現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツ

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツ

12月になるとどこもかしこもクリスマスカラーで楽しそうですね。赤い服のサンタクロースの飾りとクリスマスソングが流れる街は、冬の風物詩となって久しいですが、さて、ヨーロッパのクリスマス、特に古き良き伝統を重んじるイギリスではどうなのか、ご存知ですか?

 

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツ

 

1. クリスマスの時期

12月24日のイブと25日のクリスマス。実はイギリスでは、クリスマスを一年で一番大きなものを考えている家庭が多く、日本でいえば、お正月とクリスマスとお盆が全部その日にやってくるようなものです。

 

2. 現地の人にとってクリスマスとはどんなものか

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツ家族で

これは、間違いなく一年に一度の一大イベントです!12月25日に配らなくてはいけないプレゼントのために7月からアルバイトをしてお金を貯める人が結構いますし。ロンドンには、地方から出稼ぎの人たちが「12月のクリスマスのために」と頑張って働いている方もおり、その気合の入れ方ときたら驚かされます。日本と同じように、クリスマスの時期には電飾で飾る家などもあり、そういった家は間違いなく近所の人たちの観光スポットになります。そして、評判が評判を呼び、毎年行わなくてはいけなくなり、やめるにやめられなくなったという家もあるそうです。11月にはクリスマスカードを用意し、12月1日までにはアドベントカレンダーを用意します。アドベントカレンダーとは、12月1日から12月24日までの間それぞれの日付にお菓子を入れてカウントできるというカレンダーです。「もう~い~くつ寝~る~と~クリスマス~」というものを体感しながら数えられる優れもの。毎日ひとつずつ開けていく、というものですが、初日に全部食べちゃう子もいるそうです。

 

3. クリスマスのときに食べる食事やデザート

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツターキー

日本では、クリスマスと言えばチキンですが、イギリスでは、やはり七面鳥です。スーパーには冷凍物が売られていて、日本で買うよりもはるかに安いです。日本ではローストチキンという、鶏の肉の丸焼きがありますが、こちらではローストターキーという名前で七面鳥の丸焼きがメインとなります。また、七面鳥の付け合せはマッシュポテト、芽キャベツ、グリーンピースなど。グランベリーソースをかけていただきます。そしてデザートですが、日本ではクリスマスケーキ、イギリスではクリスマスプティングと言われるケーキを食べます。こちらは、日本のような生クリームなどであしらわれたものではなく、お椀型のプティングで、中身は、細かく刻んだレモンの皮、みかんの皮、干しチェリー、干し葡萄に、小麦粉、バター、ブランデーと黒砂糖が入っています。素朴な味わいですが、これこそ伝統的なイギリスのケーキといえるでしょう。

 

4. 現地の人の過ごし方

主に家族や親戚が集まってパーティーというのが一般です。また、若い人たちは、仲の良い人たちで集まってパブに行って食事をします。これを「クリスマスディナー」と呼びますが、クリスマスディナーは主に昼間に行うところもあるので、時間を間違えてしまう日本人が続出しています。友達とクリスマスディナーをする場合は時間に注意しましょう。また、クリスマスは、大人も子供も天真爛漫な時間を過ごしてもOK、とばかりに紙で作った王冠をかぶって、御馳走のローストターキーを食べ、クラッカーを引っ張っておまけのおもちゃをみつけたり、なぞなぞが書かれた紙でゲームをしたり。なかなかと楽しいことをやっています。イギリスのクリスマスは、食べて、飲んで、また食べての繰り返し。家族の時間を大切にするのです。

 

5. 英国のクリスマスでの服装とは

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツクリスマスカード

イギリスのクリスマスは、あくまでも家族で過ごすというのが一般的です。ですが、もしクリスマスパーティーに呼ばれたら、必ず用意しておかなくてはいけないものがあります。それは、「クリスマスカード」と「プレゼント」です。実は、イギリスに限ったことではありませんが、パーティーには必ず何かを持っていくことが暗黙の了解ですので、これだけは忘れないようにしましょう。また、パーティーのときのおよばれでは、少しおしゃれしていくのが普通です。男性ならジャケット、女性ならワンピースなどがいいでしょう。

 

6. クリスマスに開催されるイベントの特徴

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツハイドパーク

(1) ロンドンっ子が注目する素敵な場所 ウィンターワールド
ロンドンのハイドパークに出現する移動遊園地とクリスマスマーケット。11月下旬から1月初旬まで開催されています。ですが、12月25日はお休みですので注意してください。出店が夜遅くまで開いており、ホットワインを片手に店を散策するのが風物詩となっています。

(2) 冬のバレエシーズンには欠かせない演目「くるみ割り人形」
クリスマス時期の「くるみ割り人形」のバレエ公演。12月の中旬ごろから、英国ロイヤルバレエや英国ナショナルバレエで行われる人気の演目です。これを見ないとクリスマスとはいえない、という人がいるほど、イギリスではお馴染みの公演です。バレエに馴染みがないという方ならぜひ一度、英国でバレエを鑑賞されることをお勧めします。

(3) クリスマスと言えば?やはり「クィーンズスピーチ」
エリザベス女王陛下のスピーチが毎年クリスマスの日に流されます。そのウィットに富んだスピーチは、なるほどさすがイギリス女王陛下だなと思わずにはいられません。

 

7. 日本人がクリスマスに現地へ訪れた時のおすすめの過ごし方や観光地

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツボンドストリート

(1) クリスマスの英国旅行は要注意
日本人が英国を旅行に来た場合どうすればいいのか?ですが、実はクリスマス時期は、25日は交通機関がほぼ動きません。英国は元よりヨーロッパでは博物館、美術館などが休みのところが多いです。12月24日の夜から12月25日は、出歩かない方がいいでしょう。そして12月26日はボクシングディという休日。この日から1月1日まで休日運行となりますので、交通機関の動きは鈍ります。そして、お店も空いていないところが多いので、食事をするところなどは事前に考えておかないといけません。

(2) クリスマス時期にお勧めの場所、それは無料のアトラクション
また、教会のミサは、入ったあと、出られない、いや出にくいという状況になりますので、お勧めいたしません。ですが、ミサ前の24日の教会の飾り付けは、やはりさすがキリスト教の国、というもので異国のクリスマス気分が味わえます。そして、この時期の風物詩と言えば、イルミネーション。英国のクリスマスは決してにぎやかなものではありませんが、静かな町のイルミネーションも乙なものです。ボンドストリートやハロッズのイルミネーションを見に行くのもいいでしょう。

(3) 交通機関が休みでも、バスツアーがある!
せっかくのクリスマス、どこにも行かないっていうのはちょっとさびしい。そんな時は、現地出発の観光バスツアーなどはどうでしょうか。ロンドン市内ツアーだけでなく、カンタベリーやバース、ストーンヘンジの観光ツアーなど目白押し。気になるツアーは日本からでも予約できるので、イギリス観光を満喫しましょう。25日に移動のときには必ず送迎の予約もお忘れなく。

 

まとめ

いかがでしたか?
イギリスは冬の日照時間が短く、午後4時には陽がどっぶりと暗くなります。夜道にはくれぐれもご用心ください。では、楽しいイギリスのクリスマスをお過ごしください。

 

現地在住者に聞くイギリスでクリスマスを満喫する7つのコツ

1. クリスマスの時期
2. 現地の人にとってクリスマスとはどんなものか
3. クリスマスのときに食べる食事やデザート
4. 現地の人の過ごし方
5. 英国のクリスマスでの服装とは
6. クリスマスに開催されるイベントの特徴
7. 日本人がクリスマスに現地へ訪れた時のおすすめの過ごし方や観光地

 


あなたにおすすめの記事!

タイトルとURLをコピーしました