カナダの西の玄関口バンクーバー。2010年、冬季オリンピックが行われたことでも記憶が新しいでしょう。カナダの雄大な土地や自然、そして治安も良いことからそこには多くの日本人観光客や日本人移住者、留学生があとをたちません。日本人から見るとカナダの冬はとても寒いイメージ。でもよく調べて行くとバンクーバーには雪が降らない??そんな意見もちらほら 。そんなあんまり詳しくは知られていないバンクーバーの天気ですが、旅行前の持ち物準備など、バンクーバーの天気を知るともっともっと効率よくバンクーバーを楽しむことができます。旅行のベストシーズンはいつ頃なのかも知りたいですよね。そこで今回は、バンクーバーの天気を徹底分析し、旅行前に知りたい6つの特徴をご紹介します!
バンクーバー天気を徹底調査!旅行前に知りたい6つの特徴
1. バンクーバーって一体どこにあるの?
ブリティッシュコロンビア州の中でも一番の大都市バンクーバー。人口約200万人の街で、昔から移民が多く、イギリスやフランスの植民地だったこともありヨーロッパ人が多いのが特徴です。最近では南米やアフリカからの移民も増えてきてる中、太平洋に面してるので中国や韓国、日本からなどアジアからの移民もかなり多くなってきています。カナダにいる約30パーセントの日本人がバンクーバーに住んでいると言われています。そのため日本食レストランや日本食ストア、日本人経営の美容室などが数多くあり、日本人にとっても住みやすい都市だと言えます。
他にも移民が多いので世界各国のレストランが本場の味で食べられる、カナダ屈指のグルメタウンの街としても有名です。日本から直行便飛行機に揺られて約9時間。アメリカとの国境が近く、すぐ下に約二時間車を走らせるともうそこはアメリカ、シアトル。そんなカナダの西に位置し、太平洋に面する港湾都市のバンクーバーです。
2. バンクーバーの四季
カナダはとても寒い国というイメージがありますが、バンクーバーは比較的一年を通して穏やかな天候に恵まれています。バンクーバーにいても日本と同じように四季が感じられるのです。そしてバンクーバーの季節は大きく分けると乾期と雨期の二つに分類されます 。5月から10月の乾期の時期は雨量も少なく、夏でも30度超えることは滅多にありません。そして11月から4月は雨期になりますが、氷点下になることも少ないです。皆さんが気になるそんなバンクーバーの素晴らしい四季!をここで詳しくご紹介します。
◆バンクーバーの春
長い冬を越え、ようやく春がやってきます。4月に入るとどんどん気温が上がり始め、最高気温は平均10~16度前後、最低気温も平均3〜8度前後と暖かい春と言えます。バンクーバーではたくさんの花が咲き誇り、日本の代表的な桜もここ、バンクーバーで見ることができます。バンクーバーに住んでいる日本人を中心にした桜のイベントもバンクーバーでは毎年行われています。桜の開花はちなみに日本より早いくらいです。そして特にこの時期は、バンクーバー属するブリティッシュコロンビア州の州花であるハナミズキが満開に咲き誇り、バンクーバー市民を楽しませています。この時期の観光は多くのキレイな花も見れ、寒くもなくバンクーバー旅行のベストシーズンとも言えるでしょう。◆バンクーバーの夏
バンクーバーの夏は寒くもなく、暑くもなくかなり過ごしやすい夏と言えます。初夏の6月は晴天も続き、毎日が過ごしやすい天気です。6月から気温が上がり始め、7月、8月の平均最高気温は22~25度前後、平均最低気温も11~15度前後。バンクーバーは湿度が低いため、いくら暑い30度近く最高気温がいく日でも暑くは感じません。 日本にみたいに湿度も気温も高い、ジメジメした暑さではないのです。多くのカナダ人は夏の避暑地目当ての旅行で、バンクーバーに訪れる人もいます。◆バンクーバーの秋
バンクーバーの秋はとても短く終わってしまいます。9月からは少しずつ気温が下がり始め、周りの木々が紅葉を始める時期です。バンクーバーの9月、10月の平均最高気温は13〜18度前後、平均最低気温は6〜10度前後です。気温は冬に向け寒くなってはきていますが、晴天が続く秋、この時期は多くの観光客がこの有名な紅葉を見に訪れます。◆バンクーバーの冬
さてバンクーバーの長い冬がやってきます。今世界では地球温暖化が進み、今までにない集中洪水など、気候異常が発生したケースもここ近年は見られます。ここバンクーバーでは年々、冬が長くなっているのが現状です。11月から3月までは冬と言っても良いでしょう。平均最高気温は6〜10度前後、平均最低気温は0〜3度前後と、他のカナダに比べると氷点下になるのはあまりないので、カナダの中では冬は寒くない地域だと言えます。そしてバンクーバーは雪が降るというよりも、この時期は雨期になります。この時期は毎日雨が降っていて空もどんよりしています。
3. 冬のバンクーバーの必需品!
さきほどもお伝えしたように冬のバンクーバーは雪がほとんど降りません。太平洋側に面しているので暖流の影響が多く、そのかわりというのも変ですが、11月から3月は長い雨期に入ります。気温は真冬でも気温は東京よりもほんの少し寒い程度。 ただ雨量は10月から3月までの雨量は平均で100ミリを超え、日本の梅雨の時期を上回る雨とも言われています。念のため、カナダの大都市トロントでは、同じ時期の降水量は平均で10ミリを下回ります。
ここでわかったように、それだけバンクーバーは雨が多いのです。なのでこの時期の雨具は必須。傘以外にも、レインコートなどを持参したほうがいいケースもあります。
4. バンクーバーへの旅行のベストシーズンはいつだ?
さて四季を通してバンクーバーの一年の天気がわかったところで、バンクーバーへ行く旅行のベストシーズンは一体いつなのでしょうか?春のシーズンはさきほどお伝えしたように、天気も晴天が続き、温度も上がるのでいいシーズンと言えるでしょう。夏はそれほど暑くないバンクーバー。暑い中、旅行なんてしたくないですよね?夏はほとんど雨も降らないので旅行にはベストシーズンです。そして秋。秋も紅葉が見事に素晴らしく、天気も10月中旬の雨期に入るまでは、天気がいい日が続きます。気温もそこまで低いわけではないので一枚ジャケットを持って行くだけで大丈夫な気候です。問題は冬ですよね。バンクーバーの冬は雪ではなく、雨の時期とお伝えしました。毎日がどんよりした天候でちょっと気分も下がりがちです。ですがバンクーバーの近くににはスキー場などがたくさんあります。冬のスポーツをする人にとっては、あまり寒くならないバンクーバーは冬の観光にはいい場所とも言えるでしょう。
以上、4月から10月までは天候も良好でバンクーバー旅行にはベストシーズンと言えます。11月から3月の雨期はあまりおすすめはしませんが、気温が氷点下以下にならないという部分ではいいかもしれません。
5. バンクーバーでの夏の必須アイテム!
豊かな自然と隣り合わせのバンクーバーには、自然に触れ合うアクティビティが盛りだくさん。せっかくバンクーバーに来たのに、こんなアクティビティを経験しないで帰るのは本当にもったいないことです。湖や山や森、休日ともなるとバンクーバー市民はサイクリングをしたり、ハイキングをしたりして楽しんでいます。そんな自然と触れ合うのも観光客には人気です。そこで夏のバンクーバーでの必須アイテムは、そして日差しが強くなることもあるため、帽子、日焼け止め、サングラス、水分補給などを忘れずに、思う存分バンクーバーでのアクティビティを楽しんではいかかでしょうか。
6. 天気が悪いときに便利な交通手段
だけどせっかくの旅行、外は雨だけど濡れながら観光するのはいやですよね?バンクーバーにはとても便利な、トランスリンク社から出ている1日券(Day Pass)とうのがあります。市バス、スカイトレイン、市バス、三つの交通機関をこの券さえあれば何回でも乗ることができます。ある意味、この券さえ買っておけば、バンクーバーどこへでも行けちゃうのです。チケットはスカイトレイン、市バスの各駅に設置されている自動券売機で購入できる他、町中の売店やドラッグストアなどでも販売されています。料金は大人9.75カナダドル、シニア、子供が7.50カナダドルで一日乗り放題の券になります。
他にも観光客におすすめなのが、市バスやスカイトレインなど公共機関を使うと共に、バンクーバートロリーバスやビックバスといった観光バスでバンクーバーの主要土地を回るコース。バンクーバートロリーバスは、昔懐かしいトロリーバス。一方、ビックバスは二階建てのロンドンバス。どちらも乗客は停車場所どこでも乗り降り自由です。
まとめ
バンクーバーはカナダのトロントやモントリオールに次ぐ、カナダでは第三の規模を持つ大都市でありながら、海や山そして森など自然を身近に感じられる都市でもあります。世界で一番住みやすい都市ランキングでは、毎年上位を賑わす常連で、2014年度は第三位に選ばれたバンクーバーです。そんなバンクーバーの今回は天気を徹底分析しましたが、いかがでしたでしょうか?色々とちゃんと詳しく調べてみないとわからないことがたくさんありました。今回のを参考に、バンクーバー観光を素敵なものにしてください。Have a nice flight!
バンクーバー天気を徹底調査!旅行前に知りたい6つの特徴
1. バンクーバーって一体どこにあるの?
2. バンクーバーの四季
3. 冬のバンクーバーの必需品!
4. バンクーバーへの旅行のベストシーズンはいつだ?
5. バンクーバーでの夏の必須アイテム!
6. 天気が悪いときに便利な交通手段