日だとマイナス30度近くあるので個人的には夏が好きです。飛行機はトロントには羽田と成田から1日1便づつの計2便で到着時間も17時前後とほぼ同じです。
5. トロントで注意すべき点!
トロントは日本とは違う点が沢山あります。知らずにしてしまい罰金や警察のお世話になってしまっては困りますよね。満喫する為にもある程度のマナーを知っておきましょう。
まず日本と一番違うのはお酒とタバコに関してです。日本では居酒屋やコーヒーショップの中でタバコが吸えるお店がありますが、トロントは一切ありません。室内完全禁煙です。自分の家でさえ室内では一切吸ってはいけません。なのでタバコを吸いたい方は灰皿がある場所を見つけその付近でしか吸うことは許されていません。またお酒に関しても、日本では花見の時期になるとよく外でお酒を飲んでいる光景を見ますがトロントでは屋外での飲酒は一切禁止です(自分の家の庭やバルコニーを除く)。夏になると公園では警察が見回りをしているくらいです。もしトロントに行く際はしっかりマナーを守りましょう。
6. プライドパレードは世界でも最大級!
カナダは同性愛の人々が結婚をする事を認められている国です。なので街中を見ていても女性同士や男性同士で手をつないでいる光景は日常茶飯事です。そしてこの様な人々の為にあるのがトロントで毎年6月に開催される“プライドパレード”というものです。このパレードは同性愛の人々の反差別などを求めたもので、暗いパレードではなくみんなそれぞれ思い思いのコスチュームで音楽に合わせて踊りながらパレードしていくものです。時には刺激的な服装の方々も居ますが、これもまた日本では見るこ事の出来ない貴重な体験なのではないでしょうか。
7. 公園でリラックスしてカナディアン気分!
先ほども挙げた様にトロントの夏はとても短いです。6月中頃に暖かくなり8月の中頃から少しずつ涼しくなっていくので2ヶ月ほどです。その為、トロントに住んでいる人々はその2ヶ月で1年分エンジョイします。特に好きなのが公園でリラックスする事です。トロントは緑が多くあちらこちらに公園があります。コーヒー片手にただ会話だけを楽しんだり芝生に寝転がって本を読んでみたりとそれぞれです。観光で来るとどうしても何処かに行かなきゃという気持ちになってしまうのは分かりますが、その土地の人々がしている事を真似るのも旅行の醍醐味ではないでしょうか。
8. 1日1杯のコーヒーを飲もう!
トロントで待ち行く人々を見ていると殆どの人が片手にコーヒーを持っています。朝の出勤前、ランチの後、帰宅途中と一日に3杯以上飲む人は沢山居ます。仕事に遅れてでもコーヒーを買うという人もいるくらいです。日本と同じ様にスターバックスコーヒーは有名ですがやはり毎日飲むには少々お高いですよね?そこで毎日コーヒーを飲む人の強い味方がTim Hortons(ティムホートンズ)です。1杯100円程度とお得なので周りを見渡すとみんなここのカップを持っています。Tim Hortonsはカナダの会社なので、あちらこちらで目にすると思います。是非見かけたら1日1杯飲んでみてはいかがでしょうか。
9. 恥ずかしがらずに英語を喋ろう!
冒頭でもあったようにトロントは世界でも有数の移民の国です。カナダ以外の出身の人が多いので英語が苦手な人や喋れるけれどネイティブではない人が沢山居ます。なので英語が苦手な人にとっては凄く優しい都市である事は間違いありません。店員さんも英語が苦手だったり、苦手な人を沢山接客していたりするので、どんなにつたない英語でもみんな最後までゆっくりちゃんと話を聞いてくれます。そして理解しようとしてくれます。日本人にとって英語は特に苦手とする人や喋るのが恥ずかしいと思う人も居るかもしれないですが、せっかくの旅行です。ぜひ現地のお店に入ったり、色々な人に積極的に話し掛けてみて下さい。そうする事であなたの旅行は一層、濃いものになる事間違い無しです。
まとめ
いかがでしたか?
トロントという都市で短期間でも色々な人種の人と触れ合うことにより、自分の感性がより一層高まるような楽しい滞在ができるのではないでしょうか?みなさんが新しい世界をここトロントで発見出来る事を願っています。
トロント観光を2泊3日で超満喫する9つのコツ
1. 2泊3日で色々な国に行った気分になれる!
2. 1日乗り放題パスを買うべし!
3. バスを駆使しナイアガラにいくべし!
4. どの季節に行くか決めるべし!
5. トロントで注意すべき点!
6. プライドパレードは世界でも最大級!
7. 公園でリラックスしてカナディアン気分!
8. 1日1杯のコーヒーを飲もう!
9. 恥ずかしがらずに英語を喋ろう!