ベトナムの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

(DAVID HOLT)

ベトナム旅行を考えているあなた!ベトナムの通貨のこと、どのぐらい知っていますか?空港や現地で両替や買い物をするときに、お金の基本的な知識を持っていることでトラブルを防ぐことができます。そこで今回は、ベトナムの通貨の種類や注意点、またおすすめの両替方法などをご紹介します。

ベトナムでトラブルに遭わないためにも、旅行前に予習しておきましょう。

 

ベトナムの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

 

1. ベトナムの通貨はどんな通貨?

ベトナムの通貨はベトナムドンといい、「VND」もしくは「đ」と表記されます。ここ数年のインフレにより、小額紙幣の流通は減少してきました。現在、流通しているベトナムドンは以下の通りで、すべて紙幣です。

200ドン
500ドン
1.000ドン
5.000ドン
10.000ドン
20.000ドン
50.000ドン
100.000ドン
200.000ドン
500.000ドン

その他、100ドン札もありますが、現在はほとんど流通していません。

ご覧の通り桁数が多いので、10.000ドン以上は下3桁の0を省略して「10」と言ったり、「10k」(1k=1000の意味)と書いたりします。ちなみに区切りはコンマ「,」ではなくピリオド「.」を使います。以前は200ドン〜5000ドンの硬貨もあったのですが、今ではそれらも紙幣に変わり、硬貨はほとんど使われなくなりました。10.000ドン札以上は材質がポリマーのため、うっかり洗濯してしまっても大丈夫です。

 

2. 破れた紙幣、汚れた紙幣

破れにくいポリマー紙幣ですが、たまに破れた紙幣も見かけます。また、5.000ドン以下の紙幣は普通の紙なので、ボロボロになったものも多いです。お釣りはその場でしっかりと確認し、中に破れた紙幣があった場合は、遠慮せず替えてもらいましょう。破れた紙幣はどのお店でも受け取ってもらえません。価値のない紙切れと同じになってしまいます。セロハンテープで留めてあるものもありますが、使えません。同様に、ボールペンで落書きがしてあったり、コーヒーのシミが付いているものもです。破れているものよりはバレずに使えることが多いですが、厳密には使用できません。

万が一、手元にそのような紙幣がある場合は、銀行で新しい紙幣に替えてもらえますが、手間がかかるので、お釣りを注意深くチェックしましょう。

 

3. 日本円への換算の仕方

ベトナムドンから日本円への換算方法は、比較的簡単です。「0を2つ取って、2で割る」です。例えば、

10.000VND=50JPY
(10.000の0を2つ取り→100を2で割る)

500.000VND=2,500JPY

のようになります。他にも、「0を3つ取って、5をかける」という方法もあります。あなたの計算しやすい方法で換算してみてください。

 

4. オススメの両替

日本円からベトナムドンへは、必ず現地で両替しましょう。日本の空港では非常にレートが悪いです。また、米ドルからベトナムドンへの両替の方がレートが安定している場合が多いので、円高などの状況を見て、日本で米ドルに替えてから、現地でベトナムドンへ替えるのも一つの手です。現地の空港の両替所は、それほどレートは悪くありませんし、あまりトラブルも聞きません。空港で必要分を両替してしまっても良いでしょう。ホテルでの両替は、ホテルによりレートが様々です。街中には両替所も多く見られますが、トラブルも多いので注意しましょう。レートの確認、総額の確認、受け取った金額の確認、お札が破れていないかの確認が基本です。急かされても焦らずきちんと確認しましょう。

在住者もよく利用する、レートの良い両替所は宝石商店です。ハノイでは旧市街のHàng Bạc(ハンバック)通りに並んでいます。ほとんどのお店で両替は可能ですが、日本円を受け取ってもらえないお店もありますので、聞いてみましょう。ホーチミンではベンタイン市場のすぐそばにある宝石商店です。Phan Chu Trinh(ファンチューチン)通りとNguyễn An Ninh(グエンアンニン)通りの交差点にあります。いずれも観光地に近く、アクセスしやすいです。ここでももちろん確認は怠らないようにしましょう。

 

5. お釣りは飴玉!?

スーパーなどでは、1.000ドン未満の端数は四捨五入されることがあります。200ドン札や500ドン札を持っている場合はもちろん利用できますが、持っていない場合はお釣りを期待しないでください。 小額紙幣は流通が少ないため、スーパーでも持ち合わせていないことはよくあります。その代わり、お釣りで200ドンや500ドンの端数があった場合、飴玉やガムを渡されることがあります。不要な場合はもちろん断ることはできますが、お釣りの代わりですので有難く受け取っておきましょう。

 

6. 間違いやすい紙幣

ベトナムドンは、100ドン札以外すべてホーチミン主席の肖像が描かれています。それぞれ紙幣の色が異なりますので、パッと見て分かりやすくはなっているのですが、中には間違いやすいものもあります。

まずは10.000ドン札と200.000ドン札。両方とも黄色がかった色をしており、間違いやすいです。そして20.000ドン札と500.000ドン札。こちらは両方とも水色です。特に間違えやすいのが夜のタクシーでの支払いです。

悪いドライバーにあたると、そのまま受け取られることもありますし、ドライバー側も気づかない場合もあります。50円や100円のつもりで渡したお金が1,000円や2,500円だった場合、とてもショックですよね。焦らずきちんと確認してから出しましょう。

 

7. タクシーで騙されないために

旅行者にとって、桁数の多いベトナムドンは、タクシーでのぼったくり被害に遭いやすいです。タクシーのメーターは会社によって様々ですが、多くは下2桁を省略した金額が表示されています。25.000ドンの場合、「25.0」と表示され、その後ろに小さく「00」と表示されているものもあります。

しかし悪質なドライバーだと、「250」と見せかけて 250.000ドンを請求してくる人もいます。観光客ならわからないだろうと思われているからです。タクシー会社によっては全桁表示されていたり、下3桁を省略しているところもありますので、「.」の位置を注意深く確認しましょう。

ちなみに、初乗りは大体5.000〜12.000ドン(≒25〜60円)程度です。ハノイ市内であれば、30分乗っても大体80.000〜100.000ドン(≒400〜500円)くらいです。

 

まとめ

いかがでしたか?
桁数に悩まされるベトナムドンですが、覚えてしまえば日本円に換算しやすくわかりやすいです。両替でもお会計のときでも、焦らずゆっくりと確認することで、トラブルや間違いを避けることができるでしょう。この記事を読んでトラブルを未然に防ぎ、あなたのベトナム旅行が素敵なものになれば幸いです。

 

ベトナムの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

1. ベトナムの通貨はどんな通貨?
2. 破れた紙幣、汚れた紙幣
3. 日本円への換算の仕方
4. オススメの両替
5. お釣りは飴玉!?
6. 間違いやすい紙幣
7. タクシーで騙されないために

 


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