イギリスの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント!

(James Cridland)

海外旅行をする際、予算を考える上でも旅行先の物価が日本と比べてどうなのかは気になるところ。世界中から多くの観光客が集まるイギリスは、一般的に物価が高いことで有名で、イギリス旅行を計画している方にとって、滞在の際の予算をどの程度見積もればよいか不安になることでしょう。

そこで今回は、あなたの不安を払拭できるよう現地在住の筆者がイギリスの物価事情について詳しくご紹介します。

 

イギリスの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント!

 

1. 物価は地域によって違う

日本でも東京や大阪などの大都市圏と地方では物価が大きく異なりますが、イギリスも同様、ロンドンなどの大都市圏では物価が東京並み、もしくは東京以上の高さですが、ロンドンから電車で1時間ほどの離れた地域に行けば、物価がぐっと下がります。

たとえば、ロンドンのパブでグラスワインを注文すると、レギュラーサイズが5ポンド(1ポンド=約150円)以上ですが、地方に行けば、5ポンドでラージサイズのグラスワインを堪能することができます。ただ地方に行っても、観光名所の場合は、観光客目当てに物価が高い場合もありますので、注意しましょう。

 

2. ロンドンのホテルの料金は東京以上に高い

先の項目でもお伝えしましたが、ロンドンの物価は東京とほぼ同じぐらいですが、住居やホテルなどは東京以上の高さとなっています。たとえば日本のビジネスホテルのようなホテルでも1泊60ポンド以上でありなが、バスタブはなしのバスルームで、部屋でWiFiを使えない、もしくは使用するには別途料金が発生するということがほとんどです。

もしロンドンである程度快適なホテル滞在を希望するのであれば、1泊80ポンド以上の予算を見積もっておくことが必要でしょう。

 

3. サンドイッチとコーヒーで1000円?

イギリスは外食費が高いことでも有名です。通常カフェラテやカプチーノは3ポンド程度が相場のため、たとえば、カフェで軽くランチと思って、コーヒーとサンドイッチを食べただけで、7−8ポンドかかってしまいます。

また、イギリスを代表する料理として有名なフィッシュアンドチップス。丸ごと揚げられた鱈にたっぷりのチップス(ポテトフライ)添えられた料理で、一皿でお腹いっぱいになりますが、レストランやパブで食べると10ポンド以上かかります。

イギリス滞在中、毎食外食していると、食費が高くなりますので、たとえば朝食込みのホテルやB&Bなどに滞在すると、少し食費を安く抑えることができるでしょう。

 

4. 食料品は日本より安い

先の項目でイギリスは外食費が高いことをご紹介しましたが、スーパーで販売されている食品全般は日本と比べて安価であることがほとんどです。特に野菜などは日本よりサイズが大きいのに値段は安く、たとえばきゅうりは日本のきゅうりの3倍ぐらいの大きさでありながら、1本50ペンスほどです。

また、イギリスの消費税(VAT)は20パーセントと日本に比べて高い税率ですが、生活に最低限必要なものに対しては税率が低くなっています。そのため、パンや牛乳などは生活に必要最低限必要な食品とみなされているため、日本より安く、パン1斤が80ペンスほどで購入可能です。そのため、自炊のできる滞在先を選ぶと、滞在中の食費を抑えることができます。

 

5. どこで買うかで大きく違う

イギリスでは、買い物をする際、どこで買い物をするかによって値段が大きく変わってくることが珍しくはありません。イギリスは未だクラス社会の名残があるため、スーパーでも上流階級が愛用するスーパー、労働者階級が愛用するスーパーがあり、同じ商品でもスーパーによって値段が変わってきます。

また、イギリスには日本のようなコンビニエンスストアはありませんが、オフライセンスと言って、早朝から夜遅くまでオープンしている、食品から生活用品まで扱っているショップが街のいたるところにあります。そのようなショップは街中いたるところに点在しており、オープン時間も長いため、便利ですが、その分スーパーよりどの商品も割高であることがほとんどです。

なお、旅行の際には必須の変換プラグなども、つい便利なため空港などで購入しがちですが、空港で購入すると割高になります。変換プラグなどは街中のスーパーや電気屋などに販売されているため、そのようなショップで購入したほうが安価になります。買い物をする際は、どこで購入するかを注意してみるとよいでしょう。

 

6. 子供服は税金がかからない

イギリス旅行の際、ショッピングを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?イギリスならではの有名ブランドショップで買い物するのも楽しいですし、またイギリスではファストファッションショップが人気があり、日本未進出のショップもあるため、そのようなショップで激安グッズを購入するのもイギリスでのショッピングの醍醐味です。

また、先の項目で商品によって消費税の税率が異なることをご紹介しましたが、イギリスでは子供服に消費税はかかりません。子供服もティーンエイジャーサイズのものは、大人でも小柄であれば着用可能ですので、もちろん小さなお子様へのお土産としてイギリスらしいデザインの洋服を購入することも可能ですが、自分用に購入してみることも可能です。

 

7. 交通費は賢く購入・利用すれば安くなる

イギリスの交通費はけして安くはありません。しかしチケットの購入方法を少し工夫し、また賢く利用すれば、交通費を安くすることが可能です。

たとえばロンドンを訪れる場合は、まずオイスターカードを購入するようにしましょう。オイスターカードとは日本のスイカのようなもので、事前にお金をチャージして利用します。

ロンドン市内を移動する際は、地下鉄(通称チューブ)、またロンドン名物の赤い2階建バス(ダブルデッカー)を利用することになりますが、現在バスは現金での支払いができないため、オイスターカードが必須です。また地下鉄も現金でチケットを購入すると、オイスターカードを利用するより割高になります。

また、オイスターカードには「デイリーキャップ」というものが設けられており、これは1日ある程度の金額まで利用すると、それ以降はどれだけオイスターカードを利用してもその金額以上は支払わずに移動が可能です。

なお、地方へ旅行する際も、旅行当日にチケットを購入すると割高になりますが、事前に購入すれば安価なチケットを購入可能です。またチケットの購入はオンラインで可能なため、日本でも購入が可能です。

 

まとめ

いかがでしたか?イギリスの物価事情についてご紹介しました。イギリス旅行を検討されている方は、ぜひ上記を参考にしつつ、現地の予算や両替をいくらにするかなど、綿密にご計画くださいませ。

なお、イギリスの通貨については「イギリス通貨を徹底調査!旅行前に知りたい6つのポイント!」にまとめましたので、合わせて読んでみてくださいね!

 

イギリスの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント!

1. 物価は地域によって違う

2. ロンドンのホテルの料金は東京以上に高い

3. サンドイッチとコーヒーで1000円?

4. 食料品は日本より安い

5. どこで買うかで大きく違う

6. 子供服は税金がかからない

7. 交通費は賢く購入・利用すれば安くなる

 


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